第3話
そしてなんとか寝て過ごし、午後の授業も終わる。
周りは授業が終わったからなのか、にぎやかだ。
そんな中、授業が終わるとさっさと帰るため帰りの準備を始める。
特に部活など入っていないため早めに終わらせて家でのんびりしたいものだな……
そう思いながら帰りの準備を終わらせる。
準備を終わらせると特に何もないためぼーっとしながら一日を振り返る。
特に話しかけてくることもなかったな…まぁそれほど興味がないってことだろう。
そういえば、放課後呼ばれているんだったな…。
行かないっていうのは可哀想だけど、少し待ったらすぐ帰るだろうし、罰ゲームをわざわざ受けるほど愛想良くないからな。笑いものにされたいやつなんて誰もいないだろ。
しかし、明日なんか言われないように言い訳をつくらなければいけないのは嫌だが…
そう考えていると女子クラスメイトがこっち方面に歩いてくる。
目線が俺と合っているため俺に用事でもあるんだろうか?
そして俺の前へ立つ。
少し緊張しているだろうか、顔は固まっているように見える。
友達もいないような俺に話すのはさすがにきついんだろうか…?
そうネガティブ思考で考えていると話しかけてくる。
おどおどしい雰囲気で言い出した。
「今日の放課後話せないかな…?」
放課後は流石にきつい。
普通に考えて放課後呼び出されてんのに他のところにいるのおかしいからな。適当に言い訳でもつくって言えばいいか。
「それって今じゃ無理なことか?」
「まぁそうかなぁ…?」
「すまない……今日はちょっと用事がある無理だな。」
「あ、そうなんだ……」
そう言うと自分の席へ戻っていく。
やはり俺には会話が向いていないんだろうか?そう思うほど会話がスムーズではなく感じてしまう。
自分でもコミュニケーション能力がなさすぎだと思ってしまうのは相当だな……
気まずいなぁ。まぁしかし今日の放課後行かないのに他の場所で見たっていわれる方が気まずいよな……
さっきの話について考えてしまうのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます