第2話
「キンコーンカンコーン」
午前中の授業が終わり、お昼ごはんの時間がやってくる。
あの後は特に秋月から何も言われなくいつも通りでさっきの話の続きなどはされなかった。
やっと罰ゲームだとわかったんだろうか?それとも興味がなくなったからだろうか?
そう授業が終わり考えていると秋月が俺の方へと歩いてくる。
「一緒にお昼食べようぜ?」
「いいよ」
そう言うとお弁当を片手に前の席へ座ってくる。他の人も一緒に集まって食べているようだ。
まぁ友達もいない俺には他のグループで食べたりすること出来ないけど。
「やっとお昼ごはん食べられるな。まじで腹へったから良かったわ」
「そうか、それゃ良かったな」
「だが毎日、お前のせいで女子のほとんどの目線を感じるのは嫌だけど」
「それはお前の勘違いだろう。俺の方見てくるなんてなんのメリットがあるんだ?」
「メリットとかそう言う話ではないだろ……」
「じゃなんなんだ?」
「言っても信じてくれないからいい」
そう言うとお弁当を食べすすめる。
お弁当食べているの時間中は、さっきの話のことを考えながら食べる。
しかし、ほとんどの女子の目線がこっちを向いているなんてことあるんだろうか?
このクラスでは男と女の割合が同じで半分女子、半分男子になっといる。
その半分が見るなんてことなど、ないに等しいと考えていいだろう。
そう考えていると秋月が食べ終わったからなのか話しかけてくる。
「じゃ!食べ終わったから遊んでくるわ。」
「おけ」
そう言うとお弁当をしまい教室をでる。
そして俺も食べ終わりお弁当をしまうと眠たくなったからなのか机の上で寝る。
特に話す人もいないし、寝るか小説を読むかしかないけど……
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