第6話わたしとカレ⑥
え・・・!?なにダレ!?
「ぎゃーーーーーーー!!・・・むぅ!?」
私は思いっきり叫んだがおじさんのこれまた汚い布を口に入れられ
「アカンやろぅ。夜中やでー、今。近所迷惑や」
「だ、だれですかあなた!!私鍵閉め忘れた!?」あわあわしながら玄関のドアの方を見るとちゃんと鍵はかかっていた。逆に恐くなった。
「どっから入ったんですか!?なんなのあなた!!」
「おれはなぁ・・・おじさんだよ」はぁ!?
「と、とにかく出てって下さい!!警察呼びますよ!!」慌てながら鞄から携帯を取り出す。
「まぁ・・・とりあえずおれの話を聞けや・・」と言って
裸にボロ布を巻いた格好でリビングのソファに腰掛ける。なんなのこのおじさん!!
「出ていかないなら警察を呼びます!」携帯を押すと何の反応もない・・・なにこれ!?
画面が真っ暗。こんな時に充電切れなのぉぉ!?
こうなったらこの二階の窓から助けを呼ぶしか・・・そう思って窓を開けようとしたが
鍵が開かない!!ロックが外れない!!どうなってるの!?
電気を付けて玄関のドアも開けようとしたが、同じだった…
なんなの・・・一体何が起きてるの・・・
おじさんはお尻をボリボリかきながら「とりあえず、茶でも出してもらおうか・・・」
もう私は何が何だか分からなかった。
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