このエピソードを読む
2022年11月6日 22:17
今回から読み始めた第8話もとても楽しませていただきました。もっとも印象に残ったのはやはりブランシェさんのファミン症が完治したことです。第一話でファミン症の症状を目にしたときは、食べても食べても収まることのない飢餓感という内容に衝撃を受けたものですが、サントゥアリオで過ごした日々、食べるもの、懸命な医師の処置によってついに完治して……医師のディリアスさんの『異常なしです』の言葉を目にしたときは、思わず大きく息を吐いてしまいました。ヴォルフラムさんとの関係や、料理に混ぜられた薬の件など、様々な出来事を、その明るく優しい人柄と、しなやかで芯のぶれることがない強い心で乗り切ってきたブランシェさんですが、ファミン症については自分のがんばりだけではどうしようもないところだったと思うので、読んでいて、サントゥアリオやブランシェさんの周りの方たちに感謝の気持ちがいっぱいになりました。また、ブランシェさんからディリアスさんへの感謝を伝えるシーンもすごく好きです。ブランシェさんも、ファミン症が完治したのは周りの人達への感謝の気持ちを忘れていないのだと感じられて……思えば、ブランシェさんは第一話からそうでしたものね。食材を作ってくれたひとや、料理を作ってくれたひと、自分の領地の民や滞在先のサントゥアリオの人達にも常に感謝の気持ちを抱き、身分に関係なく、平らな視線で言葉を交わした……ブランシェさんの一番大切な軸は、自分のことにも、自分以外のことにも、一貫していてブレない……だからこそ、読み手もずっと一貫して『ブランシェ』というキャラクターを応援し続けられるのだと思いました。そう言った、キャラクターの変化を自由に書けるからこそ、あえて変えない、変わらない部分を設定しているように感じられるもなか様の文章力に感激しつつ……次回を楽しみにさせていただきます。ほんとうにありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。最終話に当たる第8話のスタートは、このシーンからスタートしようとかなり初期のほうから決めていました。ですが、間にさまざまなエピソードを挟んだので、第1話のブランシェと少し振る舞いがブレていないかな……と思うときがあったので、ブランシェの印象がブレていなくてほっとしました。また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。ありがとうございました。
今回から読み始めた第8話もとても楽しませていただきました。
もっとも印象に残ったのはやはりブランシェさんのファミン症が完治したことです。
第一話でファミン症の症状を目にしたときは、食べても食べても収まることのない飢餓感という内容に衝撃を受けたものですが、サントゥアリオで過ごした日々、食べるもの、懸命な医師の処置によってついに完治して……
医師のディリアスさんの『異常なしです』の言葉を目にしたときは、思わず大きく息を吐いてしまいました。
ヴォルフラムさんとの関係や、料理に混ぜられた薬の件など、様々な出来事を、その明るく優しい人柄と、しなやかで芯のぶれることがない強い心で乗り切ってきたブランシェさんですが、
ファミン症については自分のがんばりだけではどうしようもないところだったと思うので、読んでいて、サントゥアリオやブランシェさんの周りの方たちに感謝の気持ちがいっぱいになりました。
また、ブランシェさんからディリアスさんへの感謝を伝えるシーンもすごく好きです。
ブランシェさんも、ファミン症が完治したのは周りの人達への感謝の気持ちを忘れていないのだと感じられて……
思えば、ブランシェさんは第一話からそうでしたものね。
食材を作ってくれたひとや、料理を作ってくれたひと、自分の領地の民や滞在先のサントゥアリオの人達にも常に感謝の気持ちを抱き、身分に関係なく、平らな視線で言葉を交わした……
ブランシェさんの一番大切な軸は、自分のことにも、自分以外のことにも、一貫していてブレない……だからこそ、読み手もずっと一貫して『ブランシェ』というキャラクターを応援し続けられるのだと思いました。
そう言った、キャラクターの変化を自由に書けるからこそ、あえて変えない、変わらない部分を設定しているように感じられるもなか様の文章力に感激しつつ……次回を楽しみにさせていただきます。
ほんとうにありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。
最終話に当たる第8話のスタートは、このシーンからスタートしようとかなり初期のほうから決めていました。
ですが、間にさまざまなエピソードを挟んだので、第1話のブランシェと少し振る舞いがブレていないかな……と思うときがあったので、ブランシェの印象がブレていなくてほっとしました。
また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
ありがとうございました。