応援コメント

7-4 暴食令嬢は竜の怒りを見る」への応援コメント

  • 今回も非常に楽しんで読ませていただきました。


    最も印象に残ったのは、ヴォルフラムさんの「俺の客人であり宝であるブランシェ・シュネーフルールを犯人に仕立て上げようとした、お前の罪は重い」の言葉です。

    客人であるだけでなく『宝である』とはっきり口にしたところがほんとうにすてきでした。

    ヴォルフラムさん本人が毒を口にしたのではなく、大切なブランシェさんが(毒によって)傷つけられたからこその、この言葉。

    『宝である』という言葉を、ヴォルフラムさんが感情のままに口にしたのでも魅力的ですし、冷静に自分の心と向き合って、ブランシェさんが宝物なのだと思ってのセリフであってもやはりとても魅力的で。

    しかも、そのセリフをブランシェさんを自分の腕の中に抱いた状態で口にするというのが、なんて美しいシチュエーションなのでしょう……と感動しました。

    そのすぐ後に背中をさするところにも、チェルニーさんとのやりとりの中でブランシェさんが傷ついただろうから、労ってあげたい……という、慈愛も感じられましたし、
    かと思いきや、ブランシェさんの手を取って、返事を待たずにどこかに連れて行こうという、良い意味での荒々しさもあって……

    出会った頃にはブランシェさんに冷徹な面しか見せなかったヴォルフラムさんが、自分の全てをブランシェさんに見せてくれているようで……読んでいて胸が熱くなりました。


    次回もとても楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    このシーンは、前回から引き続きヴォルフラムのことを強く印象づけたいなと思っていたところだったので、ヴォルフラムのセリフが印象に残ったという感想がとても嬉しいです。
    まだブランシェと出会ったばかりの頃は見せなかった、ブランシェに心を許してからの彼の振る舞いもお楽しみいただけたのであれば嬉しいです。

    残り話数も少なくなってきましたが、また続きもお時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそありがとうございました。