応援コメント

7-3 暴食令嬢は竜の怒りを見る」への応援コメント

  • 今回もとても楽しく読ませていただきました。

    前回から続いて、今回も全編を通して、ヴォルフラムさんの格好良さ、恐ろしさ、鋭さ、威厳……そういったものをたっぷりと堪能させていただきました。

    また上述した恐ろしさや鋭さの奥に、家臣の料理人やメイド、アーヴィンドさん、そしてブランシェさんへの大きな信頼が感じられるところも好きです。

    恐ろしさと優しさ、拒絶と信頼、威厳と愛情、熱さと冷たさ……相反する二つの感情や属性を併せ持ちながら、性格が分裂しているように見えたりすることなく、『ヴォルフラム』という一人の存在、一人の王として確かに存在している……
    読めば読むほど、ヴォルフラムさんの魅力が深まっていくのを感じましたし、このヴォルフラムさんというキャラクターを成立させうるもなか様の技術力に感激しました。


    また、アーヴィンドさんとの対比もとても印象的でした。

    冷たく、静かに怒っているヴォルフラムさんに対して、アーヴィンドさんは笑顔です。
    言葉遣いもおだやかで、平静で……しかし、読み手はアーヴィンドさんが決して優しく穏やかなだけの人ではないことを知っている。

    知っているからこそ、アーヴィンドさんが「……それから。ベルニエ様、あなた様のご実家は少々力を欲しているようですね?」と笑顔のままでの鋭い『一撃』を加えたときには、内心で思わずガッツポーズをとってしました。

    アーヴィンドさんの優秀さ、隙のなさが存分に感じられるすばらしいシーンだったと思います。


    次回もとても楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    ヴォルフラムとアーヴィンドが怒ったときの違いは、まさにそんな感じです。
    ヴォルフラムは怒りを感じたときに静かに怒るというイメージがあり、対するアーヴィンドは笑顔を崩さないというイメージが初期の頃からあったので、この二人の違いが印象に残ったのならなんだか嬉しいです。
    また、ヴォルフラムの印象もバラバラにならず、複数の相反する属性が上手く盛り込めていたようで、ほっとしました。

    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    ありがとうございました。