応援コメント

7-2 暴食令嬢は竜の怒りを見る」への応援コメント

  • 今回のお話もほんとうに楽しく読ませていただきました。

    全編、ワクワクしながら読ませていただきましたが、特に印象に残ったのはチェルニーさんとブランシェさんの会話、そしてそれを見つめるヴォルフラムさんの対比です。

    チェルニーさんがブランシェさんを追い込もうとすることで、ついブランシェさんも言葉が鋭くなってしまっていくのを良い意味で緊張しながら読み進めていました。
    ブランシェさんがほんとうに疑われることはおそらく無いだろうけれど、でも、このままチェルニーさんとやりとりしていると、チェルニーさんのペースに巻き込まれてしまうんじゃ……と心配していたところで、その場に響き渡るヴォルフラムさんの声。

    「静粛に」のたった一言で、その場が実際に静まる。
    静かに、粛々とする。

    まるでヴォルフラムさんの言葉には、それを現実にする言霊が込められているようでした。
    ヴォルフラムさんが実際にそう言った能力を持っていなかったとしても、言葉と、そこに込められた意思だけで、その場を治める力……

    ヴォルフラムさんの王としての威厳、カリスマを目の当たりにすることができて、文章から『冷えた空気』の感触が伝わるようでもあり……読んでいて、あまりの格好良さに震えました。

    このたった一言を、ほんとうにただのたった一言で終わらせず、『王の一言』として成立させるもなかさまの文章力にあらためて感動させていただいたお話でした。



    次回もとても楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    ここは緊張感や緊迫した空気を出したかったところだったので、そういった空気を表現できていたのならとても嬉しいです。
    ヒートアップしていきそうになってから静かになるという緩急や、ヴォルフラムの登場によって変わる空気もお楽しみいただけたのならよかったです。

    また続きも、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、ありがとうございました。