応援コメント

6-6 暴食令嬢は痛みを味わう」への応援コメント

  • 今回もとても楽しく読ませていただきました。

    今回のお話では、ヴォルフラムさんの様々な姿を堪能させていただきました。

    最も印象的だったのは、最後のアーヴィンドさんのセリフ。
    『宝を傷つけた竜の怒りを、少々体験してもらうとしよう』の言葉がほんとうに格好良かったです。

    王は様々な言葉で例えられるものですが、『竜』、それも怒れる竜として例えられるヴォルフラムさんの『強さ』『恐ろしさ』『知性』『美しさ』がこの一文で感じられて……

    ヴォルフラムさんの存在の大きさを、腹心であるアーヴィンドさんに語らせることで、ヴォルフラムさんの神秘性が高まっていて、第六話の最後の文章としてすばらしい存在感を放っていて感激しました。


    また、アーヴィンドさんがまず最初にブランシェさんの経過について報告するところが、ヴォルフラムさんの知りたいことをちゃんと伝えてくれている『阿吽の呼吸』という感じで大好きです。

    そして、その報告を聞いた際のヴォルフラムさんの息を吐く描写……表情も、姿さえも見えず、こぼれる息だけでヴォルフラムさんの言葉にならない気持ちを表現する文章……もなか様の巧みな技術に、読んでいてこちらもため息がこぼれる思いでした。



    次回の第7話もとても楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    今回のパートは、アーヴィンド視点でのサントゥアリオ国側のパートでした。
    時間が経ってから読み返すと、ヴォルフラムの描写が少ないなと感じていたのですが、それでもさまざまな雰囲気が伝えられたのかなと思っています。
    最後の一文もヴォルフラムのイメージが竜だったので、そこからイメージしての描写なのですが、印象的な一文になっていたのならよかったです。

    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそありがとうございました。