応援コメント

6-3 暴食令嬢は痛みを味わう」への応援コメント

  • 今回のお話も楽しく読ませていただきました。

    まずは、ブランシェさんが目覚めでほんとうによかったです。
    さすがにまったく無事……とまではいかなかったにせよ、エリサさんと話しができる状態に戻っていて……読んでいてほっとしました。

    きっと、エリサさんやキッチン、メイドの皆さんが一生懸命にブランシェさんをケアしてくれていたんだろうと想像ができました。


    また、ブランシェさんがエリサさんの淹れた薬草茶を口にするシーンは、ブランシェさんが一口ごとに元気になっていくのがうれしかったのはもちろん、『毒と薬』について表現しているところが巧みだなあ……と感じました。

    エリサさんが先生から受け取ってブランシェさんに飲ませた薬草茶は魔力の流れを整える効果があるもので、
    ブランシェさんは魔力の流れが乱れていた……そしてそれはおそらく、スープにしこまれていた『薬』の影響で……

    薬は人の体を傷つけたり狂わせたりすることも、その逆に整えたり癒やしたりすることもできる……何気ない会話の中で、薬は毒にもなるんだということが自然に理解できますし、
    ブランシェさんが薬草茶で回復したことも、『魔力の流れを乱す薬があるなら、その逆をする薬もあっておかしくない』と思えますものね。

    物語全体からブレることなく、会話の流れの中で自然に世界観が広がっていったり、展開に説得力を持たせていくところに、もなかさまの構成のすばらしさをしみじみと感じさせていただきました。


    最後に登場したアーヴィンドさん。
    このタイミングでブランシェさんの前に現れて、とても心強くありますが、いったいどんなことを話してくださるのか……

    次回もとても楽しみです。
    ありがとうございました。




    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    薬と毒の違いは、個人的に好きな点でもあります。
    両者とも似たような点があるんだよなとふとしたときに考えたことがあったので、そのときの視点を思い出しながら描写していました。
    ちょっと脱線したかなとも思ったんですが、読んだときに物語全体からブレている印象がほとんどなかったのなら安心しました。

    いつも細やかな点まで注目しながら読んでいただき、本当にありがとうございます。
    また次回もお時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。