応援コメント

6-2 暴食令嬢は痛みを味わう」への応援コメント


  • 今回もとても興味深く読ませていただきました。

    前回の最後で違和感を抱いたスープの中に潜む味。
    まさか毒だったとは……

    毒に体を侵されながらも、そのときにできる精一杯の指示と、『絶対に、陛下には食べさせないで』という懇願。

    振り返ってみると、このときにブランシェさんは自分自身のことについては一言も話していないんですよね。
    「助けて」とか「苦しい」とか……
    「エリサを、呼んで」とは言いましたけれど、それも、どちらかと言えば、自分を助けてほしいというよりは、エリサさんであれば自分が意識を失ってしまったとしてもなんとかその場を対処してくれるだろう……という信頼が込められているようで……

    意識を失う直前まで、自分のことよりも、ヴォルフラムさんや、自分以外のひとのことを気にするブランシェさんがとても強く、とても美しく思えました。


    もちろん、意識を失ったブランシェさんがどうなったのか、気になってたまりません。
    毎回、ひとつの章を読み終えたときは、今読み終えた章の楽しさに浸りつつも、次の章を読むときが待ち遠しくてならないのですが、今回はまた格別です。

    ブランシェさんのことをヴォルフラムさんは知ることになるのか、知ったとしたら、どうなるのか……ブランシェさんは無事なのか……様々な気持ちを抱きつつ、次回も楽しみにさせていただきます。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    お返事がまたしても遅くなってしまい、申し訳ありません。
    本日も嬉しいコメントをありがとうございます。

    このシーンを書くとき、ブランシェは何か一服盛られたときにどうするかをじっくり考えました。
    そのとき、助けを求めるよりも周囲に指示を出し、自分と同じ危険な目に遭わないようにするだろうなというイメージがもっとも強く浮かびました。
    ブランシェが持つ強さのイメージが上手く伝えられたようで、ほっとしています。

    次回も楽しみというお言葉、いつも本当にありがとうございます。
    また次回もお時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、ありがとうございました。