応援コメント

6-1 暴食令嬢は痛みを味わう」への応援コメント


  • 今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。


    まず、ブランシェさんがヴォルフラムさんのことを想うシーンがほんとうにかわいらしいです。

    自分の恋心を自覚して、好きな相手のことを思い浮かべるときの、夢見るような表情の描写がとてもキュートで微笑ましく、何度も読んでしまいます。


    そんなかわいらしいブランシェさんのシーンと、その直後のチェルニーさんとの会話のシーンの落差がとても大きく、もなか様の文章構成力に良い意味で唸らされました。
    ブランシェさんとチェルニーさんの会話は、決して長くありません。
    むしろ、短い言葉のやりとりでしたが、その短さに、少なくともチェルニーさんの方はブランシェさんと『仲良く会話をするつもりがない』ということが伝わってくる気がします。

    その上で、最後に告げられる「あまり調子に乗らないことね」「陛下は私のものになるんだから」の言葉。
    最初ではなく、最後に言い残して、ブランシェさんが何か言い返すよりも前に去っていくところに、チェルニーさんの悪意を使い慣れているところが現れているようで……
    この、『悪の魅力』というか、読者に印象付ける技術がほんとうに巧みだなあという……

    チェルニーさんが読者から見て『いやなやつ』であるからこそ、ブランシェさんを一層応援したくなるのですよね。


    その後の、キッチンでのシーンも、ルビアさんと和やかに話して、同じ作業をするブランシェさんが描かれることで、『おそらくチェルニーさんはルビアさんたちを手伝ったりはしないのだろうな』と自然と想像できるのですよね。


    もなか様のキャラクター造形のすばらしさを改めて堪能させていただきました。
    次回もとても楽しみです。

    ありがとうございました。




    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントありがとうございます。

    誰かを想い、誰かに恋をする女の子は可愛いと思っているので……。
    ブランシェがヴォルフラムを想うシーンで、そういった恋する女の子の可愛らしさを感じていただけたのならとても嬉しいです。
    また、チェルニーも「嫌な奴」という印象を強く与えたかったので、悪意を使い慣れているという感想がとても嬉しかったです。

    いつも丁寧な感想、本当に感謝しております。
    次回もまたお時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。