応援コメント

5-2 暴食令嬢は亀裂を見る」への応援コメント

  • 今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。

    今回の5-2話では、『ピリピリ』の理由が明らかになったように思います。
    お話を読み始めるまで、一体どんな理由なのだろう……と自分なりに理由を想像していたのですが、ヴォルフラムさんの婚約者さんが現れるとは……ほんとうに良い意味で想像を裏切られました。

    ヴォルフラムさんに婚約者がいるということに驚きましたが、ブランシェさんが作中で考えているように、王族たるもの、婚約者がいることは、国家の存続ということで考えれば、不思議はないのですよね。


    そして、ブランシェさんがこのサントゥアリオに滞在しているのは、ファミン症の治療のためであって、ヴォルフラムさんに会いにきたわけではないのですものね。
    アーヴィンドさんとしては、ブランシェさんがヴォルフラムさんの話し相手(食事相手)になってくれたら……という考えを持っていましたが、少なくともブランシェさんの目的はヴォルフラムさんではなく、サントゥアリオの国と、その地の食事でした。

    そのことを読み手に思い出させつつ……でも、婚約者であるベルニエさんの存在に対して、ブランシェさんの心に走る痛み、モヤモヤ……
    ブランシェさんにとって、ヴォルフラムさんは、少なくとも、ただの「話し相手」ではなくなっているのかな……と思えました。

    この痛みやモヤモヤが何を意味しているのか、ブランシェさんがはっきり自覚しているかどうかはわかりませんが、読み手としてはもうブランシェさんが大好きなので、ベルニエさんに負けないで……と、つい思ってしまいます(ブランシェさんが婚約者ではないのはわかっているのですが……)。

    新たな人物の登場によってますますお話が盛り上がり、次が気になってたまりません。


    ほんとうにありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    前回のお返事でも触れたように、5章は新章になります。
    ブランシェがはじめてサントゥアリオ国に来たときよりも時間が経っているのもあり、彼女の体調だけでなく内面にも変化が現れています。
    その変化がどのようなものか、また、ベルニエの登場でどのような影響が出てくるのか、想像しながらお楽しみいただけたら嬉しいです。

    まだまだもう少しだけ続きますが、お付き合いいただけたら幸いです。
    こちらこそ、ありがとうございました。