応援コメント

5-1 暴食令嬢は亀裂を見る」への応援コメント

  • 今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。

    今回も、お話をたっぷり楽しみつつ、文章の展開の巧みさに感激させていただいておりました。

    前回の4-4話の最後で、ヴォルフラムさんがつぶやいた『欲しいな』という言葉の意味がとても気になりつつ読み始めた今回の5-1話。

    あの場面から時間が進んでいることは読んでいてすぐわかりました。
    4-4話から直接場面がつながっているわけではないので、ヴォルフラムさんのつぶやきの意味は明かされることなく、一方でブランシェさんがサントゥアリオを訪れてから数カ月後の状況を描いた5-1話もとても楽しくて。

    この、謎を残しつつ、別のシーンに進むという場面転換の技術が、ほんとうに絶妙で……
    良い意味でもどかしくはあるのですけど、決して辛くはないというか……
    そう思えるのも、シーンの変わった5-1話もすごく楽しいからだと思うのです。

    まず読んでいてほんとうにうれしかったのは、ブランシェさんの症状が改善してきていたこと。
    ブランシェさんがヴォルフラムさんのことに一生懸命になっているのはほんとうにすてきで、でも、ブランシェさんご自身のことはだいじょうぶなのかな……と思っていたので、ここで、ブランシェさんの症状が緩和していることに、思わず安堵のためいきが漏れました。

    そして、ヴォルフラムさんが食事を多く取るようになったということも。
    ブランシェさんの存在が、今のサントゥアリオにとってはもう、欠かせない存在になってきたのだな……と感じられてしみじみとした喜びがありました。


    他方、そのヴォルフラムさんが『しばらくピリピリしている』という情報に驚かされました。
    医師は『どうかお気になさらずに』と言っていたので、そこまで危険なことではないのかもしれないと思いつつ、エリサさんと話し合うブランシェさんと同じように、とても気になるもので。
    思わず感情移入してしまいます。


    次回もとても楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    ブランシェとヴォルフラムの関係をこれまでの章の中で描いてきたため、5話からは新章のような感じにしたく、このような感じになりました。
    時間を一気にスキップした都合上、どのように変化したのかの情報量が多くなってしまったかな……と思っていましたが、お楽しみいただけたようでほっとしています。

    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    励みになる感想、ありがとうございました。