応援コメント

3-3 暴食令嬢は言葉を交わす」への応援コメント


  • 今回のお話も楽しく読ませていただきました。

    特に印象に残ったのは、ブランシェさんがヴォルフラムさんに「最後にお食事を召し上がったのはいつ頃ですか? どれくらいの量をお召し上がりになりました?」と、2度問いかけるところです。

    顔色が悪いとはいえ……顔色が悪いからこそ、『氷のように冷たい瞳』で見られたら、ふつうの人間であれば(あるいは魔族であっても)怯んでしまってそれ以上のことを聞けなくなってしまうのだろうと思います。

    でも、ブランシェさんは怯むどころか、その金と銀の瞳を見つめ返して、言葉を重ねました。
    しかも、紅茶が入ったカップを握らせて。

    そのブランシェさんの強さと、見つめ合う二人の場面の美しさが、ほんとうにすてきで、ブランシェさんがますます好きになって……感激しました。

    自分がヴォルフラムさんと同じファミン症を患っているから、アーヴィンドさんに、ヴォルフラムさんと一緒に食事をする相手として選んでもらったから……というだけではなく、
    顔色が悪く、辛そうなヴォルフラムさんを純粋に心配して、という気持ちが大きかったんだろうなと感じられて、大好きな場面です。


    また、ブランシェさんの言動によって、ヴォルフラムさんが驚いたり、興味深そうにしたりと、感情が(良い意味で)揺さぶられているのがとても微笑ましくて、読んでいて自然とブランシェさんを応援したくなってきます。



    次回もとても楽しみです。
    ほんとうにありがとうございました。



    作者からの返信

    お返事が遅れてしまってすみません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    書き始めた当初から、ヴォルフラムはブランシェと出会うまで周囲から人を遠ざけようとしていました。
    ですが、ブランシェは彼の冷たい目を見ても怯まずに踏み込んでいく、強い一面も持った子です。
    二人の会話と出会いの中で、ブランシェの強さを感じ取っていただけたのなら、頑張って描写してよかったなと思います。

    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、本当にありがとうございました。