応援コメント

3-1 暴食令嬢は言葉を交わす」への応援コメント


  • 第三話の第一章も、とても楽しく読ませていただきました。

    前回の話の最後で、
    『でも、隠れているだけで王宮に原因が潜んでいる可能性もあるかもしれないし。明日は、メイドや執事の方々からお話を聞いてみようかしら』
    と思っていて、次の日には予定通り使用人に話を聞きに行くという、ブランシェさんの行動力がとても好きです。

    料理を作ったひとに感想を伝えたいという気持ちもですが、ブランシェさんのこのフットワークの軽さが、良い意味で『令嬢』というイメージから外れていて、毎回のお話での言動が予想できなくて楽しいです。


    また、使用人の皆さんのキャラクターがそれぞれにすごく立っているところも印象に残りました。
    兎耳のメイドさんや大きな巻角のメイドさん、料理を作ったシェフ……それぞれのキャラクターがきちんと確立していて、ブランシェさんとの会話が、単にブランシェさんに情報を教えてくれる相手、というわけではなくて、人格を持った一人の存在と感じられて、サントゥアリオの皆さんがどんどん好きになっていきます。

    そして、ブランシェさんが、以前に来ていた令嬢のように、ワガママばかりを言う存在であれば、使用人たちはこんなに笑顔を見せてくれないし、こんなに話してもくれないのだろうなということが自然と想像できるところが、文章構成が巧みだ……と感じました。

    使用人の口からかつての令嬢のことは語られていますが、ブランシェさんが使用人たちと仲良く話すことで、以前来た令嬢のワガママっぷり、そしてブランシェさんの明るさ、優しさ、分け隔てないところ……それらがクッキリと引き立つのですよね……



    次回もとても楽しみです。
    ありがとうございました。


    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    ブランシェは貴族令嬢という身分ですが、自分の足で何かを確かめようとする子というイメージもありました。
    なので、自らの足で使用人たちへ話を聞きに行くというシーンになりました。
    前にサントゥアリオに滞在していた令嬢と、ブランシェの違いもはっきり感じ取れるようになっているみたいでほっとしました。

    また次回も、お時間のあるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、ありがとうございました。