応援コメント

2-1 暴食令嬢は異郷に降り立つ」への応援コメント

  • 今回の話もとても楽しく読ませていただきました。

    特にすばらしいと思ったのは、サントゥアリオ国に到着したときの描写です。

    『町の中に入った途端、がたごと伝わってきていた衝撃が和らぐ。かわりに馬車を引く馬の蹄が奏でる音が前よりもよく聞こえる気がした』

    この描写がとてもすてきだなと思いました。
    ブランシェさんが目で見て感じるサントゥアリオ国の美しい街並みの描写も、読んでいてその様子が目に浮かぶようなすばらしいものですが、
    上記の描写で、視覚だけでなく、聴覚や、体に伝わる振動でも、『サントゥアリオ国についたのだ』と感じられるところがとても巧みで感激しました。


    また、アーヴィンドさんが『それまでゆっくりおくつろぎください』と言ったことを、その間に王と会うための準備を整えておけ……と判断したところもとても好きな場面です。

    『身なりを整えておいてください』と直接言わないところも、言わなくても通じるところも、貴族、王族のやりとりという感じで……そういう、『一般的でない』雰囲気を読んでいて感じさせていただけるところにも、もなか様の小説のすばらしい魅力を感じるのでした。


    第2話も1話からほんとうに楽しかったです。
    次回も楽しみです、ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回もコメントありがとうございます。

    単純に到着したという描写でもよかったのかもしれないんですけど、もうちょっと違う方面からもサントゥアリオ国に到着したんだと印象づけたいなと執筆中に感じ、このような描写を採用しました。
    今思うと、無駄に長々とした感じになっているかなと感じるポイントの一つなので、素敵だというお言葉がとても嬉しいです。
    アーヴィンドとのやりとりも、好きな場面としてあげてもらえて本当に嬉しいです。

    全体的に少々長い物語なので、お時間があるときにでも少しずつのんびりとお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、今回もありがとうございました。