応援コメント

1-3 暴食令嬢は飢餓を抱える」への応援コメント

  • 1-3話もとても楽しく読ませていただきました。

    1-2話でアーヴィンドさんが魔族の国サントゥアリオからやってきた……という描写があって、そこに『人間よりも魔法の扱いに優れた魔族の国』という文章があるのですよね。

    今回の1-3話でブランシェさんの症状(ファミン症)の治療方法として、サントゥアリオへ来ることを提案してくれた際、そうか、魔法の扱いに優れている魔族の国であれば……と思えて、読んでいてハッとさせていただいたのと同時に、とても心強かったです。

    また、ブランシェさんの症状が『ファミン症』と呼ばれるものであることがこの時点で明らかにされたことで、ブランシェさんを苛む症状をより強く意識することができたのが、文章構成としてとても上手いなあ……と感動しておりました。


    他にも、ファミン症の治療方法の提案を受けたところで、ブランシェさんが「……もし、ディリアス様が提唱した方法でも改善がみられない場合は?」と尋ねたり、
    ブランシェさんの父親が「……ブランシェの病を治すには、それしか方法がないんだな?」と尋ねるシーンもすきです。

    いくら魅力的な提案であったとしても、それをすぐに鵜呑みにして受け入れるのではなく、他の方法を尋ねたり、検討してから返事をするところが、ブランシェ父娘が領民を護る『貴族』であることが感じられて……キャラクターに奥深さがあって……とても印象深いです。



    次回もほんとうに楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回もコメントありがとうございます。

    この辺りの構成は、なかなか納得がいかずに何度も書き直しては組み直していたところなので、それぞれの情報をすっと読み取れるようになっているみたいでほっとしました。
    ブランシェやその父も身分も、貴族という上級階級のため、それらしい振る舞いになるようにと気を使いながら考えたところでもあります。
    ちゃんと貴族としてのブランシェと父を描写できているようで、安心しました。

    次回も、またお時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    ありがとうございました。