第27話 土下座




「すみませんでしたぁぁぁぁぁ」

イベントが終わり街に転送されたEさんに出会って早々に土下座を決め込むフール


結果はEさんが優勝したが、Eさんはフールが優勝でいいと思っている。


「うわっビックリした」

「すみませんでしたぁぁぁぁぁ」

「え?何?」

「いや、そのぉ煽った挙句リタイアして、、、、、、なんて言うんですかねぇ、、、、、、罪悪感にかられたから?」

「分からないけどとりあえず頭上げよっか」

土下座しながら会話する2人を周りのプレイヤーは通報しようか悩んでいたようでEさんはフールを立たせる


「別にリタイアしたことは怒ってないよ。」

「、、、、、、」

「どうしたの?」

「、、、、、、何か俺に罰をください!」

傍から見るとその手のプレイかと思い通報する

「そんなになにかして欲しいなら僕の作るギルドに入ってくれない?」

「ギルド?」

『その前に』

「え?」

『どうも久しぶりです。案内人Aです』

話の途中で後ろから待ったがかかりフールは振り返る

そこにいたのはステータスを決める時にいた案内人Aだった


「あ、え、久しぶりです」

いきなりの登場に驚きを隠せず言葉が出ない


『公然の前で、セクハラしていると通報があったので来たのですが何をしたんですか?』

「セクハラ?」

『してないですか?』

「はい」

『急いで来たので確認が追いつけてませんでした。少しお待ちを』

そう言い残し案内人Aは光の粒子となって消えていった


5秒程した後また急に現れ謝罪をしてきた

『すみません。セクハラと取れる発言はありましたが状況が不一致なのでセクハラとはみなされませんでした』

「はぁそうですか」

『今後は誤解されないようにした方がいいですよ。また通報されますよ』

「わかりました」

フールは何がセクハラ発言だったのかわからず話が終わる


『先程ギルドの話をしておりましたがギルドについてご存知で?』

「全く」

『教えたはずなのに、、、、、、』

案内人Aは頭に手を当てため息をつく


『ギルドとは5人以上で作られた拠点を持っているチームのようなものです』

『ギルドなどに入れば交流の幅が広がったり、ギルドのみんなで挑むギルドイベントがあったりします』

『なのでギルドに入ることはおすすめしますよ』

「そうですか、ありがとうございます」

『では良いVRライフを』

その言葉と共に案内人Aは消えていった


「ギルドに入ってくれる?」

「お願いします」

「ありがとう!もうギルドに入れる人はだいたい決まってたんだ!」

「大丈夫そもそもみんなには僕がギルドマスターと副ギルドマスターを決めたいって言ってあるから」

「そもそも俺が入ること前提で話してたのね、、、、、、」

「それでギルドマスターしてくれる?」

「副ギルドマスターならやる。ギルドマスターはEさんがやってくれ」

「わかったでも自由にはしていいからね?別に副ギルドマスターだからって何かしないといけないことはないから」

「そうなるとギルドにはほとんど顔出さなくなるよ?」

「別にいいよ!イベントとかは参加して欲しいけど、、、、、、」

「それぐらいならできるから大丈夫だ」


そうしてこの日フールは副ギルドマスターになった


「そういやギルドの名前はあるの?」

「《永遠の友》人数は君と僕合わせて6人だよ」

「わかった、何かあったら連絡してじゃあまた会う時にね!バイバーイ」

フールはレベル上げを再開するため元いた街の方へ走り出しEさんと別れた



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Lv121

名前 フール《永遠の友・副ギルドマスター》

職業 魔術師

種族 人型キメラLv41

装備

〔HP・MP増幅イヤリング〕〔鬼と狐の合体面〕

〔プレミアムローブ〕〔夢と希望の物語セット〕

〔連撃の義手/右〕〔空想の義足/左〕

HP100+3,090〔+300〕

MP87,200+17,180〔+800〕

筋力1,970+1,740〔+200〕

防御0+1,430〔+430〕

俊敏3,000+1,010〔+350〕

魔力1,970+975〔+310〕

器用1,700+630

SP0

固有スキル

【吸収】【SP獲得アップ+100】【変異種】【キメラ】

魔法系統スキル

【錬創術】【遅延魔術LvMAX】【転移魔法LvMAX】【始祖魔術LvMAX】【魔法陣LvMAX】【エンチャント】【治癒魔法Lv1】

強化スキル

【ステータス強化LvMAX】【キラキラエフェクトLvMAX】【効率化】【連撃】【チャージ】【光速】【破壊力】【MP系統超強化】【気配探知】

耐性スキル

【仮死】【斬撃吸収】【我最強】【残像】【霊体分身】

その他スキル

【ロマン】【ストレージ容量アップ】【天使殺し】【剣生成】【召喚】【鍛治】

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