第4話 やばいもの



探索を始めたフールは順調に進んでいた


「にしてもこいつらレベル高いな」

そうつぶやきこの迷宮に来て10体目のモンスターを【光魔法Lv4】で倒す。

それもそのはず道中はゴールド系のモンスターにしか会っておらず、ゴールド系のモンスターは必ずプレイヤーよりLvが2~5程高い



Lv7

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕

〔ボロボロのローブ〕

HP50−10

MP2550+50

筋力20+4〔+10〕

防御0+4〔+1〕

俊敏60+4

魔力20+4〔+4〕

器用0+4

SP0

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【光魔法Lv5】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv2】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv3】



ゴールド系のモンスターとしか会っていないのでそのおかげか凄まじいスピードで成長している。


ステータスはMPに150、筋力に20、俊敏に30、で振り分けた。さらに戦闘時【ステータス強化】のLvが上がりステータスが全て+4されている。【光魔法】を使い攻略していたため【光魔法】のLvも上がっている。


今は5階層へと続く階段を下りている最中


「おっ!雰囲気が違う。」

フールの目の前には大きな扉がある

「ボス戦か!」

「よし。いでよボス!相手になってもらうぞ!」

意気揚々と扉を開け大声でボスに呼びかけた

中はドーム状の大きな空間になっており高さは20mはあるだろう

その中心にいるのは鳥の形をした5m程の飛行機だった


レアボス:ゴールドジェット

Lv17

HP6000


「なんだこいつLvとHP高すぎだろ!しかも飛んでるし」

フールは運悪く自分よりLvがLv5高い、ゴールド系にあたり、しかもレアボス補正でLvが5上がっている。


愚痴を吐いてるフル目掛けてものすごいスピードで突っ込んでくるゴールドジェット、よく見ると嘴が回転してドリルのようになっている。


「ッ!」

ギリギリのところで回避するフール

「当たったら一発で死ぬなこりゃ」

焦るフールの目にはゴールドジェットが開けた直径2mの穴がある

「あれに当たらずに上空に攻撃する....キツくね?」


ゴールドジェットは待ってはくれず次々に攻撃してくる。

「クソっ!やってやんよ!」

「【遅延魔術】×【光魔法】《極限光線×3》はぁ!」

ゴールドジェットに向けて極太のレーザーが3本飛んでいく

だが極太の面による攻撃をするりと避けるゴールドジェット


「嘘だろ!全部避けんのかよ!一発くらい当たってくれよ!」

そう叫んでる間にもゴールドジェットの攻撃は続く

「できるかわかんないけどやってみよう」

そう言うと【光魔法】でステータスをあげる

「【転移魔法】《ショートワープ》」


ブォン

「よし!成功した!」

喜ぶフールはゴールドジェットの上にしがみついていた

「初めて使う魔法だったから使えるか心配だったけど良かったぁでもMPは半分以上使ってしまった。」



【転移魔法】

《ショートワープ》

目に見える範囲だったらどこでも転移できる


効果

目視した場所に転移できる

消費MP1,000




蛇腹剣を取り出しゴールドジェットに巻き付ける。

「こいつ多分防御力低いから蛇腹剣で何回か攻撃したら多分死ぬよな?ステータスも今は強化してあるし多分行ける!」

フールは覚悟を決め

「じゃぁな!俺の経験値になってもらうぜ!」

その叫びと共にフールはゴールドジェットから飛び降りる。


ギャリギャリギャリギャリギャリギャリ


蛇腹剣が引っ張られる度にギャリギャリと音がなりゴールドジェットにダメージが入る


「いっっっった!」

落下ダメージによりダメージを受けギリギリ死なずに生き残ったフール。

「【光魔法】でステータス強化おいて良かったぁ」

ゴールドジェットはまだ死んではいないが羽が切断され戦えるような状態ではなかった。


「今度こそさよならだ」

それを最後にトドメを刺す。


ザク


「おっLvが上がった。」

「まぁこんだけ苦労したんだLv5ぐらい上がってんだろ」





Lv14

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕

〔ボロボロのローブ〕

HP50−10

MP2550+50

筋力20+6〔+10〕

防御0+6〔+1〕

俊敏60+11

魔力20+6〔+4〕

器用0+6

SP350

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【光魔法Lv6】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv3】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv3】【加速】




「Lv7も上がってる!それに【光魔法】と【ステータス強化】のLvも上がってる!」

それに加えLvアップによりHPも回復している。


すごい量の経験値が入ってきたのはボスのソロ討伐に加えゴールド系の敵だったからだ。

「【加速】のスキルも追加されてる」

【加速】

習得条件

一定以上の速さをだす


効果

一時的に俊敏が1.5倍される

俊敏が+5される


「ゴールドジェットにしがみついた時か?」

考えてもそれしかないのでステータスを振り分ける作業に入る





Lv14

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕

〔ボロボロのローブ〕

HP50−10

MP5550+50

筋力40+6〔+10〕

防御0+6〔+1〕

俊敏70+11

魔力40+6〔+4〕

器用0+6

SP0

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【光魔法Lv6】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv3】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv3】【加速】



今回のはMPに300SP、筋力、魔力に20SPづつ俊敏に10SP振り分けた。


これまで一度もHP、防御、に振っていないのは全ての攻撃を避ければいいと思っているからだ。器用は振る必要がないと思い振っていない。


ボスを倒したことにより現れた宝箱と魔法陣にステータスに夢中になっていて気づいていなかったフール


「宝箱あるじゃん」

ようやく気づき宝箱を開けてみると


〔Gリング〕

ゴールド系のモンスターを倒した時、経験値二倍


〔SP獲得200の書〕

この本を開くとSPが200獲得できる


〔HP・MP増幅イヤリング〕《スペシャル装備》

右耳のイヤリングがHPを2倍

左耳のイヤリングがMPを2倍する


「えっ」


スペシャル装備とはゲームの中に一つしか存在せず身につけると破格の効果が得られる強力な装備のこと。だが見つかりにくい。なのでオークションなどで売るとリアルマネートレードが起こるほどの物


「とんでもないものをみつけたかもしれん」

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Lv14

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕

〔ボロボロのローブ〕

HP50−10

MP5550+50

筋力40+6〔+10〕

防御0+6〔+1〕

俊敏70+11

魔力40+6〔+4〕

器用0+6

SP0

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【光魔法Lv6】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv3】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv3】【加速】

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