第3話 ゲームスタート



『なんでも出来るVRMMORPG』の世界に降り立ったフール

ここは第1の街の中心地、ここでプレイヤー達は皆スタートする


「おぉ、、、」

何から始めるかを悩むフール、普通は案内人Aがステータスの決める時アドバイスとしてギルドに登録したらいいと教えてくれるがそれを聞いてなかったフールは

「よしまず外に出よう。そこでスキルの検証だ!」

そう叫びながら街の外に走りだす










「よしまずは【錬創術】」

「物と物を合体させたり、別の物に変えれるんだろ」

と言いながら近くの草をダンゴムシに変えた

「おぉ想像したらできた。生物も作れるのか逆はできるのか?」

疑問に思い先程創ったダンゴムシを草にしようとするが反応がない

「あれ?出来ない生物は創り替えることができないのか?」



検証をすること6時間その間モンスターには一度しか会っていない


「色々わかったぞ」

「まず【仮死】は死亡する時、HPが0になっても一定時間死なないその間に回復すれば生き返るでも一度【仮死】を発動すると2時間は使えない」

フールは一度モンスターと戦った時死んでしまったがHPがゼロなのに動けることに気づき【光魔法Lv4】で回復をしたら生き返ることがわかったのだ

「【遅延魔術LvMAX】はMPが足りずLv2までの遅延魔術しか使えなかったたけど【光魔法】の技を発動を遅くすることができ、【遅延魔術LvMAX】を解除することで一斉に撃つことができた」


「【転移魔法Lv1】は発動するのにMPが1000必要でできなかった。【魔法陣Lv3】は知識が足りないと天の声に言われ何もわからなかった【キラキラエフェクトLvMAX】もただキラキラするだけだしカッコイイからいいけど」


【キラキラエフェクトLvMAX】はエフェクトにダメージが与えられるがエフェクトを出しながら戦っていないためフールは気づいていない


その他のスキルはここですると危なそうなので断念した


「そういやここどこだ」


そこは暗い森の中一度モンスターと戦い逃げてきたのでここがどこなのか分からくなっていた


「まぁ悩んでてもわかんねぇしとりあえず歩くか」


出口が分からずとりあえず進むことにしたフール


そして事件は起こる


ズボッ


10分ほど進み続けるとフールは地面の中に落ちた


「えっ!なにっ?!落とし穴?!」

「落ちる〜」


ドテン


「いてっ」


{エクストラクエスト}

【迷いの森の裏迷宮】

『このクエストは一度受けると二度と受けることは出来ません。』


フールの目の前にステータスボードに似たものが現れる。


【YES】or【NO】


「もちろんYESだ!」


そう言うと勢いよく【YES】のボタンを押した


{エクストラクエスト}

【迷いの森の裏迷宮】

内容

最終階層まで行け

1階層/15階層

報酬

経験値10,000 スキル覚醒の書






「さてここからどうするか」


周りは薄暗く、ほのかに明るい壁が周りを照らしている


フールが落ちてきた穴は塞がっており周りは石畳でできた壁と床と天井、前後には通路がある。

フールは、どうして天井が土ではなく石畳になっているか不思議だが、ゲームだと思い納得することにした。


「ん?」

フールは目の前の通路の先に金色に光る何かが通り過ぎたのを見逃さなかった。

気になり追いかけてみることに

通路の先に行くとT字路になっており先程見かけた金色の何かが通りすぎて行った左へ行くことにした。

左へ曲がるとすぐ目の前に金色に光り宙に浮くクラゲが居た。


「クラゲか?」

フールがクラゲに目を凝らすとステータスが見えてくる


ゴールドゼリーフィッシュ

Lv2

HP200



「よく見るとモンスターのステータスって見れるんだな。てか分かることってこれだけか?」

基本、敵のステータスを見る際は名前、レベル、HPしか表示されない

ステータスが気になる場合は街の図書館などで調べるまたは特殊なスキルを入手する必要がある


こちらが見ているのに気づいたのか突進してくるゴールドゼリーフィッシュ


「見た目の割に速いな」

見た目の割にというだけでそこまで速くはない


落ち着いて突進を避け蛇腹剣で反撃する


避けて反撃すること数十回ゴールドゼリーフィッシュは光の粒子となり消えていった


「はぁはぁやっと倒した。Lv2でこれだけ強いの?」

フールは弱音を吐く。ゴールド系のモンスターは経験値が豊富だがその代わりレベルの割にステータスが高くなっている

それに加えフールのステータスが初期状態とほぼ変わらないため普通より時間がかかったのだ。


「おっLvが上がった」


Lv3

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕

〔ボロボロのローブ〕

HP50−10

MP50+50

筋力0+2〔+10〕

防御0+2〔+1〕

俊敏0+2

魔力0+2〔+4〕

器用0+2

SP150

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【光魔法Lv4】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv1】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv3】


「このSP何に使おう」


SPで取得できるスキルは変わっており、特殊なスキルが取得できるのは初期状態の時だけで【キラキラエフェクトLvMAX】などの特殊なスキルは特別なアイテムでしか取得できなくなっている。


「う〜ん、、、、、、、、、ステータスに振るか!」



Lv3

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕

〔ボロボロのローブ〕

HP50−10

MP1050+50

筋力0+2〔+10〕

防御0+2〔+1〕

俊敏30+2

魔力20+2〔+4〕

器用0+2

SP0

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【光魔法Lv4】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv1】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv3】


MPに100SP、俊敏に30SP、魔力に20SP、振り分けた


「まだまだ頑張るぞ!おー!」

の声と共に右腕を振り上げ張り切る


迷宮攻略は始まったばかり


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Lv3

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕

〔ボロボロのローブ〕

HP50−10

MP1050+50

筋力0+2〔+10〕

防御0+2〔+1〕

俊敏30+2

魔力20+2〔+4〕

器用0+2

SP0

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【光魔法Lv4】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv1】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv3】

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