第2話 ワシと女学生②
ファミレスに移動してコーヒーとチョコレートパフェを頼み向かい合って座った。明るいところで見るとこの子マジ可愛いなあ、と思いながら自己紹介を始めた。
「ワシは
「あ、はい私は
とペコリと頭を下げた。
うん、ほんと可愛いね。髪は黒髪で肩まで伸び、クリっとした瞳、プクッとした美味しそうな唇、150くらいの身長だが強烈に主張した胸、この歳になってもそそるわ。
「いやいや、そんなに気にせんでいいぞ。あのアホらのお陰でこんな可愛い子と知り合えたしな」
「そんな私可愛くないですし」さくらは少し頬を赤くして俯いてしまった。
「その制服は皆実高か? 何年生じゃ?」
「はい、皆実の三年生です」
はい、完全なるアウトだ。
あと1年我慢だがこんな美少女とせっかく知り合ったんだからもちろんキープです。
「今日は何してたの?」
「友達とカラオケに行っての帰りでした。」
「そうか最近はあんな奴らも増えてきたからあまり遅くなる前に帰った方がいいぞ。」
「そうですね明日は休みなのでいつもよりちょっと遅くなっちゃって」
なるほどまあ盛り上がって遅くなっちゃったんだな。
「連絡先交換してもらっていいかな?」と言ってLINEのバーコードを出した。
少し戸惑ったのか少し間があったが可愛く「はい」と言って交換した。
ファミレスを出て車通りの多い場所でタクシーを止めて万札を握らせて車に押し込んだ。いやとか大丈夫だとか言っていたが、またナンパとかされるといけないからと言って納得させた。
家に着いたらメッセージ送るように言ってドアを閉めた。
『家に着きました。ありがとうございました。』とメッセージが届いた。
さて次はどうやって会うかかんがえないとな。
そろそろ寝ようかと思ってたところスマホが鳴った。
「こんばんは、うちの妹を助けてくれたんだって?」
「ああ、やっぱり葵の妹さんだったのか。ちょっと似てる気もしてたよ、苗字も同じだし。」
「妹も驚いてたよ、凄い偶然だよね。で、で、で、さくらも囲っちゃうの?」
「うん、そのつもりだけどきっかけがなあと思ってたんだけど葵の妹ならチャンスはあるな。」
まあ高校生の内は手を出しませんよ。
1年かけてゆっくりね。
「ところでさあ、今から行っていい? 明日は休みだしね。」
「ああ、別にいいよ。」
じゃあ後でねと言って通話を終えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます