第5話「室町ナナちゃんについて」
筆者はかつてアニメイトで「Vティーク」という本を良く購入していた。Vティークは雑誌「コンプティーク」の増刊号として発売されたVtuberさんのみを取り上げた雑誌である。インタビュー記事やコラム、話題になったV業界の出来事など様々な情報が載っている。V好きには堪らない本だろう。
その中で安野朱璃ちゃんと言う子が裏表紙に載っていた。興味を示した筆者はさっそくフォローしたり動画を見に行ってコメントを残すようにした。相互フォローとなり、そこから運営企業さんの方も知っていくようになる。
その後、同じ場所で室町ナナちゃんがデビュー。水樹奈々さんが大好きな子である。女性にしてはハスキーボイスだが、その歌声はどこか光る物があると感じ、応援することを決めた。筆者は有名な方を応援するのも勿論好きだが、こういった、まだ無名だけど、一生懸命頑張っていく子を応援するのも好きなのだ。
最初は雑談が苦手なのもあり、歌枠が多かった。SHOWROOM等でやることもあったが、やがてYouTubeへと落ち着く。彼女はリアルイベントも行ってくれて、大阪と長野での同時開催してくれた。VIRTUAL TRIBE Vol.0 というライブで、あれは2020/12/6(日)のことである。
大阪日本橋のライブハウスで行われたイベントで集まったのは20人ほどだろうか。そのイベントでは5名ほどのVtuberさんが参加しており、ライブ本編はYouTubeと同時配信。その後、トークショーなどが繰り広げられる。真っ先に質問した男性がいたが、彼は何故か本物のガスマスクを装着していて、とても印象的だった。その後は誰も遠慮してか、手を挙げなかったので、筆者が緊張しながらも手を上げて質問をすることにした。
筆者「お休みの日は何をしていますか?」
司会「ベタベタですね! ベタベタの質問来ました!」
うっさいな、そんなベタベタ言わなくていいだろと薄くムカつくが、笑顔で気持ちをスルーして場の空気を壊さないのが大人である。普通の回答じゃ面白くないからと大喜利が始まり、客達は笑いに包まれる。
事前申し込みを済ませていたので、ライブ終了後、筆者はナナちゃんと遠隔モニター越しで1分間程度、お話しすることができた。まあ、お互い緊張していたのもあって上手く話せなかったんだが……それでも最後に「ナナちゃん愛してる!」って言えたのはよかった。筆者の言いたい事はこの言葉に全て集約されている。彼女は「ナナも大好き~」と応えてくれた。ホント、うれしかったなぁ。この後チェキもしてもらい、その画像はTwitterにすぐに上げ、今でも宝物である。
ナナちゃんは現在、企業を辞めて個人勢となり、EHPという音楽サークルに入り活動中。最近、EHPが機材やスタジオ一新で東京へと活動拠点を変更し、ナナちゃんと同じサークルのVtuberである音無ツバキちゃんと東京へ住むことになった。一緒の自宅ではないらしいが、朝から一緒にラジオ体操をするなど仲良しだ。以前からお泊りし合う関係だったらしい。
最近は諸事情で上手く活動ができないようだが、それでも筆者は期待を込めて、ファンボックスを毎月更新し続けている。
筆者はナナちゃんが企業勢だった時に8000円相当のプレゼントと手紙を送り、出ていたグッズを全て1個ずつ購入し(約1万円)個人勢になり、新たな門出の祝いとしても9000円相当のプレゼントと手紙を送っている。今でもpixivFANBOXの3000円プランに入っており、毎月きちんとコンビニで払っている。
しかし、今は長期的に休んでいるのが残念でならない。ファンボも休止である。また、彼女が以前所属してたのはアニエラだが、そこの野外フェスで殺人未遂事件が起きてしまい、ショックを受けた。
いつか彼女が復帰したら、温かく出迎えてあげたい。
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