第39話 罪悪感と無価値感に対しての行動
私の予想に反して今回は連絡頻度が多くて
また会うことになる
でも、なんだろう。
子供の母親としての義理立てなのか
人として妻としての義理立てなのか
罪悪感というものがとてつもなく芽生える
こんな自分勝手に生きてはいけない
そんな声が強く聞こえてくる
日々が苦しいし
ユウスケに会うたびに感情を振り回されるのも嫌だし
どうしてユウスケと将来も全く見えない不毛な時間と金を使わなくてはいけないのかが、どうしたって理解ができない
この頃の私は
「こうあるべき姿」や「絶対的な保証」
がないと全て意味のないものと思っていた
それが無いのであれば自分の素直な気持ちとかなんて無意味だと思ったし
自分の感情を感じるなんて皆無に等しかった
だから、また私から別れを告げる
あるセックスデートの日に
ユウスケは疲れて寝ていて起こしても起きないから
帰り際に
「今までありがとうね。バイバイ。」
とだけ言っていつものように支払いをして帰宅する。
ユウスケは
「ん…?何。バイバイ。気をつけてね。」
なんて、言っていたけど私の覚悟を彼は知らない。
私はもう罪悪感と無価値感の苦しさに耐えきれなくなって逃れたかった。
勝手…?そうかなぁ?
私はだいぶ我慢したし譲歩していたよ。
そっちが大切にしなかったんじゃんか。
だから、私は悪くない。
私は私を救ってあげただけ…。
なのに、
なんでこんなに涙が出るんだろう。
なんでこんなに苦しくて仕方ないんだろう。
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