偽預言者は米大統領か

「すべての人にほめられるとき、あなたがたは不幸である。ルカによる福音書 6:26 」

「それゆえ、神は彼らに偽りを信じさせるために、惑わしを送るのです」(テサロニケ人への手紙二 2:11)


 24年の選挙に合わせ、トランプ、預言者について書いておきたい。

 これまで言ってきたように、トランプは偽預言者、偽救世主である。そして、対する敵もまたアーリマンの手先だ。指摘したようにトランプ家の出自はフランクフルト。盾の家紋。これはロートシルト家(ロスチャイルド家)に連なる。

 フランクフルトの家来から、イルミナティが創設された。


 対するバイデン勢力はあからさまにロンドンシティがバックにある。

 ロンドンシティは元はローマのロンドニウム。

 ローマとロンドン、アメリカは強く関係している。

 根源はローマ共和国であろう。これは、以前のギリシャ語の回を見てほしい。

 アメリカがローマであることについては、NOTEにそれに関連する記事を載せた。

 https://note.com/opinionmumumu/n/nb14f5d284f07


 DSが真に恐れるのは、そしておそらく世界を救うと信じている 「油注がれた者 」であるドナルド・トランプの正体を暴露されることだろう。

 シオニストであることは前任期の間に大イスラエルを実現する約束をしたことで明らか。小児性愛者のジェフリー・エプスタインの仲間であることが暴露されているものの、アメリカの支持者は無視しているようだ。

 そして、キリスト教の預言者たちによって、ドナルド・トランプが 「Great Awakening、大いなる目覚め」をもたらすために神に選ばれた人物であると主張する。


 そして、アメリカのキリスト教徒は、イエス・キリストの「自由」の中で、新たなユダヤ人の傀儡を望んでいるようだ。



 今 旧約聖書、新約聖書もあり、そして、 神の言葉を語る預言者は、イエス・キリストを信じるすべての人に与えられている。


 旧約時代もだが、現在の新約時代、真の預言者を上回る多くの数の偽預言者が存在していた。

 彼らは今もなお、少数派として迫害されている。 イエスは、旅立つ前、弟子たちに、多数派の偽預言者に気をつけるようにと警告された。

 ――――――マタイ7:15-20―――――――――――――――――

 15偽預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。 16あなたがたは、その実によって彼らを見わけるであろう。茨からぶどうを、あざみからいちじくを集める者があろうか。 17そのように、すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。 18良い木が悪い実をならせることはないし、悪い木が良い実をならせることはできない。 19良い実を結ばない木はことごとく切られて、火の中に投げ込まれる。 20このように、あなたがたはその実によって彼らを見わけるのである。

 ―――――――マタイ24:4-13―――――――――――――――――

 そして、イエスは彼らに言われた。 わたしはキリストである』と言って、わたしの名によって多くの者がやって来て、多くの人を迷わせるからである。 また、あなたがたは、戦争や戦争のうわさを聞くであろう。 あなたがたは、心配しないようにしなさい。これは必ず起こることであるが、終りはまだ来ていないからである。 国は国に、国は国に反抗し、各地で飢饉や地震が起こるであろう。 これらはみな、産みの苦しみの始まりにすぎない。 それから、あなたがたは苦難に引き渡され、死に追いやられ、わたしの名のために、すべての国から憎まれるようになる。 そして、多くの者が離れて行き、互いに裏切り、憎み合うようになる。 また、多くの偽預言者が現れ、多くの者を迷わせるようになる。 無法が増すので、多くの者の愛は冷えていく。 しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる」。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 真の預言者は誰で、偽預言者は誰なのかを見分ける方法はなんであろうか?。

 モーセと十戒。 大洪水以前の旧約聖書の登場人物の中には、アダム、アベル、セス、エノク、ノアなど、「預言者」の役割を果たした人物もいたと思われる。

 だが、旧約聖書で「預言者」という言葉が初めて使われたのは、創世記20:7のアブラハムである。

 ――創世記20:7――――――――――――――――――――――――――

 アブラハムはそこからネゲブの地に移って、カデシとシュルの間に住んだ。彼がゲラルにとどまっていた時、

 2 アブラハムは妻サラのことを、「これはわたしの妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは、人をつかわしてサラを召し入れた。

 3 ところが神は夜の夢にアビメレクに臨んで言われた、「あなたは召し入れたあの女のゆえに死なねばならない。彼女は夫のある身である」。

 4 アビメレクはまだ彼女に近づいていなかったので言った、「主よ、あなたは正しい民でも殺されるのですか。

 5 彼はわたしに、これはわたしの妹ですと言ったではありませんか。また彼女も自分で、彼はわたしの兄ですと言いました。わたしは心も清く、手もいさぎよく、このことをしました」。

 6 神はまた夢で彼に言われた、「そうです、あなたが清い心をもってこのことをしたのを知っていたから、わたしもあなたを守って、わたしに対して罪を犯させず、彼女にふれることを許さなかったのです。

 7 いま彼の妻を返しなさい。彼は預言者ですから、あなたのために祈って、命を保たせるでしょう。もし返さないなら、あなたも身内の者もみな必ず死ぬと知らなければなりません」。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 アブラハムの預言者の役割については、ここでは、アビメレクが「生きる 」ように「祈る 」ように神から命じられた。 アブラハムは神の言葉を知っていたが、アビメレクは知らなかった。

「預言者」と呼ばれるのは旧約聖書の中でモーセがその次である。

 モーセを通して、十戒と律法に代表される旧約が神とヘブライ人の間に結ばれたからである。


 神がモーセに十戒を授けた直後の出エジプト記の記述は、旧約時代における預言者の役割とは何であったかを示している。

 預言者モーセは、神に語りかけ、ことばを受け取り、それを民に伝える。 これが旧約聖書による預言者の役割である。


 ――――(出エジプト20:18-19)―――――――――――――――

 18民全員は、雷鳴がとどろき、稲妻が光り、角笛の音が鳴り響いて、山が煙に包まれる有様を見た。 民は見て恐れ、遠く離れて立ち、 19モーセに言った。 「あなたがわたしたちに語ってください。 わたしたちは聞きます。

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 ――――(民数記12:1-9)――――――――――――――――――

 1ミリアムとアロンは、モーセがクシュの女性を妻にしていることで彼を非難し、「モーセはクシュの女を妻にしている」と言った。

 ミリアムとアロン

 2彼らは更に言った。「主はモーセを通してのみ語られるというのか。我々を通しても語られるのではないか。」主はこれを聞かれた。 3モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった。 4主は直ちにモーセとアロンとミリアムに言われた。「あなたたちは三人とも、臨在の幕屋の前に出よ。」彼ら三人はそこに出た。 5主は雲の柱のうちにあって降り、幕屋の入り口に立ち、「アロン、ミリアム」と呼ばれた。二人が進み出ると、 6主はこう言われた。

「聞け、わたしの言葉を。

 あなたたちの間に預言者がいれば

 主なるわたしは幻によって自らを示し

 夢によって彼に語る。

 7わたしの僕モーセはそうではない。

 彼はわたしの家の者すべてに信頼されている。

 8口から口へ、わたしは彼と語り合う

 あらわに、謎によらずに。

 主の姿を彼は仰ぎ見る。

 あなたたちは何故、畏れもせず

 わたしの僕モーセを非難するのか。」

 9主は、彼らに対して憤り、去って行かれた、

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 モーセは旧約聖書の預言者の中で最も偉大な預言者であった。モーセは神と直接話し、律法(旧約)は天使によってヘブライ人の言語で口述された。

 その他の旧約聖書の預言者たちは皆、夢や幻を通して神の言葉を受け取った。


 サムエルは、王たちによって支配されるようになる以前の最後の預言者であった。 神の真の預言者は常に少数派であり、大衆的な偽預言者は常に多数派であった。


 列王記上と列王記下の歴史の中で王は宮廷に仕える預言者を任命し、公的な役職として助言させていたことがわかる。そして多くのユダヤの王は堕落しており、そして、預言者も堕落していた。

 預言者は王が喜びそうなことを何でも王に「預言」する。

 真の預言者は、その多くは、王に反対していた。


 預言者イザヤは、紀元前722年頃にアッシリアがイスラエルの北方10部族を倒して捕囚にすると預言した、 また、預言者エレミヤは、ユダヤも敗北し、神殿が破壊され、民はバビロンに捕囚されると預言した。

 これらは、たとえ両方とも実現したとはいえ、一般的な見解ではなかった。歴史的記録は、イザヤは邪悪なマナセ王の治世下で「真っ二つに切り裂かれた」とされており、ヘブル人への手紙11章37節で言及されている人物の一人であると考えられている。


 ――――ヘブル人への手紙11:37-39――――――――――――――――――

 37 あるいは、石で打たれ、さいなまれ、のこぎりで引かれ、つるぎで切り殺され、羊の皮や、やぎの皮を着て歩きまわり、無一物になり、悩まされ、苦しめられ、

 38 (この世は彼らの住む所ではなかった)、荒野と山の中と岩の穴と土の穴とを、さまよい続けた。

 39 さて、これらの人々はみな、信仰によってあかしされたが、約束のものは受けなかった。

 40 神はわたしたちのために、さらに良いものをあらかじめ備えて下さっているので、わたしたちをほかにしては彼らが全うされることはない。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 エレミヤはしばしば偽預言者たちに襲われ、真理を預言したために投獄されたり、かろうじて死を免れたりして過ごすこととなったのだ。

 そう、真の預言者たちはこのような生き方をしてきたのであり、王が聞きたいとを語るだけの偽預言者が、なぜこれほど多くいたのかを理解するのは容易である。


 モーセは旧約時代において最も偉大な預言者であった。

 モーセの預言の一つは、将来、神がヘブライ人の中からモーセと同じような預言者を出現するであろうというものであった。


 ――――申命記18:15-20―――――――――――――――――――――――

 15 あなたの神、主はあなたのうちから、あなたの同胞のうちから、わたしのようなひとりの預言者をあなたのために起されるであろう。あなたがたは彼に聞き従わなければならない。

 16 これはあなたが集会の日にホレブであなたの神、主に求めたことである。すなわちあなたは『わたしが死ぬことのないようにわたしの神、主の声を二度とわたしに聞かせないでください。またこの大いなる火を二度と見させないでください』と言った。

 17 主はわたしに言われた、『彼らが言ったことは正しい。

 18 わたしは彼らの同胞のうちから、おまえのようなひとりの預言者を彼らのために起して、わたしの言葉をその口に授けよう。彼はわたしが命じることを、ことごとく彼らに告げるであろう。

 19 彼がわたしの名によって、わたしの言葉を語るのに、もしこれに聞き従わない者があるならば、わたしはそれを罰するであろう。

 20 ただし預言者が、わたしが語れと命じないことを、わたしの名によってほしいままに語り、あるいは他の神々の名によって語るならば、その預言者は殺さなければならない』。 。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 この預言は、イエス・キリストにおいて成就した。イエス・キリストは、歴史上唯一罪のない人とされる。


 ――――ヨハネによる福音書12:46-50―――――――――――――――――――

 46 わたしは光としてこの世にきた。それは、わたしを信じる者が、やみのうちにとどまらないようになるためである。

 47 たとい、わたしの言うことを聞いてそれを守らない人があっても、わたしはその人をさばかない。わたしがきたのは、この世をさばくためではなく、この世を救うためである。

 48 わたしを捨てて、わたしの言葉を受けいれない人には、その人をさばくものがある。わたしの語ったその言葉が、終りの日にその人をさばくであろう。

 49 わたしは自分から語ったのではなく、わたしをつかわされた父ご自身が、わたしの言うべきこと、語るべきことをお命じになったのである。

 50 わたしは、この命令が永遠の命であることを知っている。それゆえに、わたしが語っていることは、わたしの父がわたしに仰せになったことを、そのまま語っているのである」。

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 ――――ヨハネによる福音書17:5-11―――――――――――――――――

 5父よ。今こそあなたの前で、わたしの栄光を現してください。世界が造られる前から、ごいっしょに持っていたあの栄光で、わたしを輝かせてください。

 6あなたのことはすべて、この人たちに話しました。彼らはこの世にいましたが、あなたが世から選び出し、わたしに下さったのです。いつもあなたのものである彼らを、わたしに下さったのです。彼らはあなたのおことばを守りました。 7いま彼らは、わたしの持っているものはみな、あなたからの贈り物であることを知っています。 8わたしがあなたのおことばを伝えたからです。彼らはそれを受け入れ、確かにわたしがあなたのもとからこの地上に遣わされて来たのだと信じています。 9父よ。お願いがあります。もちろん、世のためではなく、あなたがわたしに下さった者たちのためです。彼らはあなたのものなのですから。 10彼らはみな、わたしのもの、また、あなたのものです。あなたは彼らを、他のすべてのものといっしょにわたしに下さいました。ですから、彼らはわたしの栄光なのです。 11わたしは世を去り、あなたのもとに帰ります。彼らをあとに残して……。ああ、父よ。この人たちが一人も脱落しないように守ってください。わたしと父が一つであるように、彼らも一つとならせてください。

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 ―――――マタイ21:11―――――――――――――――――

 11 そこで群衆ぐんしゅうは、「この人ひとはガリラヤのナザレから出でた預言者よげんしゃイエスである」と言いった

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 イエスは、年上のいとこであるバプテスマのヨハネが旧約聖書の最後の預言者であることを明らかにした。

 イエスが言われたように、バプテスマのヨハネは預言し、キリスト/メシアであるイエスの道を備えるために現れた。 そして、ヨハネがイスラエルの現王に姦淫を犯していると告げると、王は斬首され命を落とした。


 ―――――マタイ11:9-15―――――――――――――――――――

 9 では、なんのために出てきたのか。預言者を見るためか。そうだ、あなたがたに言うが、預言者以上の者である。

 10 『見よ、わたしは使をあなたの先につかわし、あなたの前に、道を整えさせるであろう』と書いてあるのは、この人のことである。

 11 あなたがたによく言っておく。女の産んだ者の中で、バプテスマのヨハネより大きい人物は起らなかった。しかし、天国で最も小さい者も、彼よりは大きい。

 12 バプテスマのヨハネの時から今に至るまで、天国は激しく襲われている。そして激しく襲う者たちがそれを奪い取っている。

 13 すべての預言者と律法とが預言したのは、ヨハネの時までである。

 14 そして、もしあなたがたが受けいれることを望めば、この人こそは、きたるべきエリヤなのである。

 15 耳のある者は聞くがよい。

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 ――――――マルコ6:17-29―――――――――――――――――

 このヘロデは、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤをめとったが、そのことで、人をつかわし、ヨハネを捕えて獄につないだ。 18それは、ヨハネがヘロデに、「兄弟の妻をめとるのは、よろしくない」と言ったからである。 19そこで、ヘロデヤはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。 20それはヘロデが、ヨハネは正しくて聖なる人であることを知って、彼を恐れ、彼に保護を加え、またその教を聞いて非常に悩みながらも、なお喜んで聞いていたからである。 21ところが、よい機会がきた。ヘロデは自分の誕生日の祝に、高官や将校やガリラヤの重立った人たちを招いて宴会を催したが、 22そこへ、このヘロデヤの娘がはいってきて舞をまい、ヘロデをはじめ列座の人たちを喜ばせた。そこで王はこの少女に「ほしいものはなんでも言いなさい。あなたにあげるから」と言い、 23さらに「ほしければ、この国の半分でもあげよう」と誓って言った。 24そこで少女は座をはずして、母に「何をお願いしましょうか」と尋ねると、母は「バプテスマのヨハネの首を」と答えた。 25するとすぐ、少女は急いで王のところに行って願った、「今すぐに、バプテスマのヨハネの首を盆にのせて、それをいただきとうございます」。 26王は非常に困ったが、いったん誓ったのと、また列座の人たちの手前、少女の願いを退けることを好まなかった。 27そこで、王はすぐに衛兵をつかわし、ヨハネの首を持って来るように命じた。衛兵は出て行き、獄中でヨハネの首を切り、 28盆にのせて持ってきて少女に与え、少女はそれを母にわたした。 29ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、その死体を引き取りにきて、墓に納めた。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 こうしてバプテスマのヨハネは、それ以前の旧約聖書の真の預言者たちと同じ運命をたどった。

 イエスは当時の悪魔的なユダヤ人たちにこう言っている。


 ―――――――マタイ23:29-37―――――――――――――――

 29律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。預言者の墓を建てたり、正しい人の記念碑を飾ったりしているからだ。 30そして、『もし先祖の時代に生きていても、預言者の血を流す側にはつかなかったであろう』などと言う。 31こうして、自分が預言者を殺した者たちの子孫であることを、自ら証明している。 32先祖が始めた悪事の仕上げをしたらどうだ。 33蛇よ、蝮の子らよ、どうしてあなたたちは地獄の罰を免れることができようか。 34だから、わたしは預言者、知者、学者をあなたたちに遣わすが、あなたたちはその中のある者を殺し、十字架につけ、ある者を会堂で鞭打ち、町から町へと追い回して迫害する。 35こうして、正しい人アベルの血から、あなたたちが聖所と祭壇の間で殺したバラキアの子ゼカルヤの血に至るまで、地上に流された正しい人の血はすべて、あなたたちにふりかかってくる。 36はっきり言っておく。これらのことの結果はすべて、今の時代の者たちにふりかかってくる。」

 エルサレムのために嘆く

 37「エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。 38見よ、お前たちの家は見捨てられて荒れ果てる。 39言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言うときまで、今から後、決してわたしを見ることがない。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 使徒言行録2章には、ペンテコステの日を祝うためにエルサレムに集まった弟子たちに、イエス・キリストの聖霊が注がれたことが記されている。

 弟子たちが他の言語で話し始めたことが記されているが、これは旧約時代にしばしば見られた真の預言者を神の霊が認証するしるしであった。 ペテロが先頭に立って人々に語りかけ、何が起こっているかを説明した。


 ―――――――使徒2:14-18――――――――――――――――

 14すると、ペトロは十一人と共に立って、声を張り上げ、話し始めた。「ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、知っていただきたいことがあります。わたしの言葉に耳を傾けてください。 15今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが考えているように、酒に酔っているのではありません。 16そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。

 17『神は言われる。

 終わりの時に、

 わたしの霊をすべての人に注ぐ。

 すると、あなたたちの息子と娘は預言し、

 若者は幻を見、老人は夢を見る。

 18わたしの僕やはしためにも、

 そのときには、わたしの霊を注ぐ。

 すると、彼らは預言する。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 イエスが、バプテスマのヨハネが旧約の預言者の最後の一人であると告げた時、旧約の預言者の「職」と公式の称号は終わったのである。


 イエス・キリストは、旧約のモーセと同様に、新約を制定した最も重要な預言者であった。 ペテロが群衆に語った言葉が、旧約の預言者たちと異なっていることに注目してほしい。


 ただ「主はこう仰せられる」と言うのではなく、旧約の預言者たちのほとんどがアクセスすることができなかった旧約聖書、つまり神の言葉が書かれた記録について言及しているのである。

 彼は、自分自身が預言していることを、書かれた神のことばによって裏付けている。 これは、聖書の新約聖書の記録全体を通して、すべての使徒や弟子たちに一貫したパターンであろう。


 使徒言行録3章で、ペテロがエルサレムの神殿でヨハネと一緒に足の不自由な人を癒した方法を説明したときの言葉である:


 ――――――使徒3:11-26――――――――――――――――――

 11彼がなおもペテロとヨハネとにつきまとっているとき、人々は皆ひどく驚いて、「ソロモンの廊」と呼ばれる柱廊にいた彼らのところに駆け集まってきた。 12ペテロはこれを見て、人々にむかって言った、「イスラエルの人たちよ、なぜこの事を不思議に思うのか。また、わたしたちが自分の力や信心で、あの人を歩かせたかのように、なぜわたしたちを見つめているのか。 13アブラハム、イサク、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光を賜わったのであるが、あなたがたは、このイエスを引き渡し、ピラトがゆるすことに決めていたのに、それを彼の面前で拒んだ。 14あなたがたは、この聖なる正しいかたを拒んで、人殺しの男をゆるすように要求し、 15いのちの君を殺してしまった。しかし、神はこのイエスを死人の中から、よみがえらせた。わたしたちは、その事の証人である。 16そして、イエスの名が、それを信じる信仰のゆえに、あなたがたのいま見て知っているこの人を、強くしたのであり、イエスによる信仰が、彼をあなたがた一同の前で、このとおり完全にいやしたのである。

 17さて、兄弟たちよ、あなたがたは知らずにあのような事をしたのであり、あなたがたの指導者たちとても同様であったことは  わたしにわかっている。 18神はあらゆる預言者の口をとおして、キリストの受難を予告しておられたが、それをこのように成就なさったのである。 19だから、自分の罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて本心に立ちかえりなさい。 20それは、主のみ前から慰めの時がきて、あなたがたのためにあらかじめ定めてあったキリストなるイエスを、神がつかわして下さるためである。 21このイエスは、神が聖なる預言者たちの口をとおして、昔から預言しておられた万物更新の時まで、天にとどめておかれねばならなかった。 22モーセは言った、『主なる神は、わたしをお立てになったように、あなたがたの兄弟の中から、ひとりの預言者をお立てになるであろう。その預言者があなたがたに語ることには、ことごとく聞きしたがいなさい。 23彼に聞きしたがわない者は、みな民の中から滅ぼし去られるであろう』。 24サムエルをはじめ、その後つづいて語ったほどの預言者はみな、この時のことを予告した。 25あなたがたは預言者の子であり、神があなたがたの先祖たちと結ばれた契約の子である。神はアブラハムに対して、『地上の諸民族は、あなたの子孫によって祝福を受けるであろう』と仰せられた。 26神がまずあなたがたのために、その僕を立てて、おつかわしになったのは、あなたがたひとりびとりを、悪から立ちかえらせて、祝福にあずからせるためなのである」。

 ―――――――――――――――――――――――――――――


 今日、預言者を名乗り、ある者を神の油注がれた者として支持するように人々に語っている人々は、真の預言者なのだろうか、

 そして、迫害されるのは誰であろうか?「信者」を自称しトランプ氏を支持する人々でしょうか、キリストの信者であり弟子であると主張しながらもトランプ氏を支持しない人々でしょうか?


 断っておくが私は、対抗馬を支持しているわけではない。あちら側もまた悪魔の手先そのものだ。

 争っているように見える双方、そのどちらもが手先としか思えないのである。


 今日の争いに湧き上がる流れ、聖書の戦いのように見えるソレ。

 その動きに憤りの覚えたのだ。


 だがしかし、ヨハネの黙示録の一連の流れを踏襲しているような雰囲気を感じる。

 救世主の復活は、偽預言者の復活のあとに訪れるからだ。

 逆に言えば、救世主の復活には、偽救世主の復活が必要とも言える。


 大イスラエルを約束した彼は、まさにシオニストそのものであり、堕落したイスラエルに助言するこれまでの偽預言者のようだ。

 今日のイスラエルの暴虐武人な振る舞いは、聖書に預言された流れそのものように見えるのであるのだ。


 ――――――テモテへの手紙Ⅱ 3:12-13―――――――――――

 12 確かに、キリスト・イエスの教えにそって、神を敬う生活を送ろうとする人はみな、敵対する者から苦しめられ、迫害されます。 13 しかし、人をだます悪人や偽教師は、自分も悪魔にだまされて、ますます悪の深みにはまり込むのです。

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 ――――――イザヤ50:5-7―――――――――――――――――

 5 主なる神はわたしの耳を開かれた。わたしは、そむくことをせず、退くことをしなかった。

 6 わたしを打つ者に、わたしの背をまかせ、わたしのひげを抜く者に、わたしのほおをまかせ、恥とつばきとを避けるために、顔をかくさなかった。

 7 しかし主なる神はわたしを助けられる。それゆえ、わたしは恥じることがなかった。それゆえ、わたしは顔を火打石のようにした。わたしは決してはずかしめられないことを知る。

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 ――――――エゼキエル 3:7-9――――――――――――――――

 7 しかしイスラエルの家はあなたに聞くのを好まない。彼らはわたしに聞くのを好まないからである。イスラエルの家はすべて厚顔でまた強情である。

 8 見よ、わたしはあなたの顔を彼らの顔に向かって堅くし、あなたの額を彼らの額に向かって堅くした。

 9 わたしはあなたの額を岩よりも堅いダイヤモンドのようにした。ゆえに彼らを恐れてはならない。彼らの顔をはばかってはならない。彼らは反逆の家である」。

 ―――――――――――――――――――――――――――――





 ――――――ヘブル10:35-39―――――――――――――――――

 35 だから、あなたがたは自分の持っている確信を放棄してはいけない。その確信には大きな報いが伴っているのである。

 36 神の御旨を行って約束のものを受けるため、あなたがたに必要なのは、忍耐である。

 37 「もうしばらくすれば、/きたるべきかたがお見えになる。遅くなることはない。

 38 わが義人は、信仰によって生きる。もし信仰を捨てるなら、/わたしのたましいはこれを喜ばない」。

 39 しかしわたしたちは、信仰を捨てて滅びる者ではなく、信仰に立って、いのちを得る者である。

 ―――――――――――――――――――――――――――――



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