第9話 訓練開始!ん?

「よし、まずは俺の方から始める。そうだな...見た感じ必要な筋肉がついてないようだから、筋トレをするか」

「え゛」

「まずは、腕立て腹筋背筋体幹懸垂スクワットを5分1セットで休憩1分挟んでそれぞれ4回ずつやろうか。その後少し、剣の持ち方とかについて教えよう」

「ええ〜」


マジか〜。こうなっちゃうか〜。まぁこれも異世界転生ならではといえばそうなんだけど...


「それが終わったら私の方で魔力操作の訓練をしましょうね。体を動かすは必要ないから

頑張ってね♪」

「はい...」


絶対無理だと思うんだけど...


「よし!それじゃあ始めようか。まずは腕立て伏せからだ」

「は〜い」

「返事はシャキッとしろ!」

「は、はい!」

「それじゃあスタート!!」


◇◇◇◇◇


「はぁ、はぁ、はぁ...なんとかできた」


異世界だからなのかジョブのおかげなのかわからないがなんだかんだできてしまった。

...腕とか腹とかめちゃくちゃ痛いけど!!


「おー、おし、うむ...これくらいはできるのか。まぁスタートにしてはいい結果だ」

「はぁ、はぁ、あ、ありがとう、ございます」

「次は剣術の基礎を教えるから、15分休憩しておけ」

「は、はい...」


良かったぁぁぁ!このまま突入とかだったらマジやばかった。

ん?なんか2人だけで話し始めた...まさかメニューを更に厳しくするか相談してるとか!?

流石に死ぬ。そうじゃないことを祈る...


◇◇◇◇◇


ガイアが近づいてきたわね。

まぁ、あれを見せられたら相談もしたくなるでしょうねぇ。あれでなんだから


「ミーア...あいつは化け物か何かか?」


そう思っちゃうわよねぇ


「さあねぇ、流石は天格ってことじゃない?まあここまでとは思わなかったけれど」

「今のメニューは騎士団に入った奴がやるメニューなんだよ。18歳の体つきのいい男達ですら最後までやって倒れるくらいなのに...

スルトは本当に8歳か?」

「そうでしょうね、実力がないよりはあった方がいいじゃない」

「それもそうか」


私たちも一応聖格だから十分規格外だったとは思うけど、ジョブの差ってやっぱり大きいわね


さて私もメニューを変える必要がありそうね。


◇◇◇◇◇


あ、戻ってきた

まだ10分くらいしか経ってないのに


「よーし、思ったより余裕そうだし、始めるか」

「ええ!そんなことないのに...」

「スルトはどこまで剣の扱いを知っている?」

「全く知らないです」

「そうか、それじゃあ剣の持ち方からいくか」

「はい」


ここは優しく教えてもらった...

良かったぁ、不興でも買ってしまったのかと思った...


大体訓練を始めてから3時間くらい経った。


「それじゃあこれから魔術についてやっていくわよ」

「お願い、します」

「スルト君は魔力について知ってるだろうから説明は省くわ」


まあ今更説明されても、知ってますと言う他ないしね。


「まず私の前で魔力を操作してみて。出来る限り最大量の魔力でね」


結構できると思ってるんだけど、ダメ出しされたら病みそう


「いきます!」

「やってみて」


出来る限りって言われたからなぁ、思いっきりやっちゃうよ?


「はあああぁぁぁぁぁぁああ」


どくん...ドクン..ドクン!.ドクン!!


魔力球がどんどん大きくなってく

あ、今更だけど魔力って赤色なんだよね

りんごみたい


「ううむぅぅ」


だいぶ大きくなってきた。大体10mくらいだろうか?


「え、ええぇえと...ちょっと!ちょっと待って!!」

「え?あっ!!」


ギリギリの制御中に話しかけられたら...!!


どっっぱあああぁぁぁぁんんんん!!!


風船のように魔力が暴走して破裂してしまった!


当然、突然起きたことに反応できるわけなく...!


「“ストップ”」


...?なんか魔力が止まってる?てか地球が止まってる??

あ、これ走馬灯か。そっかそっか...




...




「って長すぎるだろ!!!!!」


こんなに走馬灯って長いの?なんかおかしくね?

時が止まってる?なんで?俺の魔術か?


「ステータスオープン」


------


名前 スルト・ファム・アイン

年齢 8歳

種族 人間

職業ジョブ ユニーク・時空の使い手

SP:0

lv.1

[HP 800/800]

[MP 900/4000]

STR 300

VIT 300

INT 1800

RES 800

AGI 500

固有スキル: 空間転移レベル1 空間操作レベル1 時魔法レベル11魔力操作レベル5

取得スキル:無し


------


めっちゃ魔力が減ってる!?しかもなんかどんどん微妙に減っていってるんだけど!

魔力操作用に出したやつ以外にも無くなってってる!

なんか魔力込めて言えばいいの!?


「てかそもそも離れた方がいいよね?」


しっかり距離を取って...えっと、止まるの反対でこういうのって英語だよね?

違かったら恥ずかしいけど...誰も見てないか


「リスタート!!!」


どかああぁぁぁぁんん!!


...やばぁ

あ、危ねぇ。あと少しで死ぬとこだった...

アレ?ミーア先生大丈夫かな...?

もしかして僕やらかしました?でも声かけてきたの向こうだしそもそも魔力制御しろって言ったのも向こうだし...


南無


◇◇◇◇◇


「おーおー、派手にいったなぁ」


とんでもねぇデカさの魔力球作ったと思ったら爆発しやがった。スルトは無事か?


「あの子規格外過ぎよ!」


ギリギリのとこで結界でも張ったんだろう。

球体状の結界に包まれてミーアがさっきの俺みたいなこと言ってやがる


「何あの大きさ!密度!!本当に人間!?」

「さっきの自分の言葉を思い返せ」


俺に8歳に決まってるといっておきながら、もはや人であるかどうかを疑うなんてな

まあ俺も人間なのか信じがたいわけではあるが


「あの大きさは新人宮廷魔道士並みなのよ!?新人騎士の筋肉とかそんな次元じゃないの!!」

「まぁ魔法職だしな。そんなもんだろ」

「はあああぁぁぁ」


ため息つきたくなるよな。めっちゃわかるぜ


「もう実践的に魔法教えちゃおうかしら...まだこの歳の子は聖格の私でも基礎魔力作りと座学をやってたのに」

「聖格と天格にはそんだけ差があるってことだな」

「そのようね...身に沁みてわかったわ」

「「はぁ、どうしたもんか」」


◇◇◇◇◇


そのあと無事だった?ミーア先生が砂埃の中から出てきて、俺に効率の良い魔力操作のやり方魔術の基礎知識について説明を受けた


大体は本で読んでたから知ってたんだけどね。

てかなんかミーア先生疲れてる?気がする


「ありがとうございました!」

「ええ、お疲れ様。明日からは魔力操作自主練習してね。明日から実践的に魔法を教えていくわ」

「お願いします!」

「それじゃあ解散ね。私達はレイト様に話があるから、またね」

「はい!」


やっと終わったあああぁあ!

何しよっかな〜

魔力操作しよ...




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(更新頑張りますm(_ _)m)

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