第7話 アンナちゃんは最恐でした

柔らかい...しかもなんか滑らかでスベスベで...こんないいベッド持ってたっけ?

てか何してたんだっけ?確かパーティーで...


「あぅ...んん?ここはどこだ...って!」

「あら、スルト様。お目覚めですか」


気づいたら俺はアンナちゃんの膝の上で横たわってた。

...俗に言う「膝枕」をされていた。顔を至近距離まで近づけられた状態でね。

やっぱベッドじゃないよね。

てか近くてやばい...!


「ち、近いって!!少し離れて!」


なんかイイ匂いするし、パッチリした目に陶器のような白い肌がマッチしてて、めっちゃ可愛いし!

てか近いといろんなところがマズい。特に下の相棒が...


「スルト様が全然お目覚めにならないので心配しました!それにしても私に会えて気絶するほど嬉しいなんて流石スルト様ですね!!」

「あ、あはは...」


本当に不思議なんだよな。なんでこんなに好かれてるんだろ?俺何したのかな?

まあとにかく一旦離れたい


「まぁ、一旦落ち着いてゆっくり話そう?」

「スルト様がそういうのであれば」


やっと離してくれた...さっきからドキドキが止まらない。可愛い子に近づかれたら誰でもこうなるよね?


「今日は来てくれてありがとうね」

「当たり前ですわ。未来の夫のジョブがまさかのユニークだったんですもの」

「何の効果かわからないけどね。っていうか未来の夫って...」

「何か問題でも?」

こ、怖いよ...

「俺ら婚約してないよね?」

「今はしてないですね」


まだを強調しないでぇぇ。なんかほんとに結婚しちゃいそうだから...って別にそれもいいのか?


「子供は最低でも3人は欲しいですね...家は庭付きの家で花壇なんかもいいです...」

「ちょっと落ち着こう!!??」

「まあこのことはおいおい決めることですね」

結局決めるんだね...


「そ、そういえばアンナちゃんのジョブはなんだったの?」

「私ですか?...私のはユニークジョブ恐妻でした!♡」


恐妻って...音からしてやばそうなんですけど!てかアンナちゃんもユニークじゃんか!

何でこの子の時はパーティーも何にもなかったんだ!?


「ど、どんなスキルがあるの?」

「自身が夫と認めた人が危機に陥った時、その危機が去るまでの間、自身の能力を5倍にしてあらゆる攻撃に対する結界が自動で発動するスキルです」


あ、恐妻としての夫に対するスキルはないんだ。ちょっと安心...もちろん将来の旦那さんのことを案じてだよ...?


「あ、それと夫が浮気やそれに近しい行為を行った場合も発動しますね」

ですよねー!!恐妻だもんね!あるよね!あーあ、可哀想だなぁ将来の旦那さん!!


こうして、最強かつ最恐の奥さんとの出会いを果たしたお祝いパーティーは幕を閉じたのであった。


トホホ...




--------------------


この話面白い!続きが読みたい!

そう思ったあなたは今すぐ3つの星を押して

続きを読もう!!

(更新頑張りますm(_ _)m)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る