なぜ高校生や初心者が書いた小説がカクヨムのランキング上位や人気作になれるのか？

流行りを無視した小説でも〇〇〇〇〇ならベストセラーになれる可能性がある

　最初に結論を言います

　流行りを無視した小説でも「朝読小説賞」

　ならベストセラーになれる可能性がある

　朝読小説賞とは第5回カクヨムコンと

　第6回カクヨムコンで同時に開催された

　学校で実施されている「朝の読書運動」

（通称・朝読）で読まれることを想定した

　少年少女向けの小説を募集する部門です。

第5回カクヨムコン朝読小説賞の詳細

https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_005#topic7

※第7回で開催されなかった

　理由は下に考察を書いています

　なぜ朝読小説賞なのかと言うと

　学校で実施されている「朝の読書運動」

（通称・朝読）で読まれることを想定した

　少年少女向けの小説なので、

　カクヨムのランキング上位に多い

　異世界転生やチート、追放・復讐もの

　エロ釣りのラブコメなどの、

　流行りや過激な小説が、

「教育上ふさわしくない」

　という理由で確実に落選します。

　異世界転生は精神を病んでいる学生が

「死んだら自分も異世界に行けるかな」

　と自殺する引き金になる恐れがあるし、

　チートは「不正」や「苦労せずに勝つ」

　象徴であり教育者が学生に教える

　努力の大切さや美しさの否定になるし、

　追放ものはイジメの助長、

　復讐ものは同情する理由があれば

　相手を攻撃または傷つけてもいいと、

　容認することになりかねない。

　エロ釣りのラブコメは言うまでもない

　これらの小説を受賞させ出版すると

　世間から大きな批判を浴びるからです

　非テンプレ小説の作者にとって

　流行りの小説と戦わずに済む上に、

　読者選考がなく人気に左右されず

　純粋な内容勝負になることで　

　他のコンテストに比べて

　条件がかなり有利になります。

　しかしこれだけでは受賞や

　書籍化がしやすいだけ。

　なぜ「ベストセラー」になれるのか？

　それには別の理由が存在します。

　あなたに質問です。

　今あなたは夕飯の買い物のために

　スーパーに来ています。

　ちなみに夕飯はカレーの予定です

　そして肉売り場に行くと、

　カレー用の牛肉と

　ステーキ用の牛肉

　が並んでいました。

　さて、どちらを買いますか？

（量と値段は両方同じとします）

　おそらく全員が

「カレー用の牛肉」を選ぶでしょう

　これがベストセラーになれる理由です

　前にも書きましたが読者には

「面白い小説を探すのが面倒臭い」

　という悩みがあり、

「みんなが面白いと言ってるから無難」

　という理由でランキング上位

　の小説を手に取ります。

　これと同じように朝読があることで

「朝読用の本を探すのが面倒臭い」

　と学生や親が悩んでいます。

　そこで先程のカレー用の牛肉のように

　本屋で「朝読用の本」を見つけたら

「出版社がオススメしてるなら

　間違いないだろう」と

　迷わず買いますよね？

　実際にあなたも学生時代に夏休みの

　読書感想文を書く宿題で

「推薦図書」「課題図書」に指定された

　本を買って読んだ経験があるはずです

　全国的にどうなのかは分かりませんが

　私が通っていた中学校では

　朝の読書運動がありました。

　文部科学省の統計によると

　2020年の中学生の数は

　321万1219人だそうです。

　そして一般的にベストセラーは

　10万部以上売れた本を指します。

　32人に1人つまり「クラスに1人」

　学生や親がさっき書いたように、

　本屋で「朝読用の本」を見つけ

「出版社がオススメしてるなら

　間違いないだろう」と買えば

　ベストセラーになります。

　まあ朝読用の本の存在を全員が

　知ってたら少なく見積もっても、

　クラスに1人は買うでしょうね。

　しかもこれは中学生のみの数で

　朝読を実施している小学校や高校が

　あればさらに多くの売上が見込めるので

　事実上、朝読小説賞の受賞は

　ベストセラー作家確約を意味します。

　私の想像ですが朝読小説賞を

　企画した人はこれらを全て

　計算していたと思われます。

　天才過ぎるでしょ……

　しかし実際はそうはなりませんでした

「思わぬ事態」が発生したからです。

　第5回カクヨムコンの

　朝読小説賞受賞作品が発売する前に

「コロナ禍」が起こったのです。

　学生たちが学校に行けなくなり

　朝読が行われなくなったことで

　朝読用の本が置いて紹介されている

　本屋に行く人もいなくなった。

　つまり今出版しても需要が少ないから

　第7回カクヨムコンで朝読小説賞が

　開催されなかったのだと思われます。

　コロナが終息して学生が学校へ行き

　再び朝読が活発に行われるようになれば

　また朝読用の本の需要が増えて再び、

　朝読小説賞が開催されるかもしれません

「5分で読書」シリーズの方が時間と

　文量的に朝読に適してはいますが、

　ベストセラー作家という「スター」も

　出版社はほしいと思ってるはずですから

　そして賞金が10万円とカクヨムコンの

　他の部門に比べて1桁安いことから、

　オマケという感じで注目度が低く、

　ライバルが少ないのも魅力です。

　あなたに質問です。

　あなたはベストセラー作家の地位と

　100万円ならどちらがほしいですか？

　もちろん世間に凄い人だと認められる

　ベストセラー作家の地位ですよね？

　それなら次回のカクヨムコンで

　朝読小説賞が復活した時のために

　応募できそうな過去作がないか

　探しておきましょう。

◆◆◆お礼・お願い◆◆◆

最新話まで読んで戴きありがとうございます

ストックがなくなったことに加え

モチベーションも尽きたことから

ここで一度完結とさせていただきます。

もしこの創作論を読んだことで

5個以上今まで知らなかったことを知れた

次回作は絶対に過去最高の結果を出せる

と思ってくださいましたら、

良い創作論だと言えると思うので

★評価をお願いします。

◆◆◆最強テクニック試し読み◆◆◆

これまで応援してくださったお礼として

強力過ぎてここでは紹介できない

限定近況ノートで公開している

最強テクニックの【試し読み】を

期間限定で特別公開します

「やっぱり止めた」と思った時点で

公開を終了するのでお見逃しなく