●●は出版社から作者に向けたSOS
最初に結論を言います。
カクヨムの公式連載『きちんと学びたい人のための小説の書き方講座』は出版社から作者に向けたSOS
まず前提として私たち素人でも
「何でこれが書籍化したの?」
と疑問に思うような粗がある小説を
目の肥えている編集者や出版社が
「これは大ヒット間違いなしだ!」
と確信して世に出しているかというと
絶対にそうじゃないと思います。
おそらく小説の売り上げデータや
小説投稿サイトのランキングを見て
「本当にこれが売れるのか?」
と首を傾げながらもゴーサインを
出しているのが大半だと思います。
そもそも本当に良い小説を作りたいなら
様々な「売れる」データに基づき
内容にも全く妥協がない
「完璧な小説」の答えを見つけ出し、
専属の小説家を雇い
その通りの小説を書かせるべきです。
しかし現実はできません。
「完璧な小説」の答えを見つけるための
会議に多大な人手と時間がかかります
小説家を雇うお金がかかります。
そして真偽は不明ですが、
どんな小説がヒットするかは
ベテランの編集者でも
分からないと言われているので、
理論上大ヒットする小説を作っても
その通りの結果が出ることは少ないし
企画から執筆、出版までの間に
流行が変わっている可能性もあります
そして爆死すると多大な損害が発生し
責任を追及されてしまうので、
提案できる人がいないのです。
(この創作論で最初に書いたように
人気作とは面白い小説ではなく
多くの人に読まれた小説なので
内容ではなくSNSなどでバズるか
話題になるかどうかで決まる。
運要素がとても大きいです)
また社会人の方なら経験があるでしょう
仕事で「こうした方がいいよなあ」
という改善案がありながらも、
上司に提案すると
「お、いいね。じゃあやってよ。
でも残業時間が増えるのはダメだから
仕事の隙間時間か君の勤務時間外で」
と言われて自分の首を絞める、または
上手くいってもろくに評価されないから
黙ったまま何もしなかったことが、
だから小説投稿サイトの
ランキング上位の人気作品のような
「既に結果が出ている小説」から
書籍化する小説を選ぶ方が
労力やコストが少なく、
爆死する可能性も低いなど、
コスパが良くリスクの少ない経営を
するのにとても「都合が良い」のです
しかしその代償として、
審査員が一般人であることにより
露骨なエロ釣りや出オチを使った
小説が上位になりやすく、
出版社が求めている小説どころか、
「周囲の反対を押し切ってでも出版したい」
と思うような目を見張る小説もない。
また内容が過激過ぎて出版できない。
そんな状況に編集者は頭を抱えながら、
「手を加えたら何とか形になるか?」という
「一番マシなもの」を選んで出版している
それが現状ではないかと私は思っています
それを象徴するような出来事もあり、
コンテストの応募期間途中に
「〇〇コンテストの参考作品に関して」と
まるで「私たちが求めている小説が
または受賞に値するレベルの小説が
全く集まっていない」とでも言うような
公式からのアナウンスを時々目にします
第6回カクヨムWeb小説コンテスト「どんでん返し部門」の参考作品に関して
https://kakuyomu.jp/info/entry/2020/12/23/120000
(応募開始12/1に対して12/23に告知されています)
落ち着いて考えると当然です。
あなたに質問ですがあなたは今までに
「小説の書き方」についての本を
何冊読んで勉強したことがありますか?
おそらく多くの方が0冊と答えるでしょう
(ちなみに山下は2冊です)
これはスポーツに例えると、
監督やコーチなど誰からの指導も受けず、
学校のグラウンドでの友達との練習だけで
プロになろうとしているのと同じです
正直、なれるわけがないと思いませんか?
それくらいレベルが低いから、
「初めて書いた小説で書籍化できた」
という人が時々現れるのです。
そこでカクヨムはアマチュア小説家の
実力を少しでも底上げするための策として
前述で紹介したカクヨムの公式連載
『きちんと学びたい人のための小説の書き方講座』を始めた。
つまり出版社から作者に向けた
SOSなのではないかと
私は考えているわけです。
だから私が(想像ですが)代わりに
(勝手に)出版社から皆様への
メッセージを伝えたいと思います。
出版業界は今、深刻な人材不足で
コンテストで「大賞該当作品なし」
となることが少なくありません。
(第6回カクヨムコンどんでん返し部門)
(第2回ファミ通文庫大賞)
(第5回カクヨムコン現代ファンタジー部門)
(第5回カクヨムコンSF・ゲーム部門)
(富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテストファンタジー部門)
(第1回ファミ通文庫大賞)
(第4回カクヨムコン恋愛部門)
(第4回カクヨムコンホラー・ミステリー部門)
前述の通りカクヨムコンの読者選考は
この創作論に書いてあることを実践し
10万文字書ければ簡単に突破できるので
(第7回カクヨムコンの読者選考
ラブコメ部門の推定通過ラインは
★+フォロー数が276
第6回の山下の獲得数は約1400)
出版社が求めている、作りたい小説に
近いものを書ければ、
自称凡人&初心者のあなたでも
大賞を受賞できる可能性が
十分にあるということです。
山下はもう書きたいものがなく
コンテストに参加しないと思うので
代わりに小説家になる夢を叶え、
出版業界を救ってください!
前述の通りカクヨムは
カクヨムロイヤルティプログラムが
始まってから急激に読者が増え、
これからも増え続けることが予想され
それに伴い作者も増えて競争率が上がり
コンテストの読者選考を突破するのが
年々難しくなることが予想されます
今が最大のチャンスだと思うので、
絶対に逃さないでください!
一方であなたには
こんな疑問があるかもしれません。
「でもさ、バズって★1000以上獲得して
編集者が『売れそう』って思いそうな
小説でも書籍化していないものが
あるけどその理由は何なの?」
私の推測ですがそれは小説に問題が
あるのではなくそれ以外の部分で、
作者が「致命的なミス」をしていて
候補から外れたからだと思います
次はあなたも無意識でやっている?
あなたの作者生命を絶つ恐れがある
「致命的なミス」について書いていきます
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