第五話 〜新しい友〜
そんな
あっという間の出来事で
しかし無理もないだろう
仲のいい
少しドキドキして時間を忘れることもあるだろう
そんな
「
と桜咲さんの呼ぶ声が聞こえて、慌てて居間に向かった
桜咲さんと二人で昼食を食べ終えた後、しばらくして
〝ピンポーン〟
玄関のインターホンが聞こえる
「はーい」
といつもの様に
「こ、こんにちは…
少し緊張しているのか小さな声でそう答えた
「こんにちは、
とりあえず、玄関だとアレだし上がってよ」
そう
その居間では昼食の後片付けを終えた桜咲さんが椅子に座っていた
「こんにちは
居間に入ってきた
それに対して
「あ!そうだ、コレ
つまらないものですが…」
と手に持っていた紙袋から
それを受け取りながら桜咲さんは
「ありがとう、受け取っておくよ」
とお礼を返した
そんな横から
「じゃあ
…て事で桜咲さん、僕達二階に上がりますね!」
と言い残すと、
そんな
それを見ていた
「いや、友達が家に遊びに来るのなんて
とりあえず色々用意してたらこんな感じに、ハハハ」
と、取り繕う様に答えた
それを聞いた
「実は、僕も友達の家で遊ぶの初めてなんだ…
なんか色々あって面白そうだね!
どうやって遊ぶのか教えてよ!」
そう爽やかな笑顔で楽しそうに答える
それを聞いて
「うん!色々あるから順番に遊ぼう」
と笑顔で返事を返した
それからの二人はトランプゲームやスマホゲーム、昔ながらの人生ゲームなど…いろんな遊びをして楽しんでいた
特に
一通り用意してあったゲームも遊び終える頃には、二人はすっかり仲のいい友達になっていた
そんな遊びがひと段落した所で
「そういえばコレ、クッキー
僕、焼いて来てたんだ!
良かったら食べて見て!」
そう言いながら
カラフルな色のクッキーはとても美味しそうな香りを漂わしている
「おいしい、コレすごく美味しいよ!
ありがとう
食べたあまりの美味しさに、
それに少し嬉しそうな表情を浮かべた
「ねぇ
そう
それに対して
「何?
と聞き返す様に答える
それに対して人差し指で
「そう!それだよ
僕は
いつになったら名前を呼んでくれるの!」
そう問い詰める様に答える
それにオロオロした様子で
「あ、いや、だってさ、
と苦し紛れの建前を並べる
それに対して少し沈黙の後に
「…
もう僕たち友達じゃんか!
そんな
と感情論で返してきた
流石に
「…分かったよ、な…つき」
そう少し照れながらも名前を呼ぶと
それから
「ねぇ、
もう一回呼んで?」
と笑顔で告げる
それにより一層恥ずかしくなりながらも
「な、
とはっきり
名前呼びを
いつの間にか疲れたらしく寝ていた
「ふふ〜ん、ふん、ふふ〜ん」
そんなご機嫌な
「あ、おはよう
起きて寝ぼけている
それに対して
「おあよお〜
と
そんな
「ねぇ、
さっきの歌って何?
僕初めて聞いたんだけど」
と眠たそうにしながら問いかける
それに少し顔を赤くしながら
「えっと、笑わないでね…
アレ、私が作った自作の曲なの…」
と答えた
それに対して
「そうなんだ!とっても懐かしいような…
すごくいい曲だね」
と素直な感想を述べる
それを聞いて嬉しかったのか、
それからはゆっくり過ごしていたが、辺りが暗くなってきた事もあり解散する運びとなった
「今日はありがとう、
楽しかった」
そう笑いかける
「僕の方こそ楽しかったよ
また一緒に遊ぼうな」
そう言い返すと
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