第10話 対抗する手段

「そうだったのね。」

梨沙は言った。

ミカライとミシリアはペンを出し、立ち上がる。

「雅也、こっちに来てくれ。」

ミカライは指示を出すと、雅也は王の前に立った。

その時、雅也、ミカライ、ミシリアが持っていたペンが光出した。

三本のペンは空中に浮くと強く光をはなち1本のペンになった。

そして、ペンから画面が出てきた。

『多分この動画を見ているなら、俺はいないかもな。』

シンが画面に映っていた。

『あ、こんな話じゃない。』

シンは笑いながら話を続ける。

『まず、最初に[GAME]についてだ。俺はずっと、[GAME]を追っている。そして、分かったことがある。それは、[GAME]の拠点だ。』

シンは言った。

「[GAME]の拠点・・・。」

雅也はボソッと呟く。

『[GAME]の拠点はしょっちゅう変わっているということだ。[GAME]の拠点を特定するのはほぼ不可能だ。もし、見つけたとしても、すぐに拠点を移すだろう。なぜ、こんなに拠点を移すのかは俺も分からない。そして、次に[GAME]に対抗する、武器と防具についてだ。』

シンは[GAME]に対抗する手段を話始める。

『多分今ペンが1つになったと思う。そのペンの赤いボタンを押すと、武器や防具について書かれていると思う。それを使ってくれ。』

シンは話を続ける。

『最後にもう1つ[GAME]の幹部についてだ。[GAME]の幹部は全部で12体。その12体をトゥエルと呼ぶ。そして、7体の聖霊がいる。その聖霊は[GAME]を追っていると言われている。聖霊はでこに宝石が埋め込まれている。もしかしたら、お前らの仲間になれるかもしれないな。』

シンは言った。

『俺が知っているのはここまでだ。みんな、[GAME]を倒してくれ。頼んだ。それじゃあ。』

シンの話はここまで。画面は消えた。


「ねぇ雅也。ミアって。」

さっきシンが言った聖霊のこと。聖霊にはでこに宝石が埋め込まれている。ということは。

「今まで触れてなかったけど、でこに宝石が。」

ミアにはでこに宝石が埋め込まれていた。

「なんだと。まさか・・・。」

ミカライは驚くように言った。

「「聖霊!?」」

雅也と梨沙は驚きながら言った。

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