第8話 ミシリア王国

あれから1週間後。

雅也と梨沙、ミアはあるところに行っていた。

「もうすぐだ。ミシリア王国。」

ミシリア王国。ミシリア王国は世界最大の面積をほこる国だ。人口は約500万人。

3人はミシリア王国の王、ミシリアに会うため向かっている。

シンが残したあのペンのような物。あれは、[GAME]を倒すための情報だった。

そして、内容が

『このペンをミシリア王国という国の王に渡してくれ。そしたら、お前らを導いてくれる。』

そう、この声はシンの声だ。

「よし、着いたぞ。」

約1日かかったぐらいの距離。

「パパ、ママここでなにするの?」

「今から王様に会いに行くの。」

梨沙は優しく言うと、

「王様?偉い人?」

「そうだ。偉い人だぞ。」

雅也はなぜか威張って言った。

ミシリア王国は入国するのに審査が必要だ。審査に合格すると、入国できるというルールだ。

「はい、次。」

審査員が順に審査していく。

そして、3人の番。

ふと、審査員は雅也が持っていた、ペンを見た。すると審査員は

「あ、そうですか。あなたが。それではお入りください。」

なぜか3人は審査なしで入国できた。

まぁいいか。

門をくぐるとそこは、たくさんの人や種族、たくさんの家、大きい建物。そして、ミシリア王国の中央には圧倒的大きな城。

「すごい!人がいっぱい。」

ミアは興奮していた。

「なんだここ。」

「うわぁー。」

雅也は少し驚いた様子で梨沙は言葉が出ていない。

「そうだ、俺らが向かうのはあの城だ!多分。」

雅也は城に指さして言った。

3人は城に向かう。途中寄り道をしながら。

「ママ、あれ食べたい。」

ミアが指さしてた方向に梨沙の目線がいく。ミアが指さしてた物は、りんご飴だ。

「いいよ。」

そして、ミアはりんご飴をなめながら、歩いた。3人手を繋いで。


「ここだ。」

雅也と梨沙、ミアがたっているのはミシリア王国の城の門の前。

「ここからは通れないぞ。」

城の警備だろう。どうやら、この城は許可がないと入れないらしい。

「王に用事がある。」

雅也ははっきりと言った。

「ここは・・・。」

警備の人は言うのを止め、視線が雅也が持っていたペンを見た。

「これは失礼しました。どうぞ、お入りください。」

警備の急な切り替えに、3人はびっくりする。

門をくぐった。

「なんで入れたの?」

梨沙は言うと、

「俺にも分からないが、なんかあの警備の人はこのペンを見て、入れさせてくれたらしい。」

梨沙の質問に答えた雅也。

案内人について行く3人。

「ここです。」

案内人に案内された場所は王室だ。

王室の大きい門が開かれた。

王室はとても豪華な模様に奥には王が座る椅子が2つ、それに続くように入口から王の椅子には長い絨毯が敷かれていた。

3人は絨毯の上を歩いていく。

「そなたが[終わりの復讐]のメンバーか。」

王はそう言った。

「そうだ。俺たちは[終わりの復讐]だ。」

「私はミシリア王国の王、ミカライだ。」

「私はミシリア王国の女王、ミシリアです。」

ミカライ、ミシリアは自己紹介をした。3人もそれを習って、

「俺は雅也だ。」

「私は梨沙と言います。」

「私はミア!」

自己紹介をした。

「雅也に梨沙、ミア。いい名前だ。」

王は言った。

「早速だが本題に入ろう。」

王はあの話を始める。

「雅也はあの輝石を持っていると聞いた。」

「これのことか。」

雅也はシンから貰ったペンを出した。

「そうか。シンは・・・」

王はまるでシンを知ってるかのように呟いた。

「実は私とミシリアは元は[終わりの復讐]のメンバーだったんだ。」

王は話始める。

「あれは20年前かな。私とシンはこのミシリア王国に生まれた。」

そう、この話はミシリア王国の王、ミカライと女王、ミシリア、そして、シンの話。

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