第4話 アタラクシア王国

「よし、そこの檻に入れとけ。きっと高値がつく。」

地下にある檻に小さい子ども(人間でない種族)が檻に入れられた。

「了解です、ボス。」

子どもは小さくうずくまり涙をながしていた。


拠点に集まり新しい任務が始まる。

「アタラクシア王国に獣が出現した。」

シンが言った。

「謎の生命体?」

「どうやら、獣が30体ほど。」

アンジェが説明した。

「この調査を雅也、梨沙行ってくれないか。」

「「了解です。」」


アタラクシア王国へ向かう2人。

だんだん見えてくる。

「ここがアタラクシア王国か。」

建物がたくさん建っていて、真ん中には城が建っている。

「梨沙。これって。」

「やばい。」

2人が見ているのは、建物からは煙が登っていて、ちょくちょく爆発も聞こえてきた。

「急ぐぞ。」

2人はアタラクシア王国に入った。

「シン。」

雅也は無線を繋いだ。

『戦闘か?』

「はい。」

『よし、戦闘準備。』

2人は防具を着る。

「準備OKです。」

「準備OK。」

『戦闘開始!』

2人は獣を倒しに向かう。

獣は2人に気づくと、銃で撃ち始めた。

弾をかわしながら少しずつちかづいていく。

2人はジャンプして屋根に登ると、銃を構えて、撃つ。

弾は獣に命中し、倒れていく。

梨沙はふと気配を察し、対面の屋根にいる雅也を見ると、雅也の後ろにも大きい獣が雅也を攻撃しようとしていた。

「雅也危ない!」

梨沙が大きな声で言ったが遅かった。

獣の攻撃はあと数センチで当たりそうだった。

雅也は咄嗟に剣と銃で身を守る。

でも攻撃の威力は凄まじく、真下にどんどん押されていく。

雅也が登っていた家を貫通しそのまま地面へとどんどん押されていく。

そして、獣と一緒に地下へと押されていった。

「痛いな、クソ野郎。」

地下で戦うことになった、雅也は改めて、剣と銃を持って、獣と戦う。

剣を振るが切れない。どうやらとても硬いらしい。

「さっさと決めるぞ。バースト発動!」

剣が黒く光る。

剣を強く握ると大きく振ると、獣を真っ二つに切った。

「よし。戻るか・・・」

と振り返ようとした時、檻の中に小さい子どもがいるのを見つけた。

雅也は檻のドアを壊して檻の中に入った。

「おい、大丈夫か?」

「雅也大丈夫?」

と上から梨沙が降りてきた。

「あ、平気だ。」

雅也はそう言うと、梨沙が

「その子誰?」

と言った。

「俺にも分からない。多分この子で人身売買をしようとしたのかもな。」

雅也はだいたいの予想を立てた。

「一応その子連れて帰ろう。」

「あー、そうだな。」

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