2022/02/17 夜見ベルノさんの『ボドゲ世界に転移しちゃう系女子』の積読崩し
バーチャルスコッパーのVTuber夜見ベルノさんに『ボドゲ世界に転移しちゃう系女子とボドゲ好き男子がただボドゲで遊ぶ』を読書実況していただいたのが一月。
2022/01/13 夜見ベルノさんに『ボドゲ世界に転移しちゃう系女子と〜』を読書実況していただきました
https://kakuyomu.jp/works/16816452220143472385/episodes/16816927859895512729
今回、積読崩しということで、前回の続きを実況していただきました!
【読書実況・積読崩し】 ボドゲ世界に転移しちゃう系女子とボドゲ好き男子がただボドゲで遊ぶ【 Mi→RiSE / #夜見ベルノ】
https://youtu.be/-8Sp39urABU
三時間スペシャル! ということで、たっぷり読んでいただきました。
前回の続き『パリ─光の都─』の後半、『カヤナック』を全編、そして『ミスティック・ベール』の前半までです。
これまでにやったように、逐一反応して感想を書きたい気持ちがずっとあったのですが、三時間でそれをやるといつまで経ってもこの文章が公開できないと気付いてしまって……今回は簡易版です。
◆ パリ─光の都─
文章だけで表現するのは難しいですね。
ベルノさんが工夫して「こうかな?」と確認しながら読んでくださいました。ありがとうございます。
恋愛的には、この二人はこの時点だと割とまださらっとしていますね。エスコートごっことかしてる割に。
帽子のツバがぶつかるというのは「うっかり顔が近付いてしまう」の亜種なんですが、ツバがぶつかることで具体的な距離が文章でもイメージしやすくなるだけでなく、ツバがぶつかることでそれ以上は接近しないことがわかるという、距離感の調節にはとても優れたものだと思うのですよ。
今回は、角くんが山高帽なのでツバがあまりなく、大須さんはツバが大きめの帽子なので、角くんが身を乗り出してグッと近くなったイメージです。
そしてまだだいぶ先の別のゲームで別の帽子なのですが、この先で角くんが帽子を脱ぐシーンがあるんですよね。帽子を脱ぐってつまり、それ以上に近付けるってことだなあ、と思ったりします。
ボードゲーム一つ遊ぶごとに紹介を差し込む構成が好評で嬉しかったです。
大須さんがボドゲ苦手で知識がないことは、物語としては未知のものを知りながらお話を進ませることができるので、それはそれで良いのだと思っています。また、細かな情報が増えすぎるとテンポを阻害するので、角くんが喋りすぎない方が良いとも思っています(うっかり勢いで早口で喋り始めることはあるのですが)。
とはいえ、ボードゲームについてもう少し踏み込んで紹介したいことは多くて、この形をとることにしました。
あとは多分わたしの趣味です。ボドゲについてはもちろんですが、『指から唐揚げ』の時の文末にちょっとした設定文がくっついている、あの流れです。ああいう、本編に直接関わらないのだけど世界が垣間見えるものがとても好きで、ついそういうものを書いてしまいます。
◆ カヤナック
物語全体を見ると、このお話は角くんの深掘り回だったのだろうな、と思います。
カホンバッグでボードゲームを持ち歩いたり、ボドゲ遊びたいあまりに頭悪いことを言い出したり、変なところで手段を選ばなかったり……あれ、あんまりロクな話じゃないな。リスナーさんから「ボドキチ怖い」ってコメントありましたが、ええ、きっと角くんはその域ですね……。
いや、カヤナックは角くんの思い出のゲームですよ。ぼっちで遊んでいたという思い出ですけれど。良い話です、多分。
リスナーさんから「ボドゲでサバイバルできるかも」というとても前向きなコメントが出ていて笑ってしまいました。
いろいろ考えてみたのですが、角くんはボドゲのコンポーネントをサバイバルには使えないと思いますね……コンポーネント管理にめちゃくちゃ気を遣っているので、コンポーネントが散逸したり汚れたり壊れたりするようなことはできないと思います。
ちなみに、ボードゲーマーの荷物が増える思考はこんな感じだと思います。
最近買ったばかりのこのゲーム遊びたいな、持っていこう。
そうだあと、今日は〇〇さんが来るからあの人が好きそうなこのゲームを持っていこう。
それととりあえずはルール説明が少なくて良い軽めのカードゲーム。念のため大喜利系と反射神経系のゲーム、それとビジュアルで受けそうなやつがあると良いかな。それならインパクト狙いのネタ枠も一つ入れておいて。
全体のバランスを考えると重ゲーも入れておきたいな。これは最近遊んでないからこれかな。いや待って、だったらこっちもありかもな。
いやこれ、カバンに入らないや。だったらどれか外す? いやでもこれを外すなら代わりにこれ入れたいな。いやでも。
(そして終わらない)
出かける準備からすでにゲームは始まっている感じありますね。
ピッケルについては、箱絵にもダイスにもピッケルが描かれているのと、ルールブックにも「ピッケル」と書かれているので、ピッケルです。
実際に氷をピッケルで叩いてもこんな風にはならず危ないだけだろうとは思うのですが、そこはベルノさんのコメントの通り、現実世界ではないので……という逃げです。リアルな魚釣りの体験ではなく、魚釣りボードゲームを体験している感じです。
この辺りのリアリティラインの調整は難しいですね。舞台がリアル寄りになればなるほど繊細で……まだ工夫できる余地がいっぱいあるなあ、と感じました。頑張ります!
ハイタッチぽふり、好意的なコメントいただけて嬉しいです。二人の距離感はまだこのくらいです。
カヤナックの旧版と新版の扱いについては迷ったのですが、角くんが幼い頃に買ってもらったとすると旧版なんですよね。というか、わたしが持っているのも旧版だったので、旧版にしてしまいました。
旧版のルールブックには、イヌイットについての解説文が乗っていました。エスキモーという呼び方は、他所から来た人が勝手につけた呼称であって、イヌイットの人たちは自分たちをイヌイットと呼んでいるんだ、という説明でした。
とはいえ、やはりその辺りを誤解なく伝えるのは難しいのだろうな、と思います。そういう意味で、新版はより現代的なデザインになったのだな、と思っています。
あと、角くんが持っているカヤナックの箱が潰れていたり、コンポーネントが失くなっているのも、わたしが持っているカヤナックがそうなっているからです。子供が遊ぶとどうしてもぼろぼろになっちゃうんですよね。
角くんは大須さんに「好きで遊んでたから失くしたんじゃないの」って言われて、嬉しかったと思います。
好きだから綺麗に大事にできるタイプと、好きだからボロボロになるまで遊び倒しちゃうタイプと、いるんじゃないかなって気がします。どっちが良いとか悪いとかではなく。
角くんはきっと、自分のそういう部分が嫌で、今は頑張って綺麗に使おうとしている感じです。
◆ ミスティック・ベール
ファンタジーごっこにはしゃぐ二人でした。
二人の服装は、いくつかのカードのイメージをごちゃ混ぜにしてイメージしています。カードそのままにすると、実際にそのカードが精霊として出てきたときにややこしいな、と思ってしまったので。
ミスティック・ベールのカード効果は様々で、それらを全部説明しているととてもじゃないけど話が進まないので、かなりざっくりとしか説明できていません。
めくるときに何らかの行動ができるとか、特定のカードを集めると効果が強くなるとか、ほかにもいろいろと楽しい効果のカードがあります。
手札枚数が決まっていない(腐敗の数で決まる)ので、ドミニオンをイメージすると少し戸惑うこともあるかもしれませんが、遊んでいるとやっぱりデッキ構築系だな、と感じたりします。楽しいゲームです。
そうそう、大須さんの「角くんもやる?」発言、この時の角くんは「誰に対して」「何を」やるものとして受け取ったかで、大須さんの意図と齟齬ができています。読んだ人の全員が気付かなくても良いやと思って書いていたのですが、気付いていただけたなら嬉しいです。
ちなみに「撫でるくらいは」の前と後でも、角くんの脳内イメージはちょっと変わってる気がします。
そう考えると、角くんが大須さんへ向ける意識がちょっとはっきりしてきているのかもですね。
ミスティック・ベールは途中まででしたが、最後はこう、ファンタジー世界だと思ってはしゃいでいたけど現実に戻ると急に冷静になっていろいろ恥ずかしいよね、という感じです。
そして、次のシャンパッパーティナイトというゲームがとても楽しいゲームなので、よろしければぜひそこまで読んでいただけると嬉しいです!
いや、他のゲームも全部楽しいのですが! 良いゲームなのですが!
シャンパッパーティナイトはホストになってシャンパンコールするリズムゲームという、もう設定だけで笑える楽しいゲームなのです。他のゲームに比べて短めでサクッと読めますので、よろしければぜひ!
途中で「ボードゲームわからないけど遊びたくなる」的なコメント(正確な言い回しでなくてすみません)をいただけて、とても嬉しかったです。ボードゲーム楽しそう! って気持ちになっていただけたなら本当にとてもとても嬉しいです。
ほかにも、嬉しいコメントお言葉、たくさんいただきました。
本当に楽しい体験でした。ありがとうございます。
改めて、動画はこちら。
【読書実況・積読崩し】 ボドゲ世界に転移しちゃう系女子とボドゲ好き男子がただボドゲで遊ぶ【 Mi→RiSE / #夜見ベルノ】
https://youtu.be/-8Sp39urABU
作品はこちらです。
ボドゲ世界に転移しちゃう系女子とボドゲ好き男子がただボドゲで遊ぶ
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800
ありがとうございました!!
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