おまけ③-1

1分で分かるハピスパ③-1 各話まとめ(次回予告集)

※※※ 注意! これは『第3幕前半』の次回予告兼まとめです! ※※※



【6-01 梯夢はしごゆめ

 亡き父から激励を受けて夢から目覚めた大地は、その日の仕事を終えて家路に就くのだった。だが玄関で出迎えてくれたのは……なんと成長した新妻姿の夕であり、挙げ句に大地をあなたと呼んで由緒正しき三択を迫ってきた! そのあまりの超展開に大地は夢であると気付き、梯酒はしござけならぬ「梯夢」から目醒めざめたものの……そこには?

(ゆ:パパってば夢にまで……むふふ♪ 餅:あのー? ゆ:これは正夢フラグよね! 餅:ソウカモデスネ)


【6-02 制裁】

 大地は道場へと向かう途中で偶然ヤスを見かけ、早速と昨日の諸々に対して「制裁」を加えようとするが、昨日の夕のフォローとヤスの必死の弁明により納得し、一旦は許そうと考える。だがそこで、ヤスが余計なことまで言ってしまい、無事にめでたく制裁されるのだった。

(餅:フォローの甲斐かいが無かったですね ゆ:ほんっと、どっちもおバカさんなんだから……)


【6-03 逆襲】

 夕からのメールで昨日の顛末てんまつを多少聞きかじっていたヤスは、当然のように二人が恋仲になっているものと勘違いしていたが、大地から否定され、それに猛反発する。さらに、夕の想いを理解しておきながらキスの一つもしてあげていない大地に対して大激怒し、まさに直前の制裁への「逆襲」とばかりに攻め立てるのであった。


【6-04 拒絶】

 心から信じ合えた人からの「拒絶」、それは大地の心を深くえぐるのだった。


【6-05 考察】

 ヤスの機転で緊急脱出した大地は、知らずして流していた涙をいて冷静さを取り戻すと、夕への確たる信頼から、この豹変ひょうへんには何か必ず理由があるはずと予想する。その様子に感心するヤスと共に理由を「考察」していたところ、ふと夕から聞いたとある言葉を思い出す。


【6-06 交代】

 大地が思い出したのは、明日にでも説明すると夕から言われていた「交代」という意味深な単語であった。そのヒントを頼りに、二重人格説などについて考察を進めるが、やはり否定材料があり、結論を得ないまま道場に着いてしまうのだった。


【6-07 応援】

 道場に着いた大地とヤスは、普段から弓道関連で世話になっているスタッフの那須なす一与いちよに声をかけられる。非常に面倒見の良い彼女は大地が落ち込んでいる事をすぐに見抜き、その込み入った事情は分からないものの、「応援」していると言って大地を励ましてくれるのであった。


【6-08 落差】

 射場に入った大地は、ちょうど弓を引く小澄を見かけ、その上級者らしい流麗な動作や普段とは異なる凛々りりしいたたずまいに感動を覚える。しかし、大地の視線に気付いた小澄は途端に動きがぎこちなくなって的を外してしまい、大地はそのあまりの「落差」に驚きと申し訳無さを感じてしまうのであった。


【6-09 尊敬】

 大地は先程の件を謝ろうと小澄に話しかけて事情を聞くと、それは大地への「尊敬」の念ゆえであったと分かる。だが大地は尊敬される覚えが全くないため、近い状況にある夕と同じく未来案件の可能性に思い至り、まさかとは思いつつも未来人の存在について問いかけてみると……?


【6-10 勇気】

 大地は一昨日の件について小澄に謝罪し、当たり障りの無い理由を言おうとするが即座に否定される。そこで改めて不誠実さを反省するとともに、小さなヒーローからもらった「勇気」を振り絞り、自身の境遇とトラウマについて初めて自ら語るのだった。


【6-11 認識】

 大地が独りではなくなったことを話すと、夕と恋仲になったものと小澄に勘違いされる。大地はそれを否定しつつも、小澄がそう予想した理由を尋ねてみると……夕だけを「認識」していたから、という何とも不思議な答えが返ってくるのだった。


【6-12 訳有】

 大地は小澄にまで夕との仲を応援すると言われ、お節介応援団の増援に頭を抱えてしまう。さらに、そこまで気にかけてくれる理由を語る小澄がどうにも「訳有」の様子であり、大地は例の恩人案件との関わりを予想するのであった。


【6-13 呼名】

 大地から夕への信頼について小澄からも太鼓判を押されることとなり、一通り用事も済んで大地が部活へ戻ろうとしたところ、とつぜん小澄から一つの提案が出された。それは、小澄への「呼名」を変えて欲しいとのことであるが……?


【6-14 逃走】

 背後より真名の片端を紡ぐ一音が響き、その刹那せつな、全身に戦慄せんりつが走り抜けた。生存本能に駆られ、迫りくる魔の手から逃れるべく決死の「逃走」を試みるものの、咎人とがびとを無慈悲にさいさんとする断罪のかいなに敢え無く捕らわれる。即時に死を覚悟し、自身の運命への諦観ていかんと共に振り返れば……大怨霊・五屍鬼が般若の如き形相で殺意をたぎらせていた。

(餅:悪ノリしても、まるゆさんがお休み中のためツッコミがきません。寂しいものです……)


【6-15 挑発】

 大地は一色の発言の意図を察し、ひなたと恋愛関係は全くないと弁解するが……何かを勘違いしている様子の一色から、さらなる怒りを買うこととなる。そして、打開策が全く見えず狼狽うろたえるしかない大地に、一色は悪意満載の「挑発」を仕掛けてくるのだった。


【6-16 解消】

 突然の謝罪というあまりにも一色らしからぬ行動に対して、これも策略の一環ではないかと邪推した大地は、疑心暗鬼に陥ってしまう。しかし、一色の真剣な様子から確かな誠意を感じ取り、加えて勘違いの内容を聞いた大地は、その不信感が徐々に「解消」されていくのだった。


【6-17 臆病】

 大地は今回の件についての話し合いを始めたものの、対する一色の淡泊かつ思慮深い語り口調と落ち着いた声色に大きな衝撃を受けることとなる。そこで、その素の性格を隠す理由を尋ねてみると、一色は「臆病」だからと答え……果たしてその意味は一体?


【6-18 二色】

 一色の行動原理を知った大地は、続いて性格を使い分けるに至った理由を説明される。大地はそれに納得はしたものの、底抜けに明るい陽キャモードを上手く混ぜて使い分ける様子があまりにも巧みかつ自然であり、「二色」に改名すべきではと心中で揶揄やゆするのであった。


【6-19 意外】

 一色に事あるごとに探られるのも辛いと判断した大地が、今後は止めて欲しいと素直にお願いすると、大地を偏屈者と分析していた一色はその様子を「意外」と評する。また、大地も一色への印象が大きく変わってきていると感じており、互いを知ることの大切さを実感するのだった。


【6-20 丸裸】

 大地は一色が取り違えたのは夕が小学生だったためと思っていたが、実はより高度な推察の末の誤解であると知らされる。そしてその解説を聞くことなった大地は、その過程で大地のみならず夕の秘密まで包み隠さず「丸裸」にされてしまうのであった。


【6-21 秘訣ひけつ

 未来人のことを知られてしまった大地は、どうせならばと一色の卓越した推理力に期待して意見を聞いてみるものの、流石に未来人の事情を予測することは困難と一蹴いっしゅうされる。だがそこで一色は、あえて助言するならばとの前置きの上で、ある「秘訣」を教えてくれるが……大地は思わず吹き出してしまうのだった。


【6-22 誤診】

 何もかも言い当てられてしまった大地は、褒められた趣味ではないと一色を揶揄するが、転じて一色から猛反撃を受けることとなり、最後には今朝の夢の一件まで推理されてしまう。そうしてショックに打ちひしがれる大地だったが、そこでなぜか一色が「誤診」の可能性が高いとフォローしてくれるのだった。


【6-23 友達】

 一色は大地に協力関係を結びたいことを伝え、続けて明日一緒に遊びに行こうと大地を誘う。それはひなたを誘うための協力要請ではあるものの、同時に大地と純粋に仲良くしたいという想いも確かに感じられたため、大地は一色を「友達」と認めて握手を交わすのだった。


【6-24 好調】

 射場に戻った大地が小澄の射を観察していると再度目線が合ってしまい、先ほどのように緊張させてしまうのではと心配するものの、逆に完璧な動作を見せられて驚くことになる。さらにヤスの話では、今日は全射的中するほどに極めて「好調」であるらしく……果たしてその原因は一体?


【6-25 社交】

 大地が部活の帰り際に後輩女子達二人へ気さくに挨拶して、夕により回復した「社交」性を発揮すると、彼女達やヤスから大いに驚かれる。そこでさらに大地は、彼女達が弓道衣のまま帰宅しようとしていることに気付くが……果たしてその理由とは一体?


【6-26 計画】

 一色は早速と友達同士になった事を引き合いに出して半強制的に遊びに誘おうとし、大地はその抜け目の無さにあきれつつも承諾する。さらにヤスを説得して参加させる「計画」に協力するよう誘導されてしまった大地は、その至極善良な目的に対して手段があまりにもひねくれていると一色を揶揄するのだった。


【6-27 補聴】

 ひなたとの会話を聞いた方法を尋ねられた一色は、使用した自作機械を取り出して仕様を嬉々として語り始め、その圧倒的マニア熱で大地を焼き尽くす。結局その機械を一言で要約すると……「補聴」器とのことだった。


【6-28 模倣】

 射場へ戻ろうとした大地を引き留めた一色は、ひなたとの呼び名に関するやり取りを完璧に「模倣」し、見事彼へ同じ要求を飲ませてみせる。その彼女は留まることを知らず、さらに大地をあだ名で呼ぶと言い出して……?


【6-29 激励】

 大地が部活を終えて道場を出る際に、再びスタッフの那須から声を掛けられ、夕の件について心配される。依然として夕と会えるかについて不安を隠せない大地であったが、那須から夕との約束を信じなさいと「激励」され、大地は少しばかり元気がいてくるのであった。


【6-30 再考】

 遠回りしてまで伝えようとしたヤスが気になる事とは、ダレカの時の記憶を夕も認識できる可能性であった。大地はダレカが夕の記憶を引き継いでいない以上は夕も同様と予想していたが、それに違和感を覚えるヤスの勘を信じて、交代の仕組みについて深く「再考」してみると……?


【6-31 動転】

 家に入った大地とヤスを待っていたのは、自責の念から極度に「動転」して大地に謝り続ける夕の姿であった。大地がなだめようとするものの、一切聞く耳を持ってくれない夕だが……果たして大地はどうするのか?


【6-32 意識】

 失態の一部始終を見られた夕は気落ちしてしまうが、フォローマスターヤスの鮮やかな手際もあって、次第にいつもの元気を取り戻す。しかし、大地と夕が冷静になったことで互いに「意識」してぎくしゃくしてしまい、ヤスからはもどかしいと突っ込みを受けるのであった。


【6-33 帰宅】

 未来の話を一緒に聞けることになり大はしゃぎするヤスであったが、そこへ妹の瑠香るかからの着信が入る。しかも彼女は電話口で怒っている様子であり、最終的にヤスは強制「帰宅」を命じられ……文句を言いつつもどこかうれしげな顔で走り去るのだった。


【6-34 期待】

 大地は待ち望んでいた元気な夕の姿を眺め、しみじみと喜びをみ締める。また本騒動を機に夕とのきずながより深まったと感じており、この先より良い関係を築けることを「期待」して、大地は未来に向けて一歩踏み出すのであった。

(ゆ:ふっかーつ! 餅:あの、もう最終話ですよ? ゆ:え? 餅:最終話です ゆ:むぅ、遅かったかぁ~ 餅:後半に期待しますね ゆ:はーい)

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