Wiki風キャラ紹介①-3(4日目終了時点)  ※挿絵×11

宇宙こすも 大地だいち

(立ち絵 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816452221404468037

 この物語の主人公。名前の由来は「地球」。一人称は「俺」で、他人は基本的に呼び捨て。銀ヶ丘高校三年生で弓道部所属。あまり笑わずしゃべり方はぶっきらぼうで他人に興味がないため、天馬(以下、ヤス)以外に友達と呼べるほど親しい人はいないが、その理由は現在まだ明かされていない。

 成績優秀で洞察力もあるが、時折とんでもない勘違いをして周りの人を困惑させる。普段は冷静に物事を判断するが、夕や小澄の予測不能な行動に対しては、冷静さを欠いて突っ込みを入れる事も多々ある。幼少期の父親の教えとして体術の心得があり、また弓道の腕もかなり高い。さらにルックスもヤスが評するには悪くはないと、一見すると男としてのポテンシャルは高め。

 幼少期に母親を、中1のときに父親を失い、一人暮らしをしている。本人は苦にしていないと言っているが、心の底では孤独を抱えて惰性で生きており、心から笑うことがない。ただし、夕が家に押しかけるようになってからは、彼女の体当たり的な行動に悩まされつつも、少しずつ変わってきているのかもしれない。

 夕から向けられる好意については、気付いていないというよりも「納得していない、信じられない」という様子である。夕のことを全く記憶に無い大地にとっては、それは理由無き好意と同じであり、そんなものに意味などないといったところである(要は偏屈な頑固者)。つまり、大地が夕の好意へ正しく向き合うためには、まずは夕の秘密の解明が必須ひっすである。ただし、夕からあふれ出る善性やその高い能力には信頼のようなものを感じており、基本的に他人を信じない大地にしては珍しく、夕のアドバイスを素直に受け入れる。

 第1幕の最終話において、本心では人とのつながりを意図的に絶とうとしていることが分かり、自分は「普通」ではないからと自嘲じちょうしている。それによって、まるで突然見切りをつけたかのように小澄に対して距離を置こうとした。そして、その振る舞いに対して夕から強い叱責しっせきを受け、喧嘩のような状態で幕を閉じることとなった。だが、夕も含めて全ての他人を拒絶しようとする大地ではあるものの、夕を泣かせてしまったことに強い後悔と自責の念を抱いたようであり、これはひとえに夕が真摯しんしに心をつなごうと接してきた成果である。これが大地の心を癒すための希望の種となり、第2幕で芽吹くこととなるだろう。


 

天野あまの 夕星ゆうづ

(立ち絵 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816452221404369545  表情差分 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816452221409458721

(私服姿 ※登場時のお楽しみにしたい方はご注意!:https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816927860073349544

 この物語のメインヒロイン。名前の由来は「宵の明星=金星(金星は愛の女神ヴィーナス、そして地球に最も近い惑星)」。大地の前に突然現れ、パパと呼び結婚を迫ってきた不思議な少女。毎日のように家へ押しかけたりと、大地を元気いっぱいに付けまわす。

 腰までの青みのある黒髪に大きな目と、人形のように整った顔立ちをしており、また普段は制服姿(皮カバン、白の丸帽、白のブラウス、白タイツ、黒の靴)で、腰には精巧な造りの金の懐中時計を下げている。その類まれな容姿に天真爛漫てんしんらんまんな振る舞いも相まって、誰からも愛される子供といえるだろう。特に、圧倒的な好意を向けられる大地には、(大地は納得していないが)非常に魅力的に映っている。

 大地と遭遇時に木に登っていたことから、子供で身軽ということを踏まえても、運動能力は比較的高いと予想される。朝餉あさげや弁当から調理の腕はかなりのものと判断でき、さらに大地の好みを的確に突いた特攻料理を振る舞うため、これには大地も舌をうならせるのであった。

 ミルキー女学園初等部の生徒手帳を所持していることから小学生と分かったが、それにしては極めて高い観察眼・洞察力・語彙力ごいりょくを備えている。また、大地のことを遭う前から非常に詳しく知っていたようで、ときおり意味深な発言をして困惑させることがあるなど、その正体は全くの謎に包まれている。

 大地に対しての通常時の一人称は「あたし」だが、大切なことを伝える時は「私」に変わり、呼び名も「パパ」から「大地」となる。ヤスにはとても丁寧かつおしとやかに話していたことから可憐かれんと評されたが、大地の前での元気溢れる様子とあまりに違うため、大地はそれを疑問に思うのだった。それについて夕は「恋する乙女はしたたか」と言っており、大地には自然体で他人には外行きの顔ということである。一般的には逆の発想(普通は好きな人に良い子ぶるもの)であるが、それは大地には偽りの無い有りのままの姿を見て欲しいという、夕の真摯な心根の現れなのかもしれない。この夕の心の在り方については、今後深く掘り下げられることになるだろう。


 ――幕外からの小ネタ:立ち絵に描かれた落書きから判断すると、絵はあまりお上手ではないらしい。もしかすると何かのヒントが描かれているのかもしれないが……常人が読み解くことは難しそうだ。歌も上手ではないことも踏まえると、どうやら芸術系スキルは絶望的なのかもしれない。


 ――次回予告に登場する天野夕星

 作者が話す次回予告でたまに乱入してくる。また、舞台裏とされるカッコ書きの中で「ゆ」として作者と雑談する。これは、その回の劇を演じ終えた、または見終えた状態の夕のコメントと解釈され、劇中の夕視点では見られない内容について言及することもある。



天馬てんま 靖之やすゆき

(立ち絵 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816452221405910534

 大地の友達で、ヤスと呼ばれる。名前の由来は「ペガサス座と勇者ペルセウス」。一人称は「僕」。性格はお調子者で、大地どころか夕にまでいじられる立ち位置、いわゆるいじられキャラである。だが、いじられることに文句言いつつも喜んでいる模様で、特に夕の場合は1ヤスキルにカウントされる。そのある意味高い社交性によって、夕の暴露祭によってショックを受けた小澄を上手くフォローしており、大地からは「やはり部長向き」と評価される。このことから、大地は押し付けたと言いつつも、その能力を見ての判断であったことが判る(そう、大地はツンデ――おっと誰か来たようですぞ?)。

 勉強は全くできないが、勘は非常に鋭く、時折重要な発言をすることもある。弓道部部長と料理同好会の会長を兼任しているが、弓道部部長は大地にめられて就任させられた(ことになっている)。学食の得盛天丼をこよなく愛しており、自作できないかと画策している。

 推理漫画を好んで読む事と野生の勘も相まって、大地の挙動不審な様子から夕の情報を上手く聞き出し、珍しく大地を言い負かした。初めは夕のことを「電柱の君」「可憐子ちゃん」など妙なあだ名で呼んでいたが、本名を聞いてからは「夕ちゃん」と呼んで夕を大層気に入っている。ノリでプロポーズしたりしたものの、実際のところは可愛い妹のように思っているようだ。夕から大地への絶大な好意は当然の如く気付いており、その理由はさておき、その恋の応援をしようとしている節がある(要はめちゃくちゃイイヤツ)。



小澄こすみ ひなた

(立ち絵 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816452221406019852

(幼少期 ※登場時のお楽しみにしたい方はご注意!:https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16817139554600931957

 この物語のヒロインの一人。名前の由来は「コスミックと太陽」。一人称は「私」。基本的に誰にでも丁寧な言葉で話す生真面目な性格であるが、夕にだけは夕本人の強い希望により気さくに話して「ゆっちゃん」と呼ぶ。話をごまかすのが絶望的に下手のようで、隠そうとしてもすぐ周りにバレる。外見描写は胸のサイズくらいしかないが、それがかなり大きいようで、ヤスは大喜びしている。

 転校生としての登場時には、コンタクトの上からうっかりメガネをかけ、何も無いところで盛大にこけるなど、究極のドジっ子属性を大地に見せつけた。それは、他人に興味を持たない大地へのアピールのためであり、地味な自分を偽る演技であることが明かされた(というより夕に無慈悲に暴露された)。その成果もあり、大地へ自分を印象付けるという第一段階をクリアすることができ、また同じ弓道部へ入部して接近することに成功した。

 なお、中学からの継続のため弓道の腕前はトップクラスの実力であり、部内で唯一の参段を取得している(大地は弐段、ヤスは初段(学科落ち))。ただし、大会などではプレッシャーであまり的中できないらしいが、それもあくまで小澄基準での話であり、実際はエース級の的中率のようだ。

 担任の勧めで手芸部に体験入部へ行ったところ、三年生部員達から暖かに迎え入れられ、兼部という形で入部することになった。特に夏恋と咲茅さきから気に入られている様子である。

 大地が手芸部を探った際の情報では、弓道経験者であることに加えて、大地への恩義のようなものが原因で弓道部へ入部しようとしていたようだ。さらに、かつて大地と同じ小学校に居たらしいが、上記の恩義も含めて大地にその記憶はない。また、夕は小澄を知っているが、小澄は夕を知らないという不可解な関係である。そしてヤスの突拍子もない発言である「二重人格」に反応を示したことも総合すると、やはり夕と同様に何か秘密を持っている様子である。これらから、今後の物語に深く関わっていくことが予想される。



一色いっしき 夏恋なこ

(立ち絵 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816700426670543012

 手芸部の三年生、大地のクラスメイトであり、手芸部部長からは「なーこ」、小澄からは「なーこさん」と呼ばれている。名前の由来はネタバレ防止案件(勘の良い方は気付くかもしれません)。一人称は「あたし」で、やたらと間延びした明るい話し方をしており、初見の大地からは頭の軽い子と思われた。しかしその実は策略家であり、小澄の秘密を華麗に暴露してみせた。その一部始終を盗み見ていた大地とヤスは、恐怖して警戒を厳にするのだった。ただし、人の秘密を暴いて楽しむような性悪というわけでもなく、純粋に小澄と仲良くなりたいという気持ちが見て取れ、その点から根は良い子なのだろうと思われる。

 手芸部への諜報ちょうほう活動について大地を訪ねて来た際には、入念な調査の後に非常に遠回しな聞き方をし、大地から上手く情報を引き出しつつも次は無いと脅してきた。しかもその会話は、仮に大地がシロであった場合や他人に聞かれても良いように、世間話として偽装されていた(実際に小澄がその様子を見ていた)。大地はその頭脳と手腕にただただ戦慄せんりつして、「大魔王」「の悪魔」「FBI捜査官」などと例え、今後二度と関わりが無いことを祈るばかりだった(そんなフラグ建てるから……)。このように、味方である小澄への優しい対応とは違って、敵に対しては実に容赦がないようだが、なぜそこまで大地が敵対視されているかは不明である。

 小ネタとして、次回予告に登場したラスボスと思われる大怨霊だいおんりょう・五屍鬼は「いっしき」と読む。つまり大地にとって一色は、恐怖の対象なのである。



沙也さや(苗字は不明)】

(立ち絵 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16817330648342400820 ※苗字が絵に入ってます)

 手芸部の三年生で、一緒に居てもほとんど喋らない寡黙な部員だが、小澄への挨拶はちゃんとしたりと、最低限のコミュニケーションは取ってくれる。また、大地が小澄に聞きたかったことをピンポイントで指摘するなど、大地からはとてもできる子と評される。



咲茅さき(苗字は不明)】

 手芸部の三年生で、コテコテの関西弁で話す気風の良い性格である。夏恋いわく裁縫がプロ級とのことで、数々の見事な和風の刺繍ししゅう作品を壁に掲示しており、それに感動した小澄は弟子入りを志願した。可愛い子を愛でるのが好きなようで、小澄を師匠特権で持ち帰ろうとして部長に怒られる。


【手芸部部長(氏名不明)】

 部長と呼ばれているので、手芸部の部長の三年生だろうという情報しかない。見た目も喋りもギャル風であるが、個性派ぞろいの手芸部を面倒見良く取りまとめており、苦労人な様子が伺える。いわゆるギャップ萌えと大地は称した。




登場人物相関図(主人公視点)

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816452221406510468


メイン5人(夏恋追加)の集合絵

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816700426670797678

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る