野生の作者が飛び出してきた!① ( 第1幕振り返り)
こんにちは。第1幕も閉幕ということで、次幕予告をしに餅餅餅がしゃしゃり出て来ました。お呼びでないぞ、カエレカエレ! とのことでしたら、慌てず騒がずお静かにブラウザバックください。
さて、まずはここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。@かのんと共に、ここに深く御礼申し上げます。エンディングはまだまだ遠いですが、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
さぁ、大変不穏な空気での幕引きとなりましたねぇ。
夕ちゃんを泣かせやがって許さん! という紳士の方も中には居られるかもしれません。
でもご安心ください。まさに看板に偽り無しであり、あくまでその過程を見守っていく物語となっております。
ここで終盤を振り返ってみますと、大地君は一見すると普通の高校生のように振る舞ってはいますが、実は本心では他人を拒絶しようとしていることが解り、最終話ではついにその心の闇が明るみに出てしまいました。ただ、他人を頑なに拒絶しようとはしつつも、真摯に心を繋ごうとしてくる夕ちゃんに対してだけは……どうやら後悔と自責の念を抱いているようですね(大地君は明確にそうと自覚はしていませんが)。
一方で、その大地君と喧嘩別れ(?)になって大変なショックを受けてしまった夕ちゃんではありますが……ここまでお読みになられた皆さんならお解りの通り、このくらいでめげるような子ではありません。泣くほどにつらくても、大地君を心配させまいと気丈に泣いてないと言い張るほどの、とても心の強い子ですから。ただ、そんなハイスペック夕ちゃんにも当然未熟なところはあり、そのあたりの成長も今後描かれていくことになります(この幼女……どこまで強くなるんだっ!?)。
ということで次幕は、夕ちゃんが頑張って大地君の心の闇に触れていくお話となります。そのため、夕ちゃんなどの別視点のエピソードが幕間として入ってくることになり、そのままお読みいただくと、複数視点である群像劇となります。すると全体の把握はしやすいのですが、夕視点では当然その正体に関するヒントがじゃぶじゃぶ出てきますので……大地君が知り得ない、いわゆる軽いネタバレを食らうことになります。
ですので、そんなの気にしませんよという方はそのままお読みいただければと思いますが、まずは大地君に成りきって夕ちゃんと接していきたいゾという方は、第二幕終了まで幕間を飛ばされるとよろしいかと思います(もちろん大地視点のみで成立するように記述しています)。
このように読者サイドが読む順番を選択するというのは、通常の紙媒体小説ではまず出来ないことであり、web小説ならではのゲームブックみたいでちょっと面白いなと感じました。
ところで、登場人物の外見描写が極端に少ないと不満に思われた方も居られるかもしれません。イメージし辛いかと思いますので、ご不便をおかけいたします。
ですが、これは理由あってのことでございます。こうお伝えした時点で、鋭いみなさまはお察しいただけることでしょう。そして、ナゼか一人だけ描写がある子が居ることに、ニヤニヤしていただければ幸いです。
さて最後になりますが、タグの通りふんわりミステリー風味でもありますので、ここまでで夕ちゃんの正体の予想をしてみたゾ! といった応援コメントは大歓迎です。なお、この先のことを書いてしまうようなウッカリさんは居ないと思いますので、二幕の連載が始まった後でも、気にせずコメントください。作者としましては、なるほどこういう解釈になることもあるのかぁと、大変参考になります(事前に見せていた友人からは、想定もしなかった答えが返ってきて面白かったです)。ですので、コメントを心よりお待ちしております。
(※ここで一つお詫びでございますが、いくつかのタグはあえて載せておりません。ですので、あのタグがないからこうでは? といったメタな考察は成立しませんので、ご留意ください。また、公平性を期すためとはいえ、この注意書き自体がメタなヒントになりそうで、それは心苦しいですね)
また、ここで物語の一つの区切りとなりましたので、何かレビューをいただけば感謝感激の餅撒き祭り開催です。餅をお渡しに伺います(受け取り拒否はできません)。でも書き込むのはちょっと恥ずかしいゾという方が居られましたら、星をお贈りいただくだけでも、作者達は感謝の正拳餅突きをしながら執筆・作画を頑張って参ります。
それでは、また第二幕の後にお会いしましょう。みなさまに良い読書ライフを!
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