カップ麺のタイマーが鳴るところ、めっちゃいいですね。
自分一人しかいない家の中、どんな生活音も聞こえてこない孤独、ただタイマーを待つだけ。
そして聞こえてくるのは無機質な電子音のみ。
大地くんの空虚な心情がギュッと凝縮されてるシーンで刺さりました。
大地くんのキャライメージが一発で固まったかんじデス。
作者からの返信
ようこそいらっしゃいませ、菅野さん!
ご感想ありがとうございます!
昼の皮肉屋だけど明るい彼と打って変わった夜の孤独な彼、その雰囲気を感じ取っていただけて嬉しく思います。
ただこうした彼も、もうすぐ孤独を感じている暇もなくなりますので、この最序盤でしか見られないシーンだったりもします。それはもちろん、彼にとって素敵なことなのですけどネ。
気の置けない友人同士のテンポ良い会話、楽しいです。会話の内容から互いの性格が滲み出ているのがいいですね。なんだかんだ部長を務めている天馬くん、後輩に慕われているなら、面倒見も良さそうです。あと、ノリも良さそう!
宇宙くんは女の子にあまり興味ないんですね。それもまた今後を考えると面白くなりそうです。
大三郎くん、女子より女子しているのか……( *´艸`) 宇宙くんがすぐに名前を間違えて覚えているところ、ふふっと笑ってしまいました! どっちかといえば宇宙くん的には大三郎くんの方が可愛く見えたんですね。笑
お家の中、宇宙くんの心情と絡めた描写をされていて、好みでした。視界が明るくなれば気分も幾らか明るくなる、確かにそういうものかもなぁと。
亡くなっている親父さんからの言葉がまた、いいこと言っているんですが最後で笑う! 親父さん可愛いですね。お茶目なとこあったのかもと想像しました。
またお邪魔します(^^)
作者からの返信
こんにちは、保紫さん!
ご感想ありがとうございます!
この一話に二人のキャラと関係性を凝縮してみましたが、無事に伝わっているようで嬉しく思います。ヤスはいわゆる友人枠ですが、こうしたノリ良いギャグ要因だけでなく、シリアスな局面で大地君を助けてくれたりもする、ハピスパになくてはならない超重要キャラです。あまりにでしゃばりすぎて、読者様から「ヒロインはヤス」と呼ばれてしまっておりますが(笑)。
大地君は女の子に興味もなく、名前もすぐ忘れるくらい他人に興味がありません。ヤスとのギャグでぼかされていますが、実は深刻なことだったりします。
昼と対照的な陰の描写でしたが、気に入っていただけて嬉しいです。最序盤ではこういった描写もありますが……彼が変わるにつれて少なくなっていきますね。
遥か昔の親父さんの言葉ですが、未だに大地君の記憶にしっかりと残っております。この「情けは人のためならず」が本作のメインテーマであり、彼、そしてまだ見ぬ彼女をハッピーエンドへと導く指針となるのです。
どうぞまたお越しくださいませ!
>世には理不尽が溢れていて、お前が確たる信念をもって
>それに抗うには肉体的な力が必要だ。
>力なき正義は無力、特に子供のうちはな。だから強くなれ。
>そして大人になれば智という力をもって抗えばいい。
これは確かに真理ですね。
体をしっかり鍛える…柔道や剣道、空手なんかを
習っておくと、いじめに会いませんし、
大人になってからは、それが自信となって、
何事にも心の余裕と落ち着きが得られる点は
大きいと思います。
力なき正義は無力…。
ウクライナを見ていると痛感しますね。
国際政治にも通用する考え方です。
作者からの返信
ようこそいらっしゃいませ、白狐姫と白狐隊さん!
人間を含めて生物はすべからく生存競争の中にあり、それは弱肉強食の世界、力と知恵のいずれも必要な場面はでてくることでしょう。大地父はとても大切なことを教えてくれていますね。私もいずれ子供ができれば、そう伝えたいと思っています。
時事的にジャストの時に読まれましたね。もちろん双方にそれぞれの正義があり、ぶつかり合っているわけですが……いずれが正しいかは神のみぞしる、これが歴史となったときに判明する――かもしれませんね。
編集済
書き方がガラリと変わりましたね。
雰囲気が出ており良かったと思います。
描写を厚くしテンポを遅くすると重い雰囲気が出せますよね。
さて前回の返信の「ヤスは自分で采配できるはずなのにわざわざ聞いてくるということから、それが当てつけ行為なのではと大地が推測することは、それほど不自然には感じません」ですが、本文がそのようになっておれば良いのですが、なってませんよね。
独白後に「人をまとめるのが決して下手ではないはず」という推測が書かれているだけです。
「当てつけ」と書くには、そこは断定でないとおかしいですし、できれば独白前の、例えば会話とかで欲しいところです。
「自分で采配できるのに、何故それを俺にいちいち確認するんだ。部長はヤス、お前だ」とすれば、組み立ては上手く行くかと思います。
作者からの返信
こんばんは、水鏡さん!
悪友と孤独は大地の日常の陰陽を表現していまして、タッチの違いでそれが上手く伝わっているようで嬉しいです。
再度のご説明ありがとうございます。
「下手ではないはず」と推定で書かれていることで前後の繋がりが不自然、ということで理解しました。
まずご提案の組み立てですが、大地はヤスを心の底では認めているけれど、頑固なところもあって(この段階では)それを表に出しては絶対に言いませんので、ここで「采配できる」と言わせることはできません(後々になって、実はヤスの能力を認めての部長押し付けであったと分かるような構成になっています)。また、推定で書かれているのも、その気持ちの発露と解釈ください(もちろん読者には伝わりませんが)。加えて、1日目①をお読みいただければ分かるのですが、対照表現としてここは推定の方が面白くなります(続けるのでしたら、そちらをお読みいただいてから、また議論しましょう)。
地の文も上手いです。
情景と心情の描写にも冗長さは無く、なにより、独りよがりじゃなく読者に配慮した文体と思いました。
作者からの返信
enterpriseさん、またまたありがとうございます!
地の文は、配分が難しいと常々感じております。読者様に配慮できているかは不安ではありますが、できるだけ読みやすく書くことは心がけております。お褒めいただきありがとうございます。
前話までの賑やかさとは打って変わった、痛いほどの孤独。強くなって理不尽な目に遭っている人間を救え、と常々言っていた父親の死。父親は誰かを助けようとして助けられず、一緒に亡くなってしまった……? 事故なのか事件なのか。
作者からの返信
イオリさん、たくさんのコメントありがとうございます!
彼の心の闇をチラ見せと言ったところであり、そこにミステリー要素を感じていただけて嬉しく思います。彼がどう成長して辛い過去と向き合っていくのかは、本作の大きなテーマの一つとなっていますので、どうぞ温かく見守ってあげてくださいませ。