第37話 その夜、女性2人は天国へ・・・

 長々と続いておりますが、今回でしもの話は完結します。また、合間に出てくるとは思いますが……





 マユと2人で俺の部屋に入る。俺は先ずは夜酒。スコッチの水割を準備する。マユが物欲しそうに見るので、聞いてみた。


「マユも飲んでみるか? ここは日本じゃないし、俺が初めて酒を飲んだのは11歳だったしな」


「はい、タモツさんと同じお酒を好きになりたいです」


 くぅ~~!可愛い! このは天性の【オッサンキラー】だぜ!


 俺はスコッチの香りを楽しめるだけの少量をグラスに入れて、氷、水、俺の好みだが、レモンを絞って入れて軽くステアしてマユに渡した。アルコール度数で云えばマユに渡した水割は2%以下だ。俺自身が普段から飲む水割も5~7%位にしている。


 【酒を飲んでも呑まれるな!】だ。


「美味しいって言うか、良い香りです。この香りがウィスキーの香りなんですね」


 と少し飲んでマユがそう言う。


「そうだよ。そして、生産地域や熟成に使用する樽の違いで香りも変わるんだ」


 と俺も答えた。そして気になっていた事をマユに尋ねた。


「マユ、訓練場に入る前と後でアヤカとの距離感に違いを感じたけど? 何かあったのかな? 答えられるなら教えて欲しい」


 マユは笑顔で、


「アヤカと親友になりました」


 と簡潔に答えてくれた。その輝く笑顔を見て俺は、微笑みながら


「そうか。良かったな」


 と答えていた。そして、残りの水割を飲み干してマユを見つめながら、


「あ~、その、ナンだ! 俺は今から風呂に入ろうと思うんだが、その~、マッ、マユも一緒に入るか?」


 と初心うぶな高校生の様にどもりながら聞いてみた。心臓はバッコンバッコン跳ねて期待に満ちた眼差しをマユに向けて…… マユの返事は……


「はい……」


 顔を赤らめて、期待通りの返事だった。


 それから俺達2人は風呂の中でイチャイチャ(2回戦)して過ごし、寝室のベッドで更にゆっくり優しく、俺自身もマユの中を堪能しながらイチャラブを繰り返し(7回戦)て、マユが昇天したので抱きしめながら寝たのだった…… 

 初体験からそれほど経ってないマユだったが、気持ち良くなってくれた様で良かった……

(避妊は勿論、【想像】で行っている。精液の中に精子が入らない様にしてある。コレはライにも教えた。)

 さて、ライはどうだったかな…… 『病は気から』精神は上手くいってるだろうか? 楽しみだ!?





 今からの話は翌朝、ライから聞いた話だ。


 俺の思惑通りに、いやそれを超えて、昨夜はライが(【アレ】を)無双出来たらしい。


「しっ、師匠! お早うございます! ヤりました! 僕は【おとこ】に成りました! 【超薬】は凄いです! 師匠は30回と言いましたが、そんなモンじゃ無かったです! 聞いてますか?師匠!」


「分かった! 分かったから落ち着け、ライ! ここじゃ、マユやアヤカが起きてきたら気まずいから隠し部屋に行ってから聞くよ。さあ、こっちだ、着いてこい。」


「はい! 師匠!」


 そうして昨日、コッソリと作っておいた隠し部屋(俺にしか扉は見えない。)にライを連れて入り、報告を聞いた。 




「ライ、良かったわね。レベルが上がって。中々18からは上がらなくて悩んでたものね」


 部屋に入るとアヤカがそう言ってくれた。僕は嬉しくて、


「そうなんだよ、アヤカ。アヤカはレベルが順調に上がってたから、僕はアヤカに守られるだけの情けない夫のままになるのか、って怖かったんだ」


「あら、私はそうは思ってなかったわよ。ライにはいつも助けて貰ってたわ。私も恐らくタツヤやミドリと同じ様にガルバの精神堕落を受けていた筈なんだけど、ライのお陰で打ち勝つ事が出来たんだもの。それに、私1人では神殿の思惑に乗せられて抜け出す事が出来なかったわ。全部、ライが助けてくれたからよ!」


「アヤカ、そう言ってくれて有り難う。でも、僕はヤッパリ【おとこ】として、愛しい人を自分の力で護りたいんだ。だから、此れからも師匠タモツに鍛えて貰うよ。そして、アヤカを護るよ」


「嬉しい、ライ!」


 アヤカが僕に抱きついてきた。実は僕の【息子】は以前サイズでもうパンパンになっている。それに気づいたアヤカは、


「ウフフッ、ライ、おっきくなってるわよ。でも、まだお風呂に入ってないからダメよ。今から一緒に入る?」


 アヤカが妖艶な笑みを見せながらそう聞いてくれたので、僕の返事は勿論、


「うん、一緒に入って洗いあおうよ」


 だった。アヤカは


「あら、昨晩あんなに頑張ってたのに今日はもう大丈夫なの? 何時もなら次の夜は嫌がるクセに」


 と言うので、僕は師匠に教わった通りに


「低いレベルから急激にレベルアップした時には精力も一緒に急激にアップするって師匠が教えてくれたんだ。だから、今日はアヤカが満足するまで頑張れると思うよ!」


「フフッ、私が満足出来るまでライが持つかしらね~? でも、もしも私が満足出来たらライの前からのあのお願いを聞いてあげる」


 僕は内心で『そんな約束しても良いのかい? アヤカ』と思いながらも、


「よっ、良ーしっ! 約束だよ、アヤカ!」


「ウフフッ、張り切っちゃって! ええ、約束するわ、ライ!」


 そして、2人でお風呂に入り洗いあい、それからイチャイチャ(5回戦)した。この時はまだ【息子】のサイズと形は前のままでヤった。アヤカは、


「アンッ、今日はまだまだ余裕が有りそうね、ライ。本当に精力が上がってるのね。タモツさんに感謝たわ。でも、私はまだまだ満足してないわよ、ライ」


 と言ってきたので、お互いに体を拭き終わったタイミングでアヤカをお姫様抱っこしてベッドへ、優しく下ろし、


「勿論、まだまだ此れからだよ! アヤカ」


 と、そう言ってアヤカの大事な場所を愛撫する。


「アッアッ、急になんてズルいわ、ライ、アッアンッ!」


 アヤカの可愛い声を聴きながら僕は執拗にアヤカの弱いトコロを攻める。


「アッアッアッアッアンッ! ライ、もう、もう、ダメ!! ちょうだい! ちょうだい、ライ!」


 その言葉を待っていた! そうして僕はアヤカの大事な場所に【息子】をあてがい、何時もよりもゆっくりと優しく、そして入れながらサイズと形をアヤカに合わせて行った。


「エッ、エッ? 何? 何コレ? ラッ、ライ! イヤッダメッ! コレッ、ダメッ!! アッアッアッアッーーーーーッ!!」


 一際大きな声を出すアヤカ。そう、僕が聴きたかった言葉を聴けた! でも、まだまだコレからだよ!


「アッアッ! スッ、スゴいー! ライ、ライ、スゴいのー、気持ち良いのーっ! こんな、こんなのって、アアー! もう、イくっ、イくのー、我慢出来ない! ゴメンね、ライ、イッイくーーーっ!」


 グタッと全身の力が抜けたアヤカを優しく抱きしめながら、僕はゆ~っくり出し入れを繰り返す。


「アア~、ライ、ダメ~、イったから~、イってるから~、敏感だから~、そんなに優しく~…… アンッ、また、また、イっちゃう~」


 アヤカの言葉を聴いてアヤカの耳元で優しく僕は言う。


「良いんだよ、アヤカ。何度でも何回でもイって。僕に可愛いアヤカを全部見せて」


 僕の言葉を聞き、ビクンッビクンッとアヤカの体が跳ねる。




 ここまで聞いてから、俺はライに拳骨を落とす。


 ゴンッ!


「イタッ! しっ、師匠~、痛いですよ~」


 文句を言うライに、


「痛いですよ~、じゃねぇ! な~にを微に入り細に穿って喋ってんだ! 俺が聞きたかったのは結果! 結局、何回出来てアヤカを昇天させる事が出来たのか! っていう結果を聞きたかったの! 何が悲しくて他人の性行為の詳細を聞かなきゃいけないんだ!」


 と俺が言うと、


「でも、師匠。生唾飲み込んで聞き入ってくれてましたよね?」


 と言うライに拳骨をもう1つ……


 確かに聞き入っていた…… こいつ話が上手いもんだから、ついつい。俺が正気に帰ったのは起きたマユから念話が届いたから。


『タモツさん、お早うございます! 朝からお出かけですか?』


 と。俺は慌てて


『ああ、そうなんだ。ライが男同士で話があるって言うからさ。ちょっと話を聞いてるんだ。もう少しで話も終わるから……』


『はい。それじゃ朝食を作りながら待ってますね』


『ああ、よろしく頼む』


 そこでライに結果を聞いたら、


 アヤカはベッドに行ってからライが1回出すと昇天したらしい。つまり、風呂の分と合わせて6回目か。しかし、ライはまだまだ行ける。ここでこいつは何と、【想像】を駆使しやがった。

 【超薬】で上がった(と思い込んでいる)精力を貯める事に成功したらしい。不思議に思って久しぶりの【見(検)分眼】を使うと、ライのスキルに【超絶絶倫】と…… 

 俺は心の中でアヤカに両手を合わせて謝ったのだった……




 


 今回のは過激になってしまいました…… R15で大丈夫かな? ダメ出しがでたら書き直します。

 

 

 

 

 

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