第24話 実際の勇者達は②
今回、性的描写があります。ご不快な気分に成られる方は飛ばして下さい。R15で大丈夫かな? コレ…… 少し不安ですが、宜しくお願いします。
『さてと、タツヤはこのまま自滅又は人々の敵になりそうだが、もう1人はどうかな? 【想像:索敵】居た。まだ城の中か。行ってみるか【転移】』
俺は転移を使ってミドリが居る部屋の隣の空き部屋にいきなり転移した。防御魔法らしき物があった様だが、【隠蔽】は魔法からも隠蔽してくれるので、気にせずに転移を行った。すると、隣からは……真っ最中だった……
「ああ~、良いわ~、上手よ~、サミちゃん。そう、ソコ。ソコを突き上げて~!」
「ハアハアッ、ミッミドリ様。僕はもうもう~!」
「あっあっまだダメよ! もう少し、もう少しだから頑張って~! あっソコよっ、もっと突き上げてっ!!」
「ミドリ様~っ!もうっ、もうっ、ダメですっ!」
「あっあっあっあっ、良いわ! 逝ってっ逝ってっ! 私も逝くーーーーっ!」
俺は頭を抱えて、考える。こんなのに凄い職業がつくってどうなってるんだ? 異世界?
隣では賢者タイムなのか、ハアハアと少し荒い息遣いが聞こえてきている。まあ、今なら見れるか。
『【見(検)分眼】』
出てきた能力は……
:名前 ミドリ
:称号 婬魔の女王・精吸鬼女
:職業 大魔導(男滅魔)
:レベル 5(38)
:経験値 2,935/3,250(31,278/39,000)
:HP 995/995(14,900/20,000)
:MP 2,650/2,650(18,700/23,000)
:武器 最魔の杖+100(+1,000)
:防具 魔物防ローブ+400(+800)
:物攻500(2,700+1,000):物防950(2,500+800)
:魔攻1,800(8,700+1,000):魔防1,150(10,200+800)
:スキル 全攻撃魔法Lv.5/10
物理防御魔法Lv.5/5
魔法防御魔法Lv.4/8
身体強化魔法Lv.2/5
(超絶倫Lv.4/10)
(吸精変換Lv.5/5)
(完全魅了Lv.5/10)
状態:【異常】
色欲に捕らわれた魔導師。男の精を吸い上げて己の力へと変換する。婬魔の能力を持ちあらゆる男を魅了して糧にする。後数ヶ月で完全な男滅魔になる。
チーーーーンッ!!
ミドリ! やっぱりお前もかっ!
『まあ、これはどうするかな? タツヤとミドリはもう少しで人々の希望から絶望に変わるようだが、しかし、仮にも勇者としての資質はあった筈なんだからこんなに早く堕落するかね? もう少し調べた方が良いか? コレでアヤカもだったらこの領都はもう終わりだぞ。それに、ランゲインも危ないな。取り敢えず、アヤカも見てからどうするか決めよう。マユとも相談しないとな。【想像:索敵】居た! って何でマユも居るんだ!? どうなってる? 他にも人が居るようだな。神官か? いや、それだけじゃないな。侯爵令嬢も居るようだな。ここで考えても分からんから行って見るか』
俺は近くの人影が居ない場所に転移した。
タモツがミドリの所に来る少し前の事だ。マユは【隠密】を使用して街中を【索敵】していた。本来は敵を探る物だが、自分が思う人物や物も探る事が出来た。タモツが面倒だから【索敵】と名付けたが、【捜索】か【探索】が良かったかな? とマユは思っていた。
そんな事を思いながら街中を歩いていると、見つけた。中心地から西に外れた街壁の近くの1軒家から目的の人物が居ると教えてくれる。
そこでマユは考える…… いきなり訪ねて会わせてくれと言っても怪しさ満載だろうなぁと……
家の近くで思考していたら誰かが近付いてきた。それは、
「あら、麻優じゃない。久しぶりね。その様子だとあのオジサンはヤッパリ凄い人だったのね」
後ろに神官を連れているアヤカだった……
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