第16話:男の宴会、女の茶会




 西側で発生し、独自にコロニーを形成した魔物が東に流れてくる事例は稀に存在する。

 近年で最大のものならば、西部貴族【黒戦鬼】が領するグラウ領の原型もそれだ。


 ハグレ、流れ……本来その地に存在しない種の流入。

 多くは、生存競争での敗北だが。

 ここ近年で増加しているのは、人間種による過剰な魔物狩りの影響。 


 

「本日……と言っても、既に宵も明けて早朝にすらなってしまいましたが。彼との対談で最後です、エルドリッジ伯」

「ヨロしく、おネガいします」



 地方役人たる魔族の紹介を受け、拙くも公用語を操るのは、ゴブリンの上位種たるキング。

 コロニーの長だろう。 

 今回、人間種に駆り立てられ魔皇国西側へとやって来た彼等は、数週の待機期間を経て北部へ統合される事が決定された。

 しかし、ある程度の期間が過ぎ。

 北部へとやってこれた今となっても、会合の見物に並ぶ彼等の中には酷い傷を負ったもの、疲弊し衰弱したものも多く。



「スミカをテイキョウしてイタダいたばかりか、ナカマたちのチリョウまで……ホントウに、カンシャします」

「良いのです、良いのですよ」



 役人の紹介でキングが会ったのは、一人の女性魔族。

 聞けば、彼女こそがこの地を支配する者。

 本来であれば、自分がこうして対話できる存在ではない筈だと、ゴブリンの枠から大きく逸脱した知恵者たるキングは理解していたが。



「他に、不便などはありませんか? 移住したばかりで、そのような物は数えきれないでしょうけれど。私達に出来る事があれば、何なりと」



 北部領主自ら都市の診療所へ乗り込み、一治療師として彼等の治療に当たっているというのは、あまりにもおかしな光景で。

 役人は勿論、魔族の生態に詳しいわけではないキングですら、この状況には困惑している。

 少なくとも、己ならそのような事はしない。


 だが……微笑み、両の掌でキングの手を握り込む女性は。

 彼女は、何処までも手を差し伸べている。


 心の隙間へ、いとも容易く入り込む声……ぬくもり。

 これ以上を望むまいと考えていたキングは、気が付けば内心を吐露していた。



「……その。ヨウイしてイタダいたこのチは、とてもスミよいバショです。しかし、その……クスリのタグイも、セツビもフソクで」

「そう、ですか。そうですよね……」



 北部の比較的浅い地域にある小規模の都市。

 そこへ、多くの負傷者が流入すれば、こうなる事は自然。

 

 自然であり、止む無い事。

 


「―――ブランツさん。現在この近辺に存在する治療所は、ここ一軒でしたね?」

「は、はい! 中型ですが、医療品も、病床も。今までの住民の数なら問題なく対応できていたもので……、その……」

「もう一つ建てましょうか、病院」

「―――へ?」

「……ギヒ?」

「完成するまでは、仮設のものを。治癒士も、薬師も足りませんね。雇います」

「―――ギャ?」

「図書も寄贈しますね。娯楽を増やすのです。ゴブリンやオークなどの亜人は、環境の変化が出生に大きく影響しますから。村や都市で暮らすのならば、多産による長期的な資源の枯渇や争いの問題はありません」

「あの、ナカマたちは、モジが……」

「あっ。では、学校もつくりましょう。教員が居ないのなら、雇いましょう」

「「……………?」」

「手配は、全て私がします」



 彼女の言葉が分からず、二人の大仰な反応に首を傾げる付き添いのゴブリンらはさて置き。

 共通の言語を解する役人とキングは、最早開いた口が塞がらず……顔を見合わせるばかりで。



((全部奢りィ―――!?))



 一つ、言える事として。

 これが、役人と、ゴブリンキング……後に親友となる両者の間に奇妙な友情が芽生えた瞬間であったという事。



「では、早速取り掛かりましょう。ふふ……忙しくなりますね」



 今に、有り余る活力を以って行動を開始する彼女。

 しかし、この女性は。

 彼女は、この早朝に開かれた会合までの間……昨日の宵から今に至るまで、ずっと流れ者である彼等ゴブリンの回診に赴いていたわけで。



「あ、あの……、エルドリッジ伯。今日こそは、休息を……」

「問題ありませんよ。まだ、疲れは感じていませんから」

「都市へいらっしゃった三日前からそう仰っておいでですが」

「……ミッカ? ……ヤスみなく!?」

「ふふふっ……。私の身体は、休息を取らなくても良いと。そのように出来ているのです」



「さぁ、始めましょうか。改革を」



 ……………。



 ……………。



「―――ってーー事が、つい先日仲介したゴブリンのとこであったんだが……、どうだ?」

「ノーコメントだ」



 ヤバ過ぎだろ、大貴族。

 どれほど常識人枠とか良心とか言われていても、六魔……やはり、こういう所で彼女も大概だと身に染みる。

 金銭感覚が常人と乖離し過ぎだぞ。


 これが何も知らない只の箱入り娘なら、それでも良いんだが。

 彼女の場合は、金銭の価値も市場や経済への理解も知識もありつつコレなわけだから殊更ことさらヤバい。


 何より、だ。


 

「一応聞いておく。何処までだ」

「全部実話だ、信じたくないが」



 魔皇国随一の資産家……大金持ちは誰か、と。

 問われたものは、口をそろえて言うだろう。


 北部の大貴族―――エルドリッジ辺境伯だと。

 

 広大な魔皇国北部、その全てを領有し、大陸随一ともされる地下資源を支配する魔皇国の金庫番。

 生かすも殺すも彼女次第―――北部の亡霊。


 それが、六魔としてのフィーア・エルドリッジ。

 その彼女が、無限の財を容赦なく改革につぎ込みまくるという訳なのだから……。



「即断即決過ぎて、もう笑うしかねェよなぁ……ハハハッ」



 引き攣った笑みを浮かべ。

 ヤケを起こしたようにボトルを傾けるは、魔皇国西部の貴族である亜人……サーガ・グラウ。

 彼女と同じ、魔皇国有数の大貴族で。

 祝宴後の影響もあり、共に礼服を着込んだまま……襟元を崩したヤツの白いシャツへ、朱の雫が垂れていく。


 零し過ぎだろ。

 手震えてるし、自分で話しておいてどれだけ動揺してんだ。



「……またサングリアか。相変わらず甘党だな、お前も」

「へへ。これがんめーのよ」



 サングリア……ワインに各種スパイスや果実を漬けこんだ、甘く風味豊かな酒。

 実の所、サーガは酒も食事も甘口のものを好んでいる。


 そこまでなら可愛い趣味にも思えるが。

 量は全然可愛くない。


 ボトルをラッパ飲みに、まるで呑み放題。

 カパカパ開けやがって。

 デッカいテーブル用意してんのに、コイツの空けたボトルばっかりで俺のスペース一割もねぇぞ。



「―――おい、爺。弱い癖にムチャすんな」

「やかま、しい……負けてられん……わ」



 で。

 複数人で酒を飲むと、ペースが異常に速くなってしまうというのはよくある話だが。

 呑ませたら面倒な輩は、得てしてそういう席に一人はいる。

 


「頼むぞ? 間違っても去年みたいに龍化するなよ? 尻尾出すなよ? 漏れなく全員陛下が殺しに来るぞ」

「グゥ……」

「聞いてねぇし」

「酷かったよなぁ、あん時。補修に何週間も掛かってやんの。……俺らの怪我も」



 思い出したくもない記憶だが。

 本人……本龍―――老師?

 ともかく、まるで反省の色が見えないのは……ま、寝ててくれるならそれが一番か。

 寝とけ、お前は。



「―――おい、おい。呑まねェのか? ラグナ。遂に肝臓逝ったか」

「気が気でないんだよ、こっちは。いつコレが寝ぼけて暴れんとも限らない。その時は協力しろよ? トカゲ狩り」

「ほっときゃ良いさ。俺らが何とかしなくても、どうせ鉄拳制裁だろ? そん時は。前回みたく、下手に止めようとして。共犯認定されたら目も当てられねェ」

「……だが、逆もあり得るだろう」

「何で止めなかったのかって? ―――ハッハァ! ソレ、もうどうしようもねェなァ! 言いそうなのが余計に。さっすが、俺らのガチガチ魔王様」



 ……ガチガチ?



「どうしようもないのは否定しないが―――聞き捨てならんな」



 突如、俺の纏う雰囲気が一気に変わったのを察したか。

 圧倒的な威圧感に、酒で程よく思考が離れかけていたらしい鬼野郎はビクリと跳ねる。



「な、何だよ。急に怖ェ顔しやがって」

「サーガ、覚えておけ」

「……………!」



「―――陛下はモチモチ頬っぺただ」

「……………」



「ま、まぁ。絶対零度に冷え込んでる陛下の良心に期待―――」

「サーガ」

「……言わなくて良い」

「陛下はポカポカ体温だ」

「良いっつってんだろ! もうお前黙っとけ、脳内暗黒卿。はぁぁあ……―――んで? そっちはどうだ、そろそろ良い頃合いじゃねぇ?」

「……頃合い?」

「―――グゥ……フゴゴォォォ」



 ……成程?


 流石、鬼野郎。龍退治の基本を心得ているな。

 確かに、もう充分呑んだし呑ませたが……いつボケて暴れんとも限らんし。


 永遠に黙らせるのは、合理も合理か。

 


「確かに、頃合いだな。……だが、やるならお前がやれ。面倒だ」

「あ? 何言ってんだお前。脈あるわけねえだろ」

「ん? あるだろ。まだ生きてるぞ」

「あ?」

「ん……?」



 ちょっとまて。

 話、噛み合ってるか?



「お前、何の事だと思ってる?」

「爺を始末する算段だが。逆に、何の話だった?」

「姉妹の方に決まってんだろ。要所要所で惚気のろけばっか話してて、他に何のことだと思うんだ?」


 

 ……しまい―――頃合い?

 頃合いって……。



「―――おい、待て。まさか、あの子らの事を言ってるのか!?」

「他になーにがあんだよ。シンシアも、マーレも、いい女に育ったよなぁ……」



 ブラックオーガ、お前もか。

 


「てか、そろそろ貰ってやれよ、あの乙女脳も。今のうちにやっとかねぇと、マジで損するぜ?」

「……イザベラの事を言ってるのか?」

「嫁にはやらんぞッッ! 行かせるモノか!」

「「!?」」



 突然響いた声量に、俺とサーガがビクリと反応するが。

 どうやら、只の反射。

 トカゲの尻尾が切れても暫く動き続けるように、特定のワードに反応しただけらしいオオトカゲはスヤスヤと寝息を立て続ける。


 賑やかしには丁度いいか。


 誰だ? コイツに酒を勧めたのは。



「……昔に比べれば、随分丸くなったと思ったんだがな。信じられるか? 姪孫てっそんでコレだぞ」

「あぁ。あり得ねェ事だろうが、もし爺さんに娘でも出来たら、どうなる」



 今更過ぎだが、前例も居るだけに……いや。

 無いな。

 陛下に生涯を捧げた龍が、今更色恋などをたしなもうとするとも思えない。


 ……ふむ。

 ……娘、子供か。

 


「―――サーガ。子供って、どんなだ」

「……あ? そりゃぁ……まぁ、勝手に育って、勝手に自分の道決めてくもんだが?」



 ドライだな。

 流石はオーガの長。

 とは言え、あまりに情が感じられないその認識ですら、野生では甘々なくらいなのだろうが。



「―――なぁ、サーガ」

「あん? 下らねえ事だったら聞く耳持たねえが、何だ?」

「先の話の続きという訳ではないが。クロウンス、プリエール、トルキン……聖女を有する国家の六天儀式について、知ってるか」

「各月の終わりに行われるっつうアレか? 確か、初代様の巡礼の旅やらなんやらを追体験し、精神性を近付ける為だとかなんだとか?」

「そうだ。その影響もあり、彼女等は幼い時分から強固な精神耐性を有する。常人では及びもつかない精神力を持つ」



 六の月に分けて、それぞれ異なる儀式を行う。

 一日中食事も動きもなく祈りを捧げ続ける、薬品を用いて魔力回復と欠乏の状態を幾度となく繰り返し続けるなど。

 とても、幼い精神が耐えきれるものではない苦行。

 それを、年に六回。

 全ては、初代の行った逸話の模倣で。



 詰まる所……。

 


「モデルとなった、初代聖女。その精神性は、常人とはあまりに乖離している」

「……まぁ」


 

 馬鹿の考えることは、予測不能だとよく言われるが。

 神域の天才たるイザベラの行動指針などは、実のところ非常に単純明快。

 サーガも、膨大な脳の許容量に対して目的などは分かり易く。 

 シンシアの実直、マーレの合理。

 そこのトカゲは……論外として。


 どれだけ頭が良くても……否。

 優れた頭脳を有するからこそ、己が何をしたいか自覚しているからこそ、その人物の行動指針というものは非常に明確なものであるが。



「偶に考えるんだ。地母神の寵愛に加え、叡智神の加護の一端を受けた知恵者でありつつ、しかし通常とはまるで異なる精神性を持つ。彼女こそ―――ある意味、何をしでかすか一番分からないと。今に、とんでもない事を考えている……なんてな」



 ……………。



 ……………。



「考えすぎだろ。フィーアさんに限って……ねェよ。ねェよな?」

「―――グゥ……」

「……そうだな。忘れてくれ」




  ◇




「二人共、四分の一は妖魔種でしょ?」

「えぇ、そうですね」

「祖母が妖魔種です」

「アリヤさま……あの方、凄く美人だったのよ? 私、小さい頃の舞踏会でサブナークおじさまと踊るあの方に憧れちゃって……」



 サーガやアルモスらが酒を酌み交わしているのと同時刻。

 祝宴の後、魔王によって集められた者のみによって行われる茶会。

 

 このような席には、昔話が付き物で。

 姉妹は、コレが初めての参加。

 普段は六魔でない事を理由に、恐れ多いと辞退するマーレも、公の場ではないこの時ばかりは興味が勝り同席した。


 が、興味惹かれる昔話を熱心に聞き入る現時点で、姉妹は知らなかった。

 崇拝、或いは尊敬すべき先達のホントの本音を語る場が、真に煮詰まって来ると果たしてどうなるかが。



 ……………。



 ……………。



「あのぼんくら、ぼくねんじぃん、あんこくきょー……!! ふえん、ふえん。無理じゃないぃぃ」

「イザベラ、お水を」

「無理に決まってるじゃない、千年なんて。勝てるわけないわよぉ」


「「……………」」



 普段の姿からは想像もできない黒魔の痴態。

 妖艶、美麗……常に余裕を有し、魔皇国有数の大都市たるシャルンドアを治める彼女が、このような一面を持つという事実に、姉妹は困惑するばかり。


 そして、何より……。



「うぅ……んっ……んっ」

「そうですよー。ゆっくり、ゆっくり飲んで……」

「フィーアよ、続きじゃが……やはり、アレズルい……」

「約束、しましたからね? 陛下。この場には、お二人もいらっしゃいます。今が、その時なのです。時が来た、ただそれだけ」

「……ぬぬ、この策士めがぁ……!」



 あの、魔王陛下が―――誰もが知る伝説の魔族が。

 戦いを知らぬような、慈愛を体現したような女性に追い詰められているという事実。

 

 この場の全てが予想外で。

 だからこそ、興味が惹かれてしまう。

 イザベラの「千年」という言葉の意味や、フィーアの「約束」などという言葉の真意。

  

 気付けば、マーレは発言してしまっていた。



「申し訳ありません、フィーア様。約束、とは?」

「えぇ。昔、陛下と二人で大切なお約束をしたのです。私や、イザベラ……そして、これから現れる子たちに、自由な選択を、と」


「「……………?」」



 だが……それは、果たして。

 

 なんてことはない。

 約束するような事ですらない、単純な事に聞こえ、姉妹は首を捻る。



「当時の余と同じ反応であるな……ふんっ。その程度ならばと二つ返事した、愚かな余と」



 まるで己を呪うかのように、忌々し気に呟く魔王。

 それとは対照的に、陽だまりのような微笑を浮かべたフィーアは、姉妹へと声を掛ける。



「つまり。誰かを愛する事も、誘惑するも、お誘いするも、自由なのです。相手が、誰であろうと」

「「!」」

「絶対者である御方が。他ならぬ陛下が、許して下さるのですから。その恋情を諦める必要は、ないのですよ?」

「の、のう……フィーアや。やはり、それズルい……」

「約束は尊重、ですよ? 陛下」

「…………しかし、じゃがな」

「淵冥神様も、約束は守るべきと仰っていますよ?」



 さしもの魔王と言えども、臣下である以前に友である彼女には強く出れないらしく。

 そのまま、自棄を起こしたように杯を呷る。



「シンシアさま、マーレさま。大切なのは、時間ではありません。想いなのです」

「「……………」」

「一緒に居た時間は短くても、悠久を待ち続けた少女がいたのですから。同じ想いが私たちにもあるのなら、その御方は、きっとその想いに応えてくださいますよ。―――ね? 陛下」



 ……一度、静寂が訪れる空間。


 フィーアの問いに。

 暫し空のグラスを眺めていた魔王は、呆れたように……しかし、何処か肯定的な感情を浮かべ呟く。



「……よもや。娘らに嫉妬を覚えるやもと。危惧する日が来るとはの」

「―――へーか? それぇっって……」



 いまや、卓へ突っ伏した状態で尋ねるイザベラは。

 果たして、明日にこの会話を覚えているかは怪しい所であるが。


 

「ふん。やってみるが良い。まぁ。あ奴の少ない容量に、そなた等の入り込む隙間が存在すれば、じゃがの。そなた等の知らぬアレを、余はあまりに多く知っておるでな。フフ……」



 四者の様子を順々に眺め。

 深き笑みを作る魔王の姿は、娘の恋路を応援する母親のようにも見えた。



 ……………。



 ……………。



(姉さん。これ、まさか。本当に、陛下と閣下はそういう関係―――自由? 私が、誘惑……あの御方を? 姉さん、聞いてますか姉さん)

(ちょっとまってて下さい。あの聖域に誘われた時と同じくらい動揺してます) 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る