設定

つまらない人間だということは

良く分かっている

おいそれと

人に好かれる様な

人間ではない

なぜ私が人間などをしているのか?

そんなバカバカしい問いをしている

誰にでも好かれるような

すべての人に好かれるような

みんなが憧れるような

そんな人になってみたい

私が苦手な人がいるのに?

私が不得意な人がいるというのに?


なぜ私がだめなのか?

そんな事を考えていたら

気が滅入ってきた

そして


こんな私でも

興味を示してくれるだろう人がいると

考えてみた


ツチノコの様に珍しい

取り扱いが難しい

なかなか笑わない

ストレート直球なかなかドキドキする言葉を

投げかけて来る

ストラーイク!!

とりとめて魅力も無いが

なんか気になる


自分の魅力になるであろう事柄を

ふりしぼって 出してみた

ちょっと奇人変人の人に好かれるだろうか!?

いやいやeasyモードでは飽きてしまう

並はずれたスペックの人に好かれるだろうか?


よし!と決めて

世の中に逸材と名が通る

魅力的な人が好む人が私だと

設定する

多くの人が好きな 希少価値の高い

わずかな人達から

好かれる私

これで 私は 私の魅力を 感じ取れる

人が少なくとも

私は正々堂々と

胸をはって

生きる事が出来る

多くの人に好かれなくとも

全ての人に

好かれなくとも

私が魅力的だと感じる人と繋がる

そう

効率的で 無駄が無い

最高の 設定ではないか?

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