おお……。かりそめにも書く身の私にとって、強烈な、しかし魅惑的な、毒。お見事です。リオタジ・テイターの太刀筋、しかと我が身に受け止めました。重厚な神話的スケールに圧倒されました!
作者からの返信
らざるす様
おはようございます、澤田啓です。
この度は拙作『非業の〜(以下略)』を、最後までお読み取り戴きまして……誠にありがとうございます。
異世界転生物としては、異端で異質で異形なる作品でありましたし……性格に難の有り過ぎる筆者の毒舌と、最後には暴走気味の脱線までお見せしてしまったと、心苦しくも思っております。
恐らくは当作品の真なる主役であるRiot Agitatorの斬れ味は、如何な物でしたでしょうか?
今後も、物語のキレを探求しつつ……精進し創作に励みたい所存です。
2021.6.27
澤田啓 拝
二話目以降「これは全部読了してからでなければ感想が書けないな」と思いました。
それだけ引き込まれたと思います。
実のところ私も「自分の思考はここでは無いどこかで実体を持っているのでは?」と考えたことがあります。
きっちり完結した小説に限らず、未完のもの……果てはふと思い付いたワンシーンだけの世界も。
この中で例えば「何でも願いの叶う石」があったとして、その石によって私達の生きるこの次元を知り、こちら側に来る事を願ったとしたら……など。
そういう意味でも“ボク”の末路に背筋がひやりとしました。
文章と言うものに生じる責任に無自覚な人達にとって、ねないこだれだ的な「こわいはなし」になってくれれば、と思う、次元の垣根を超えた作品だと感じました。
作者からの返信
聖竜の介さま
こんにちは、澤田啓です。
素晴らしき応援コメント及び評価までを賜りましてありがとうございます、作者として歓喜しております。
さて『非業の〜(以下略)』ですが、聖竜の介さまを始めとするweb小説に自説を述べられておられる方々のエッセイを参考文献として執筆された作品でした。
恥ずかしながら私自身がラノベ(テンプレ物)と呼ばれる作品群に対して、まる知悉していなかったことから……皆様の発表されておられる内容を参照し、ラノベとは、ラノベ作者とはこのような者であろうか?と思索しながら書き上げました。
ボクについては自分自身の『読まれたい』と云う承認欲求と、自分自身が『描きたい物語』の狭間で揺れ動く……私の影とも呼ぶべき存在であり、自分自身の哀しき半身と云うイメージの人物でした。
メタ・ネタ物語として最終最後のオチで、一名のテンプレ物作家が消失したとしても……次にはまだまだテンプレ物作家が控えているとのバッドエンドを演出してみました。
2021.7.9
澤田啓 拝