第9話 虐殺の狂宴(※ゴア表現注意)
豚面なりの微笑みを貼り付けたまま、
その赫い筋はパックリと範囲を拡げながら、高い位置より低い位置へと擦れ動き始める。
そして
そう……恐らくは
『オ前……
『オレ達ガ何ヲ……オ前ニ何ヲシタッテンダヨッ!?』
『
三人の
「いや……ちょっと待って!
あの……この剣がね……勝手にやったことで………俺の意思で君達の
何や……この展開は……完全に俺が悪の権化みたいな扱いになるやん………。
これが
見てみぃ……助けてやったお嬢ちゃんですら、この
言い訳に始まり、自身の相棒である強力な
「アカンて……君ら………
そう云って
横並びで立っていた
無造作に突き出された漆黒の
そのまま上方向に振り上げられた
最初の一撃で振り上げられた
頭頂部から狙って振り下ろされた
強い血圧に押された動脈血は、噴水のようにビュルビュルと噴き上がり……一瞬の内に
しかして
上から下に縦割りされた
一瞬の内に二頭の朋輩を奪われた格好の
しかしながら
走り去ろうとする
艶のない
そのまま真横に刃が滑り、
皮膚も筋肉も脂肪も内臓も脊椎も……全ての部位を無慈悲にかつ公正に、何の意思も感じさせぬ無関心さを同居させて寸断せしめたのだ。
逃げの一手を打っていた
そして……転倒した
数瞬後にその断面から、血と腸が入り混じった内容物が少女に向かって噴き出した。
その血の深紅に染まった様々な
顔面から鼻水と涙と
「ヒィィーッ!
イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィッ!!
アハハハハハハハッハアァッハハハハハハァッ!!!」
惨劇の一瞬の後に訪れた、鮮血と臓物と汚物と屍者の残骸に塗れた静寂の中で………少女の笑い声だけが密林の中で響き渡る。
愛鸞が視線を下に落とすと、右掌にしっかりと握られたままの
【第9話 虐殺の狂宴:完】
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「お………おか……しいよ………こ……んなこと……………。
雑魚の
ボクの……天才たる…………ボクの構想では………………美少女が………こ……んなことに……………なる予定なんかじゃ……………なかったんだよぉぉぉぉぉ…………………」
「現実の……痛みも…………死に相対した人間の………途轍もない苦しみも…………殺し……殺される………生命の遣り取りで感じる恐怖も…………死の間際に…………生き物が見せる醜悪な汚らしさも………………想像することすら出来へんボクちんよ…………。
オノレが妄想で作り上げた世界なんか…………
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