閉じる
表示設定
目次
（四）-2
僕は気づいていなかったが、このとき、人影が振りかざしたナイフの切っ先が僕めがけて振り下ろされていた。
僕が走り出して二歩目を踏み込んだ瞬間にナイフは僕を捕らえて、体のどこかに刺さっているハズだった。
しかし、実際には振り下ろされたナイフは大きく軌道を逸れて僕の位置から一五センチほどのところの空を切り裂いた。
僕は妹のことしか目に入っていなかったので気づかなかったが、ナイフを持った人影は、銃撃を受けてその場で崩れ落ちたのであった。
（続く）
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます