第03/11話 VSロケットランチャートラック

「そうだな……それにしても、いったいどうして、やつら、ランプ神殿から飛び出してきたんだ?」

「ほら、今から数十分前に交わした雑談の中で、わたし、言ったでしょう、『スレート帝国の、離れた所にある二つの遺跡が、地下通路で繋がっているケースがあった』って。もしかすると、それと同じではないでしょうか。つまり、ランプ神殿と、マルーン平穏党の支配している土地にある遺跡とが、地下通路で繋がっていて、彼らはそれを通って、こちらにやってきたのでは?」

「なるほどな……」牙玖は再度、バックミラー越しに、テクニカルたちに視線を遣った。「一瞬、やつらは、おれたちを殺害するためだけに、チャコール市まで来たんじゃないか、なんて執念なんだ、って思ったが……よく考えてみれば、そんなわけがないな。メインの目的はあくまで、市の襲撃、および占領のはずだ。実際、遺跡から飛び出してきたマシンのうち、大半は、こちらを追いかけてこずに、あちこちに散っていったんだから」

「わたしも、そう思います」卯美は、うんうん、と頷いた。

「それにしても、やつらがランプ神殿から飛び出してきたタイミング、えらくよかったな? 数分でもずれていたら、おれたち、広場の前にはいなかったぞ?」

「おそらく、わたしたちがレストランを予約したことと、昼食後にインディゴ社へ行くことは、何らかの方法で、マルーン平穏党に知られていたのでしょう。わたしたちが、飲食店から事業所まで、最短距離で行くものと考えると、神殿の前を通る時刻は、じゅうぶん予測できます」

「待ち伏せされていたってわけかよ……」牙玖は、はあ、と溜め息を吐いた。「……なあ、これからどうする? 今までは、とにかく、ヴァーミリオンを何とかするので精一杯だったが……」

「そうですね……」卯美は数秒間、沈黙した。「さすがに、インディゴ社の事業所へ行くのは、諦めなければならないでしょうね。チャコール市内には、チョーク源流党の軍事基地があります。そこへ向かいましょう」

「あの、マルーン平穏党のやつらは、どうする? 基地を目指すのは、あいつらを撒いてからにしたほうがいいか?」

「いえ……追いかけられながらでも、向かったほうがいいでしょう」卯美は、スカートのポケットからスマートホンを取り出した。「今から、ブランクさまに連絡して、状況を説明します。たぶん、応援の部隊を寄越してくれるはずです。党が、わたしたち二人に、そこまでして助けるほどの価値がある、と判断しくれるかは、わかりませんが……どちらにせよ、テクニカルたちが市内で暴れ回っていることには、違いありませんから。

 そうでなくても、基地の近くなら、チョーク源流党の兵士たちがうろついていて、マルーン平穏党の兵士たちにとっては、やりにくくなるでしょう。どれだけ長い間、攻撃され続けようとも、最終的に、そこへ逃げ込んでさえしまえば、いくらなんでも、それ以上は襲われなくなるはずです」

「なるほどな」牙玖は頷いた。「そうだ、警察の助けを待つってのは──」一瞬、沈黙した。「いや……こう言っちゃなんだが、微妙な案だな。やつら、ある程度の武器は持っているだろうが、襲撃してきた部隊の装備と比べたら、そりゃあ、劣るだろうし。部隊を構成している車両は、本格的な戦闘車両というわけではないから、警察車両でも、少しは渡り合えるかもしれないが……現に、さっき、一台、やられてしまったし」

「そうですね、警察はあまり、当てにしないほうがいいでしょう。ああ、それにしても……」左手でスマートホンを持ち、右手で画面をタップしながら、卯美が言う。「悔しいです。マルーン平穏党の兵士たちが襲ってきているというのに、わたしは、指を咥えて見ていることしかできないなんて……」

「仕方ないさ。この車は、テクニカルじゃない。ただのスポーツクーペだ。銃火器なんて、搭載されていない。ある意味、警察車両より貧弱だぞ」

「拳銃の一丁でもあれば、少しはお役に立てると思うのですが……」卯美は、はあ、と、軽く溜め息を吐いた。「あいにく、今、持っている武器といえば、スタングレネードとか、ナックルダスターとかぐらいしか……」

 牙玖は、それからも、リトポンを走らせ続けた。その間に、卯美が、スマートホンで、ブランクに連絡を取った。それによると、党の保有する軍事部隊のうち、彼がリーダーを務める一小隊が、すでに、チャコール市にある基地を出発しており、こちらに向かってきてくれている、とのことだった。

 ただ、なにしろ、牙玖たちの正確な位置がわからない。戦場ならともかく、今は、彼らのプライベートタイムの延長線上であるため、居場所を把握する術がないのだ。とりあえず、警察と情報を共有して、二人の現在地を調査しつつ、移動している。そのせいで、いつ頃に合流できそうか、具体的な時刻はわからない、とも言われた。

 それからしばらくすると、北に数十メートル進んだ先にある丁字路の、東より伸びてきている道路から、自動車が猛スピードで飛び出してきた。半ばドリフト、半ばスリップしながら左折し、こちらめがけて、対向車線を逆走してくる。

 それは、ピックアップトラックだった。平べったい直方体の前部上に、角錐台を載せたような見た目をしている。「スカーレット」という名前の車種で、ボディは緋色に塗装されていた。運転席は、進行方向に対して、左側に位置している。

 ここ、ヴェンタ人民共和国において、人々の日常生活に利用されており、よく見かける車だ。しかし、さきほど現れたそれは、明らかにテクニカルだった。荷台に、単装式のロケットランチャーを積んでいるからだ。よく見ると、助手席のヘッドレストに、マルーン平穏党のシンボルマークが描かれている。

 兵器は、三脚の上に、横倒しにした円筒をくっつけたような見た目をしていた。見ようによっては、大型の天体望遠鏡のような印象も受ける。円筒部は、かなり高い位置にあり、立ったままそれを操作できるようになっていた。

 荷台には、男性兵士も一人、乗り込んでいた。チャコール市のアスファルトがろくに整備されていないせいで、スカーレットは激しく上下に振動しているというのに、まるでしっかりとした大地の上にいるかのような、涼しい顔で立っている。ランチャーのグリップを両手で握り、照準器に両目を当てていた。

 牙玖は、左手で、サイドブレーキのレバーを、ぐい、と上げながら、右手で、ぐるぐるぐる、とハンドルを回した。リトポンを、スピン気味にドリフトさせると、通過しかけていた十字路を、右折する。その後、しばらく走ってから、バックミラーを確認すると、スカーレットも、同じ交差点を左折して、追いかけてきていた。

 次の瞬間、荷台にいる兵士が、ランチャーの砲口をこちらに向けてきた。一瞬後、ロケットが、ぼしゅうっ、と発射された。

「ぐう……!」

 牙玖は、ぐるぐる、とハンドルを回して、リトポンを左へ移動させた。直後、右隣を通っている車線のアスファルトに、ロケットが衝突し、どごおん、という音を立てた。

 運転席側のサイドミラー越しに、着弾地点の様子を把握する。アスファルトには、大きな穴が開いており、下にある、赤茶色をした土が剥き出しになっていた。そこにすらも、深い窪みが出来ている。まるで、隕石のクレーターのようだ。

 そうやって見ているうちに、スカーレットの荷台にいる兵士が、再度、こちらにランチャーを向けてきたのが、視界の端で捉えられた。その直後、それの砲口から、ロケットが、ぼしゅうっ、と発射された。

「クソ……!」

 牙玖は、ハンドルを、ぐるぐる、と右に回しながら、ブレーキペダルを、ぐん、と踏み込んだ。リトポンが、右方へ移動しつつ、きいいいい、という音を立てて、急減速を開始する。十数メートル先、向かって左の路肩に停められていた、新車らしい無人のセダンに、ロケットが命中して、どがあん、と爆発炎上したのが見えた。

 あっという間に、こちらの車の左方を、スカーレットが追い抜いていった。彼は、今度は、ハンドルを左に回した。トラックの真後ろを通り越すと、それよりも左方へと位置を変える。

 相手の周りを、ぐるぐる、と、回るように移動する。そうすることで、荷台にいる兵士に、狙いを定めさせないことができるのではないか。そう考えての行動だった。

 しかし、あまり効果があるようには見えなかった。彼は軽やかに、くるりくるり、と、ランチャーの向きを変えつつ、自身も、さささ、と、それに合わせて素早く移動していた。みたび、ぼしゅうっ、と、ロケットを撃ってくる。

 弾は、スカーレットの左斜め前あたりの路面に衝突した。どがあん、という音がして、大きな、円い窪みが出来る。

 高速で走行するリトポンの眼前に、その窪みが、迫ってきた。

「うわっ!」

 牙玖は、ぐるぐる、と、ハンドルを右に回した。リトポンを移動させて、穴を躱そうとする。

 しかし、避けきれなかった。左の前後輪が、窪みの中に、がく、と落ち始めたのだ。

 シャーシが路面に衝突し、各種の機器がダメージを受けてしまうのではないか。そんな危惧が脳裏を掠めたが、杞憂だった。スピードが高いおかげで、それよりも前に、フロントタイヤが、窪みの奥側、手前に向かって低くなっている斜面に、がつん、とぶつかったのだ。

 その斜面は、ジャンプ台のような役割を果たした。左のフロントタイヤが、ぐわっ、と、宙に浮き上がる。

 それにつられて、左のリアタイヤも、ぐおっ、と上昇した。さらには、やがて、右の両タイヤも、ふわり、と、アスファルトを離れた。

「く……!」

 牙玖は、思わず唸った。リトポンが、宙を直進しながら、その方向を軸として、どんどん、時計回りに傾いていく。

 回転角は、四十五度を超え九十度を超え、やがて百八十度に達した。屋根の上を、アスファルトが通り過ぎていく。

 牙玖は、ぐぐ、と、ハンドルを左手で握り締め、体がずり落ちないようにした。右手は、アシストグリップを握っている。

 視界の端で、卯美の様子を確認する。彼女は、アームレストを右手で、アシストグリップを左手で握っていた。

 回転角はさらに増していき、やがて二百七十度に、やがて三百度になった。そして、三百三十度を上回った頃にようやく、左のリアタイヤが、どしん、と、アスファルトに着地した。

「おっと!」

 牙玖は、ハンドルを両手で、がっ、と握り締めた。リトポンが、横転することのないよう、ハンドルを小刻みに動かして、バランスを調節する。直後、残りのタイヤも、どどどしん、という音を立て、アスファルトに着地した。

「はあー……」彼は胸を撫で下ろしてから、くく、と軽く笑った。「戦場じゃ、荒れ果てた地面を走り回るなんて、日常茶飯事だからな……こちとら、車がジャンプするのも、そのままバレルロールするのも、慣れてるんだよ!」

「まったくです!」卯美は胸を張ると、ふんす、と鼻を鳴らした。

 牙玖は、ぐるり、と、辺りに視線を遣った。スカーレットは、リトポンの十数メートル先、右斜め前あたりを走行していた。

 荷台にいる兵士が、ロケットをランチャーに装填しているのが見える。今までは、リトポンがひっくり返るなどして、走行不能に陥ることを期待して、その作業を行っていなかったのだろう。

「今度は、こっちの番だ!」

 牙玖は、アクセルペダルを、ぐん、と、底まで踏み込んだ。ナイトロボタンのうち「MEDIUM」を、ぽちり、と押す。

 リトポンが、どうん、と、一気に加速した。あっという間に、スカーレットが、こちらの車のすぐ右斜め前にまで、迫ってきた。

「おらっ!」

 牙玖はハンドルを、ぐるり、と、右に回した。スカーレットの荷台の左側面に、リトポンのフロントバンパーの右隅が、がつん、とぶつかった。

 トラックは、ぐらり、と、大きく右によろめいた。荷台の兵士が、振り落とされまいとして、ばっ、と、両脚を屈め、両手を床についたのが見える。

 彼の持っていたロケットが、ぽろり、と零れ、ごつん、と、アスファルトに落ちた後、ごろごろごろ、と転がっていった。後ろから来ていた、マルーン平穏党の別のテクニカル──フォーミュラカーを改造した物──が、それにぶつかり、ぼかあん、と爆発炎上した。

 対向車線の路肩には、トンネル工事などに使用される重機である、掘削機が停められていた。黄色いボディの前部から、アームが伸びている。それの先端には、ドリルが付いていた。黒い円錐の表面に、銀色の棘が、無数に並んでいる。

 現在、アームは下ろされており、ドリルは地表近くに位置していた。スカーレットは、それめがけて、よろめいていっていた。

「当たってくださいっ!」

 卯美が叫んだ。もし、スカーレットが、あれに衝突したならば、荷台にいる兵士は、ただでは済まない。少なくとも、ランチャーはどこかへ吹っ飛び、テクニカルとしては、もはや機能しなくなってしまうだろう。そう、牙玖は考えた。

 運転席にいる兵士が、ぐるぐるぐる、と、ハンドルを左に回したのが見えた。トラックを、道路の中央に移動させようとする。

 急旋回であるせいか、車が軽くスピンした。遠心力により、ボディの後部が、右へ振られる。

 荷台の右側面が、ドリルにぶつかった。ががが、という音とともに、拉げる。

 しかし、そこまでだった。スカーレットはその後、掘削機から離れていくと、道路の中央、こちらの車の右斜め前あたりを、再び走り始めた。牙玖は溜め息を吐こうとした。

 ばらばらばらばら、という音が、リトポンの後ろ、遠くより聞こえてきて、溜め息は引っ込んだ。ばっ、と、バックミラーに視線を遣る。

 ヘリコプターが、数十メートル後方から、こちらに向かって飛んできていた。ボディは、ラグビーボールをさらに細長くして、頂点を尖らせたような形をしている。それに、メインローターだのテールブームだのが付いていた。白と濃紺のツートーンカラーに塗装されており、側面には、ヴェンタ人民共和国の公用語で「警察」と書かれていた。

「警察だ……!」牙玖は、ぐっ、とガッツポーズをした。「あれで、おれたちの正確な現在位置が、チョーク源流党に伝──」

 言い終える前に、スカーレットの荷台にいる兵士が、ぼしゅうっ、と、ロケットを撃ったのが見えた。彼は、その場にしゃがみ込むことで、ランチャーの砲口を、上へ向けていた。

 ヘリコプターは、がく、と、一気に後傾した。上昇して、弾を躱そうとしたのだろう。

 しかし、遅かった。マシンは、移動しようとした直後、ロケットを食らった。

 ちゅどおん、という音がして、ボディが爆ぜた。メインローターが吹っ飛んでいき、近くにあるビルの屋上に取り付けられていた、下着メーカーの広告看板にぶつかった。そこには、ビキニパンツを穿いたマッチョな男性の写真が載っており、回転翼の端が、彼の股間に、どす、と、突き刺さった。

 機体は、ひゅうう、と落ちていき、どしゃあん、と、道路上に着地した。ちょうどそこを通りがかったスクールバスが、下敷きになった。一瞬、悲鳴を上げそうになったが、よく見るとそれは、マルーン平穏党のテクニカルだった。安堵の溜め息を吐く。

「地上、それも走行中である車の上からロケットを撃って、ヘリに命中させるとは……」卯美は、バックミラーに目を遣ったまま、ぐう、と、唸るように言った。「あの兵士、なかなか、やりますね……!」

 牙玖は、フロントウインドウに視線を戻した。スカーレットは、リトポンの右斜め前あたりを走っていた。

「なら、次だ!」彼は、きっ、と、トラックを睨みつけた。「次は、あの兵士に、死の恐怖ってやつを、ダイレクトに味わわせてやる!」

 牙玖は、ブレーキペダルを軽く踏み込んだ。リトポンを、少しばかり減速させる。

 ぐるり、と、ハンドルを右に切った。スカーレットの真後ろ、十数メートル後方を走り始める。

 荷台にいる兵士は、たった今、新たなロケットを装填し終えたところだった。ランチャーの砲口をこちらに向けるつもりなのか、がし、と、両手でグリップを握り締めた。

「そうはさせるか!」

 牙玖は、ぐっ、と、アクセルペダルを底まで踏み込んだ。同時に、ナイトロボタンのうち、「STRONG」を、がちり、と押す。

 ごおおお、という音を立てて、リトポンが、一気にスピードを上げた。あまりの急加速のせいで、ウイリー走行が始まった。

 フロントバンパーが、地面から一メートルほどの高さにまで、上昇した。そのまま、スカーレットめがけて、突き進む。

 兵士が、ランチャーの砲口をこちらに向けたのと、ウイリーした状態のリトポンが、彼のいる荷台の二、三十センチ後方にまで迫ったのとは、ほぼ同時だった。

「……!」

 兵士は、ばっ、と、その場からジャンプした。荷台の右側アオリの上を通過すると、そのまま、アスファルトに着地する。ごろごろごろ、と転がるのが、運転席側のサイドミラー越しに見えた。

 その直後、リトポンは荷台に衝突した。

 がっしゃあん、という音がした。トラックの後アオリが、ぐにゃり、と歪んだ。ランチャーは、フロントバンパーに撥ねられ、前方へと吹っ飛んでいった。

 キャビンの背面には、ウインドウが付いていた。ガラスは嵌め込まれていない。砲台はそこへ、どかっ、と衝突した。円筒形をしている砲身の前部が、窓枠をくぐり、中に入った。

 直後、ぼしゅうっ、という音がした。ロケットが発射されたのだ。ランチャーがぶつかった拍子に、トリガーが引かれてしまったに違いなかった。

 どがあん、という音とともに、キャビンの左半分、運転席のあった部分が吹き飛んだ。

 ドライバーだけでなく、左のフロントタイヤをも失ったスカーレットは、当然ながら、それ以上、まともに走ることはできなかった。一気に減速しながら、ふらふら、と左方へよろめいていく。

 トラックは、リトポンがそれの右隣を通り過ぎてから、三秒と経たないうちに、道路の左隣に通っている鉄道の線路に突っ込んで、ようやく停止した。直後、そこへ、前方から貨物列車がやってきて、車両を、どがしゃあん、と撥ね飛ばした。

「ようし……!」

 サイドブレーキを軽くかけつつ、ハンドルを切ると、十字路を、ドリフトして右折した。それからしばらく、道なりに走行してから、ちらり、と、バックミラーに目を遣る。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る