どうして社畜（最下層）になったんだっけ？

第1話プロローグ

1日のスケジュールを端的に言うと以下の流れだ。

１起床　２食事・身支度　３通勤・勤務・退勤　５帰宅・睡眠

「誰でもそうだろ？」って？

まぁ端的に書くと自ずとこうなるだろうに。実際、生活・仕事が充実している人は１～５の合間合間とかの隙間時間、それぞれのステップを楽しむ余裕がある。例えば・・・・余裕があるやつは今日の朝は何を食べようとか、帰宅したら趣味の時間を少しでも取ろうとかするだろう・・・・多分。でも俺のように真正社畜に堕ちた者は１～５すべてが機械的に進む。そこに彩りや遊び心、選択肢がない。だって社畜だもん。これはそんな俺が如何にして真正社畜になったか？そしてそこから如何にして社畜から巻き返えしたかの振り返りだ。

俺の名前は鴨山（２９歳）　大学は地方の国立大学の理系学部を出てそのまま食品メーカーの開発職に就職。容姿は・・・特徴のない顔立ちに加え、最近日に当たっていないうえ元が色白のため「もやし系男子」を具現化したといったところか。彼女は当然いない。ここまで自己紹介してきたが既に緊張と不安・後悔の念で若干の吐き気が・・・早くも弱音を言ってしまった。ダメだ、また悪い癖が出た。