12月8日【あかりとり】への応援コメント
実浦くんが女の子の荷物を少し持ってあげたところで、涙が出そうになりました。
女の子は、美しい光をとどめておきたいんですね。せめて、自分の心の中で、いつでも思い出せるように。実浦くんはその重さを少し、ほんの少しかもしれないけど、肩代わりしたんですね。
「〜みたい」と言うのは失礼な物言いになることもあるのではと思っているのですが、どうにも意図的ではないかと感じるので言ってしまいますが、どうしても『銀河鉄道の夜』の、あの仄暗く輝く美しい旅を思い出してしまいます。
(失礼でしたら本当にごめんなさい)
実浦くんがこの夜の国の中で何を見付けるのか、何に気付くのか、見守っていこうと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一人で何もかも背負うのはあまりにつらく、たとえ完全に身軽にはなれずとも、少しでも一緒に背負ってくれる誰かがいることは幸福だと思っています。
ご推察の通り、この作品は『銀河鉄道の夜』をオマージュするつもりで書いています。
偉大な作品のほんのわずかでも、あの美しさをここに表すことが出来ればと思いながら…
これからも、どうぞ夜の旅にお付き合いいただけますと幸いです。
12月25日【はるかなる旅路】への応援コメント
とても美しくて優しいお話でした。放棄されたものたちに光が届きますようにと、祈りたくなるお話でした。
実浦くんがおじいさんに渡されたガウンを着て、それで嵐の子を包んだとき、自分が受け取ったものをそのまま差し出すのではなく分け合ったとき、涙が出そうになりました。
自分の中にもあったはずの、諦めた可能性や捨てたつもりになっていたもの、見ないフリをしてきたもののことを考えてしまいます。
去年に引き続き、アドベントカレンダー企画参加ありがとうございます。
今年もとても素敵なお話でした。
作者からの返信
返信が遅れて申し訳ありません。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回のお話は、自分の原点ともいえる心象風景をこれでもかというほど詰め込んだので、素敵と言っていただけてとても嬉しいです。
こちらこそ、素敵な企画を立ち上げていただき、ありがとうございました。