エピソード3:How to パパ活(美人限定)

美人でなければとっくに餓死がししていた。

餓死していないにしても、茶飯ちゃめしはできない。大人おとなやってた。

「茶飯」とは、パパ活(援助交際)の隠語で、タダ飯らいの人間を言う。

誘われた男とデートしても絶対セックスはさせない。

あくまでもデートでメシ(お茶とご飯)だけをかすめ取っていき、それでわずかばかりの小遣いとタクシー代をもらってシノギを得ている乞食こじき女のこと。

それに対して「大人」とは、ずばりセックスのことを指す。

身体からだを渡すだけあって小遣いはデカい。

茶飯がだいたい2時間の食事で1万円の小遣いと5千円のタクシー代に対して、大人は、高級ディナーで3万から5万の小遣いがもらえてなおかつ1万円のタクシー代が付く。

よほどの美人で上手うまくもてなせば、1回のデートで1ヶ月分の家賃が稼げてしまうほどだ。

やはり肉体は実入みいりがデカい。ブスでも最低3万はもらえる。

私みたいな「美人」でなく「超美人」なら想像するだけでウハウハ笑いが止まらない。

でも、私は絶対に大人はしない。

絶対茶飯のみ。

誰が超美人なのに大人やるかよ!。

これはなにも私が「自分を安く売りたくない」と言っているのではない。

私は、あくまでも、世間から金をかすめ取りたいのだ。

世間をだまして嘲笑あざわらって生きていきたいのだ。ただそれだけ。

だから、男を、「私の美貌お預け状態い殺し美人飢え地獄」の世界にたたき落としたいのだ。

私の唯一の友人・A子は私ほどの超美人ではないので大人をやってシノギを得ている。私が世間を追われて「レンタル彼女」というデートのみのパパ活会社に登録したときに知り合った人間だ。

お互い組織が嫌いで、パパ活のノウハウだけ盗んでぐに辞めた仲間だ。

辞めてお互いフリーでパパ活を始めた。

私は超美人だったので茶飯でしのげたが、A子は一般ピーポーの顔面だったので大人をやった。

だから、今はA子の方が生活はい。

私は超ケチケチで西新宿の家賃4万の豚小屋に生息している。

誰が男にこの美貌を渡すもんか!。

だから、私のパパ活は大人しない代わりに薄利多売。

1回2時間のデートでメシと少額の小遣いをもらい、それを日々めちゃくちゃ数をこなしてシノギを得ていく。

セックスしないから小遣いを渡さないドケチ男も中にはいる。

どうしてもこの美貌にしゃぶりつきたいらしい。

でも、私は、そんな芋虫いもむし男の小遣いなどは相手にせず、最低メシだけ食ってとっとと去っていく。

メシがタダで食えただけでも儲けもの。

飢え死にしないだけでもおんの字。

私は茶飯乞食。

絶対にメシをかすめ取りたいのだ。

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