第7話

「例えば、町の防犯体制の強化に使うとか、そう言った説明をして納得させるとか」

翼が聞き返す。

「そのためには現在の財務状況の説明が必要じゃないか?」

あやのが老婆に向かって問いかける。

「そう言った資料は有りますか?」


「資料としてまとまったものはない」

老婆はそう言った。

学は老婆に話しかけた。

「報酬はあるのか?」

「先ほどの魔法石が報酬じゃ。魔法を使えるようになってるじゃろう」

「魔法?」

「そうじゃ、それぞれ水の魔法、火の魔法、光の魔法が使えるようになっているはずじゃ」

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