第3話 ぼくの一番好きな人間


ぼくの一番好きな人間はママだ。

ママは父ちゃんのお母さん。


たまにぼくの家に遊びに来てくれる。

ママが遊びにくると嬉しくてたまらない。

お話ししたくて大きな声が出ちゃう。


不思議だけど、初めて会った時から大好きだ。

油断したらだめなのに、思わず膝で寝てしまったくらいだ。


父ちゃんと母ちゃんが出かける時、ママの家に行く。

ママの家はぼくが最初に行ったお風呂に入れられた家だ。

そう、ぼくに冷たいあの女の子もいる。

女の子はあんまりぼくのことを好きじゃないみたい。

ぼくは好きだし、もっと一緒に遊びたい。

でも、ママと遊んでる時は邪魔しないでほしい。


お泊まりの時、夜はママをひとり占めできて、一緒に寝てくれる。

安心して爆睡してしまって、いつも朝寝過ごしてしまう。


お泊まりかなと思ってもお迎えにくることもある。

その時はママと一緒にいれないのが悲しくて、泣いちゃう。


早くママに会いたくなってきた。

次いつママ来るかなあ。

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